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ワキガのにおい予防に!試してみたい5つの方法!

わきが

ワキガで悩んでいる方は男性に多いですが、さまざまな対策を試してみることで気になる臭いを抑えることができます。ワキガの臭い予防としておすすめの5つの方法をご紹介しますので、毎日の生活の中に取り入れてみることをおすすめします。

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ワキガは予防できるもの?

「ワキガ」「多汗」または「汗臭い」などといったことは、しばしば混同されがちです。しかし、これらの症状がまったく異なる原因によって引き起こされているということは、2種類の汗腺に着目すると簡単に理解することができます。

人間の身体には「エクリン腺」「アポクリン腺」と呼ばれる2種類の汗腺があります。この2種類の汗腺はまったく異なった役割を担っています。

エクリン腺

まず「エクリン腺」はほぼ全身に分布している汗腺です。エクリン腺から出る汗というのは99%以上が水分で、残りの1%が塩分などのミネラルや乳酸などで構成されています。そのため、エクリン腺か出る汗はほぼ無臭で、サラサラとしているといった特徴があります。

アポクリン腺

「アポクリン腺」は人間の身体のごく限られた部分にしか存在していません。わきの下や耳(外耳道)、乳輪、陰部などといった部分にアポクリン腺はあります。

アポクリン腺から出る汗については、白っぽい色をしており、脂質やタンパク質、糖質、アンモニアなどの成分が多く含まれています。ワキガの症状に関しては、このアポクリン腺から出る汗が大きくかかわっていると考えられています。アポクリン腺から出る汗と脇の下の皮膚や垢を雑菌が分解することによって、ワキガ独特の嫌な臭いが発生するのです。

ワキガを予防するためには、ワキガの原因を把握しておき、正しい対処の仕方を知っておくことが大切です。前に紹介したように、ワキガはアポクリン腺から出る汗が影響していますが、生活習慣や体質なども関係しています。まずは、自分がワキガであることに気付き、その原因を知って、原因に応じた必要な対策を試してみることがおすすめです。

予防のための食生活は和食を中心に!

ワキガの症状を抑えるためには、毎日の食生活を見直し、改善することも有効であると言われています。現代の日本人の食生活は欧米化してしまったために、ワキガの症状に悩んでいるという人が増えてきています。では、日本と欧米とでは食生活にどのような違いが見られるのでしょうか。

まず欧米の食生活というのは、高脂肪・高カロリーの食事であるというのは周知の通りです。また肉食が中心となっていることも、欧米の食生活の特徴でしょう。欧米人については70~100%がワキガ体質であるとも言われています。

一方で、日本人のおよそ10%にあたる人がワキガ体質であると言われており、その差は歴然としています。欧米ではワキガ体質の人が多いため、体臭に悩む人自体が少ないといわれています。しかし、日本でワキガ体質の人は少数派であるため、悩みも深刻であると言えるのではないでしょうか。

食生活でワキガの嫌な臭いを抑えるためには、高脂肪・高カロリーの食生活は控えましょう。また、スナック菓子などをはじめとするお菓子やジャンクフードなども控えるとより効果的です。さらに、ワキガに悩む人の中にはお酒が好きであるという人もいるでしょう。

お酒を飲むときには適量を心がけることがおすすめです。お酒にはアルコールが含まれているので、アルコールを摂取すると血中のアルコール濃度が高くなります。血のめぐりがよくなり体温が上昇し、発汗が促されるなどといった変化が見られます。

体温が上がると、エクリン腺やアポクリン腺が刺激されて汗が出るので、ワキガに悩む人がアルコールを過剰に摂取することによって、ワキガの臭いが発生することが考えられます。加えて、アルコールは独特の強い臭いを放ちます。ワキガとアルコール特有の臭いが混ざると、不快な臭いが発生してしまう可能性が高まると考えて良いでしょう。

ワキガに悩んでいるのであれば、お酒は極力控えた方が良いといえます。しかし、完全にお酒を摂取しないというのが難しいのであれば、適量を守って飲酒することをおすすめします。

そして、毎日の食事については、野菜・魚・穀物などを中心に摂取することがポイントです。これらの食品にはビタミンが多く含まれており、ポリフェノール、βカロテンなどワキガ体質の改善に役立つとされる栄養素が含まれています。野菜・魚・穀物をバランスよく食べて、そこに加えて大豆や海藻も積極的に摂取していくと良いでしょう。

バランスの取れた和食中心の食生活を続けていると、ワキガの気になる臭いを改善できる可能性があります。

通気性の良い下着で汗を予防!

