テレビが大きく変わってきました。少し前までは地上波を観るだけでしたが、最近はBS放送の視聴も増え、CS放送や画像がきれいな4Kや8Kも人気です。
また、テレビ局が放送する番組だけでなく、チューナー付きテレビでVOD(ビデオ・オン・デマンド)を観る方も増加中です。今回はVODをチューナー付きテレビで観る方法やメリットを紹介します。
VODを楽しむ!
急激に市場が拡大しているVODは、ビデオ・オン・デマンド(Video On Demand)の略で、定額で映画などさまざまな映像コンテンツを、自分が観たいときに好きなだけ観られるサービスです。
VODはインターネットの普及にともない、急速に広まった動画配信サービスで、日本映画・海外映画・アニメ・各種スポーツ大会・テレビドラマなど、豊富なコンテンツがあります。地上波では放送されないような、きわめてコアなファンが多いコンテンツまであります。
VODはインターネット経由で視聴
VODはインターネットにつながっていれば、パソコンやスマホやタブレットで視聴できます。また、VODをテレビで観る場合は、普通の地デジ対応テレビでは見られません。
インターネットにつながる機器を設置する必要があります。あるいは、最初からインターネットに接続可能なチューナー内蔵のテレビが必要です。
VODは大別すると3種類
インターネット経由で視聴するVODは、料金システムによって定額制・課金制・広告型の3タイプに分けられます。
VODの主流はSVOD(定額動画配信)
現在VODの主流になっているのが、SVOD(定額動画配信)といわれる、「サブスクリプションビデオ・オン・デマンド」です。毎月定額で決まった料金を払えば動画が観られます。
多くは毎月500円~3,000円程度の支払いで、映画やアニメにドラマが見放題です。SVODサービスは、Amazon Prime Video・Hulu・Netflixなどが知られています。
TVOD(レンタル型動画配信)
VODの2つ目のサービスはTVOD(レンタル型動画配信)です。「トランザクショナルビデオ・オン・デマンド」といわれるサービスで、自分が観たい作品だけを選んで、視聴した作品数だけ費用が発生するシステムです。
DVDレンタルショップと似通っていますが、店舗に出向くことも、面倒な返却作業もありません。TVODサービスはAmazon Prime Video・U-NEXTなどで、限られた特定の映画やドラマだけを観たい方におすすめです。
AVOD(広告型動画配信)
VODサービスの3つ目がAVOD(広告型動画配信)です。「アドバータイジングビデオ・オン・デマンド」といわれ、動画作品を観るときに画面上に流れる広告を視聴すると、無料で動画が観られるシステムです。
配信会社は広告収益によって成り立っているシステムで、AVODはYouTubeやニコニコ動画にAmebaTVがよく知られています
[ad#ad-1]チューナーとは
チューナー(tuner)は受信機を意味し、テレビやレコーダーに内蔵されています。テレビチューナーは放送電波を各チャンネルに分ける装置です。現在大部分のテレビは地デジチューナーを受信するためのチューナーが内蔵されています。
テレビを詳しく解説
そもそもテレビは、正確にはテレビジョンセットといいます。
テレビにはさまざまな機能が内蔵されています。その一つが、受信した電波を映像信号と音声信号に変換するチューナー部分です。
さらに、その映像を映し出すモニター部分と、音声信号を増幅するアンプ部分に音量を拡大するスピーカーも備わり、テレビでセットになっています。1台のテレビにもこのようなさまざまな部分が内蔵されています。
自宅のテレビでVODを利用には
現在使っているテレビでVODのサービスを利用したい場合は、テレビのタイプによって対応法が異なってきます。インターネットが受信可能な機能を備えたスマートテレビであれば、インターネットにつなげるだけでVODが視聴可能です。それ以外のテレビの対応には次のような方法があります。
パソコンをHDMIケーブルでテレビに接続
テレビにインターネットを受信する機能が備わっていなければ、テレビのチューナーの役割をパソコンで代用させてVODの視聴が可能になります。
パソコンでVODを受信し、そのデータをHDMIケーブルでテレビに流すと、テレビにVOD動画が映ります。その際、テレビ側の「入力切替」でHDMIを選択することが必要です。
PS4などのゲーム機を利用する
PS4をチューナーとして使用し、テレビでVODの市長が可能になります。インターネット環境が整っていることが前提で、PS4でゲームをするときに必要な機器がそろっていれば、ゲーム機本体に利用したいVODのアプリをダウンロードすると、VODの視聴が可能になります。
すべてのVODサービスにアクセスできないケースもありますが、ほとんどの大手動画配信サービスは受信可能です。
STB(セットトップボックス)で視聴
STB(セットトップボックス)は、最近は「スマートTVデバイス」とも呼ばれ、HDMI端子のあるテレビをインターネットに接続可能にするアイテムです。
STBをセットするとVODを普通の地デジテレビで視聴できるようになります。また、インターネットにつながることでYouTubeもテレビで視聴可能になります。
チューナーが最初から備わったテレビ
最近注目されているのが、インターネットをテレビで観るためのチューナーが、イニシャルで内蔵された「スマートテレビ」です。スマートテレビは通常スマホやパソコンで視聴するインターネットをテレビで視聴できます。
ただし、スマートテレビでインターネットにアクセスするためにも、インターネットに接続可能となるネット環境の完備が必要です。
スマートテレビでVODを観るメリット
スマートテレビは大画面タイプが多く、VODを観る場合は以下のようなメリットがあります。
- 画面が大きくて観やすい
- ダイナミックな映像とサウンドで臨場感が楽しめる
- 家族や親しい友人と一緒にリラックスして視聴できる
- 大きな画面で作品の隅々まで視聴可能で新しい発見もある
このようなメリットがあります。
まとめ
チューナーにはさまざまな種類があります。インターネット環境がそろっていないテレビを、インターネットに接続するチューナーを設置することで、最近人気のVOD(動画配信サービス)を視聴することが可能です。コンテンツが豊富なVODだけに、本当に好きな動画を選んで、VODを楽しみましょう。