ワキガは「強烈な体臭である」といったイメージが持たれています。間違いではないのですが、ワキガの臭いは衣類についた汗が原因となって起こる場合があります。前に紹介した「アポクリン腺」から出る汗は、白っぽく、べたついているのが特徴です。

アポクリン腺の汗に含まれる脂質やタンパク質、糖質、アンモニアなどの成分が、皮膚表面に存在する常在菌によって分解されることで、ワキガ独特の鼻につくような嫌な臭いを発生させています。脇の下には汗腺が集中しているため、脇汗をかいてそのまま放っておいてしまったら、嫌な臭いが発生することが考えられます。

アポクリン腺から出る汗はもちろんのことですが、エクリン腺から出る汗についても、衣服についたままにしておくと臭いの原因となってしまいます。そのため汗をかいてしまったときは小まめに着替えを行うだけで、気になる嫌な臭いも激減するでしょう。

また、ワキガの臭い対策としては、下着選びについても気を付けると良いです。通気性に優れた素材や吸湿速乾、または消臭対策加工が施された下着は、ワキガの臭い対策に大変役立ちます。こういった機能性を備えた下着を身に付けておくと、ある程度ワキガの臭いをカットすることが期待できるでしょう。

しかし、やはり、汗をかいたときには小まめに下着を交換するのが最もおすすめの対策と言えるでしょう。

ワキガによって衣類の脇の部分が黄ばんでしまったときには、重曹を用いて落とすのがおすすめです。重曹は「炭酸水素ナトリウム」というアルカリ性の物質であり、粉末であるため使いやすいことも特徴です。また、ドラッグストアやスーパーなどで比較的安価に入手することができます。重曹には漂白効果があるため、衣類の黄ばみを落としてくれる効果があります。

まず「重曹水」を作ります。500mlのペットボトルに水と大さじ1杯程度の重曹を入れて良く振って溶かします。これを洗面器などにあけて、衣類の黄ばみが目立つ部分を一晩浸しておきます。その後は通常と同様に洗濯機を使って洗濯します。

重曹は安心安全な物質であるため、衣類の黄ばみが気になるという人はぜひ1度試してみてはいかがでしょうか。

ボディソープを変えるのも予防に!

ワキガの臭い対策として、毎日使っているボディソープも見直してみることをおすすめします。ワキガの嫌な臭いを取り除くためには、単純に洗浄力が強いボディソープを使って身体を洗えばよいと思っている人も多いのではないでしょうか。ワキガの嫌な臭いを落とすために洗浄力の強すぎるボディソープを使っているという人は要注意です。

ドラッグストアなどで市販されている高い洗浄力をコンセプトとしたボディソープについては、肌にとって必要な常在菌まで殺菌してしまう可能性があります。肌のうるおいを守るためには、必要とされる常在菌は残しておくことが大切です。ワキガのような強い臭いがある場合については、殺菌効果があるだけでは臭いを取り除くことは難しいと考えて良いでしょう。

もし、ワキガで悩んでいる人が洗浄力の強すぎるボディソープを使っているのであれば、思い切ってボディソープを変えてみることをおすすめします。「アミノ酸系ボディソープ」は、ワキガや足の蒸れによる臭い、加齢臭などといった気になる体臭を防いでくれます。また「ワキガ専用ボディソープ」についても、保湿力が高く、長時間にわたってワキガの嫌な臭いを抑えてくれます。

ボディソープを選ぶときには、ワキガの臭いを抑制する働きがあることは当然求められることですが、毎日使うものであるために使用感も非常に大切な要素となってきます。

脇毛を処理してワキガ予防!

脇毛の処理を適切に行うと、ワキガの嫌な臭いを抑制することができる可能性があります。脇毛は基本的には短くカットすることをおすすめします。脇毛が伸びたままの状態だと、ワキガの鼻につくような独特の嫌な臭いがこもってしまいます。脇毛が臭いをため込んでしまうのを防ぐためにも、脇毛を短くカットしておくと良いでしょう。

メリットとしては脇毛を処理することによって清潔を保ち、臭いを抑えることが期待できます。前に紹介したように、脇は人間の身体の中でも特に汗をかきやすい傾向です。脇の毛や衣類に汗が付着し、そのままにしておくと、雑菌の温床となってしまいます。雑菌の繁殖を防ぐためにも、脇毛の処理を正しく行うことはとても重要です。

それでは、脇毛を処理するといった観点から「いっそのこと、脇毛を抜いてしまったらどうか」と考える人もいるのではないでしょうか。ただ、脇毛を抜いてしまうことによってアポクリン腺が刺激され、働きそのものが強くなる可能性があります。また、毛抜きなどで脇毛を抜いてしまうと、皮膚が炎症を起こしたり、化膿してしまったりするようなケースもあるでしょう。

こういった肌トラブルを防ぐためにも、脇毛を毛抜きで無理やり引っ張って抜いてしまうような処理の仕方はあまりおすすめできません。

ワキガの人については、脇毛を剃るだけで効果を実感できる場合があります。雑菌の繁殖を抑えるためにも、脇毛の処理を行った後はしっかりとしたケアを行うことが大切です。

ワキガ用のクリームを使う

ワキガの臭いを抑えたいのであれば「ワキガ対策用クリーム」の使用もおすすめです。ワキガで悩んでいる人の中には、スプレータイプのデオドラント剤を使っている人も見受けられます。しかし、市販のデオドラント剤は、例えば運動後の体臭や汗が気になるときになど向いている商品といえます。

デオドラント剤の中には微香性の商品も多いですが、微香が不快な汗の臭いを防いでくれるのが特徴です。汗の臭いなどが特に気になるときに気になる部分にスプレーするだけで、一瞬で微香の香りに包まれるのがデオドラント剤のメリットといえます。

しかし、ここで注意しておきたいのが、デオドラント剤にはワキガの臭いを継続的に抑制するような効果はあまりないということです。デオドラント剤の中には無香性の商品もありますが、圧倒的に微香性の商品が多く市販されています。ワキガの人がデオドラント剤を使用した場合、デオドラント剤の微香とワキガの嫌な臭いが混ざり合って、とても不快な臭いが生まれる可能性があります。

そのため、ワキガに悩む人が市販のデオドラント剤を使用することはあまりおすすめではありません。

ワキガ専用のクリームについては、脇にクリームを直接塗ることができるため嫌な臭いをカットするのに大きな役割を果たしてくれます。また、ワキガ専用のクリームに期待できる効果といえば、やはり「持続力」ということに尽きるでしょう。ワキガ専用のクリームは肌に密着することに加えて、汗にも強いといった特徴があります。そのため、朝脇にクリームを塗っておくだけで1日中効果が持続することが期待できます。

ワキガの臭いの程度には個人差がありますが、ワキガ専用のクリームはワキガの臭いが比較的強い人であっても効果が期待できるといわれています。ワキガの症状がひどく手術をしようか迷っているという人は、まずワキガ専用のクリームを試して様子を見てみることをおすすめします。

予防の効果がないなら手術も検討

前に紹介したようなワキガの臭いを予防する方法をいろいろと試してみても「あまり効果がない」と感じるのであれば、ワキガの手術を行うことも検討してみてはいかがでしょうか。ワキガの手術にはさまざまな種類があるので、費用とバランス、また手術を受けることで期待できる効果などといったことを考えておくと良いでしょう。

ボトックス注射

まず軽度のワキガの症状に悩んでいるのであれば「ボトックス注射」がおすすめです。脇の下にボトックス注射を行うことによって脇汗を抑えてくれることが特徴です。ボトックス注射については、主にエクリン腺の汗に働きかけるといわれています。そのため、ワキガと多汗症の両方の症状で悩んでいる人には効果的です。

また、ストレスによる精神的発汗を自覚している人についても症状の緩和が期待できます。ボトックス注射は主にエクリン腺に働きかけるため、アポクリン腺へ直接作用するわけではありません。しかし、汗腺に作用して発汗を抑制してくれるので、結果的に脇汗による臭いを軽減することができるのがボトックス注射のメリットです。

また、ボトックス注射は治療時間が短く、さらにボトックス注射の効果があらわれるまでの時間が比較的短いことがメリットであるともいわれています。

一方、デメリットとして、ボトックス注射の効果は半永久的なものではなく、効果は6カ月程度で失われてしまうことが挙げられます。

剪除法(せんじょほう)

次に、重度のワキガで悩んでいるという人には剪除法がおすすめです。脇の下の皮膚を4cm程度切開して裏返し、ワキガの臭いの原因とされるアポクリン腺を目視しながら取り除いていくという手術方法です。そして、切開した傷口を丁寧に縫合していきます。

この剪除法では、汗腺を高確率で切除することができます。汗腺を取り除いているためワキガの症状をほぼ100%完治できることに加えて、ワキガが再発してしまう不安がありません。また、ワキガの臭いだけではなく、汗の量を抑えることができるといったメリットがあります。

剪除法については入院する必要はありませんが、脇の下の傷口が落ち着くまで圧迫ガーゼをあてて過ごす必要があります。ワキガの手術については他にもさまざまな方法があるので、自分に合った手術がどのようなものであるのかということを医師に相談することをおすすめします。

ワキガを気にしすぎるのも良くない

「精神的発汗」という言葉について、1度くらいは耳にしたことがあるのではないでしょうか。私たちは不安や緊張などによって強いストレスを感じてしまうと、暑くもないのに汗をかいてしまいます。特に、脇や足の裏、手のひらなどといった部分には汗腺が集中しているため、ストレスを感じた場合には精神的発汗が生じやすい部分であると考えられています。

前に紹介したように、食生活や脇毛の処理などについても、ワキガの対策としては有効であるといえます。しかし、ワキガで悩んでいる人の中には精神的発汗によって大量の不要とされる汗をかいている人も多いため、ストレスをため込まないような工夫を行うことは非常に大切なことといえます。

ワキガの人の中には

  • 「ワキガの嫌な臭いについて、周囲の人も気が付いているのではないか」
  • 「脇汗が目立っているのではないか」

などと過剰に心配することによって、精神的発汗が促されている場合があります。こういった場合には「脇から意識をそらす工夫」を行うことがポイントです。

例えば、ワキガの臭いや脇汗で悩んでいる人については、殺菌作用のあるウェットシートを携帯しておくことが一種の安心材料となって、精神的発汗を抑えることができる可能性があります。また、大量の脇汗で悩んでいる人ならば、あらかじめ薄手のカーディガンやシャツを羽織っておくと、脇汗が目立ってしまうことはありません。

はじめから脇汗が目立たないような工夫をしておくと、脇から意識をそらすことができ、結果的に精神的発汗を抑制することにつながります。

また、精神的発汗を抑えるためには、ストレスを発散することも有効な方法です。

毎日の生活の中でストレスを発散するためには

  • 「ウォーキングやジョギングをする」
  • 「紅茶を飲んでリラックスする」
  • 「お風呂でゆったりと半身浴を楽しむ」

などといった、気軽に行うことができる内容のものを実践してみると良いでしょう。

自分に合ったストレス発散方法を見つけて毎日の生活に取り入れていくと、汗の量が減少する可能性があります。精神的発汗を抑えるためには、こういったストレス発散方法を継続して行っていくことが大切です。

ワキガのにおい予防に!試してみたい5つの方法!のまとめ

このように、ワキガに悩んでいても過剰に気にしないということは非常に大切なことです。気にし過ぎると精神的発汗が促され、ワキガの症状を悪化させてしまう可能性を高めてしまいます。今回紹介したワキガの対策については、今すぐに気軽にはじめることができるものもたくさん含まれています。毎日の生活習慣や食生活を見直して改善するだけでも、一定の効果が期待できるでしょう。ワキガの改善のためには、自分ができる範囲で無理なくさまざまな対策について気軽にチャレンジしてみることをおすすめします。

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