風呂上がりの足や手、顔などのかゆみの原因には保湿不足があげられますが、お風呂に入った直後でも乾燥するのでしょうか?全身がかゆくて眠れないこともありますので、しっかりと保湿をして対策していくことが大事です。
風呂上がりにかゆみがでてあちこちかきむしっている方がいますが、その原因としては乾燥が多く、さらにその原因としてはお風呂に原因があることがあります。足や腕などの全身がかゆい場合には、強い摩擦、顔は洗顔フォームが影響していることがあります。ポイントはお風呂上りすぐに保湿です。
風呂上がりのかゆみの原因は?
お風呂上がりに体がかゆくなる人が少なくありません。なぜかゆくなるのか?風呂上がりのかゆみの原因はいくつかあります。
まず1つ目は、お風呂で体を洗い過ぎたためです。
ボディソープは体を洗うためのものですが、汚れを落とすと同時に体にある皮脂まで落としてしまいます。すると、皮脂がない肌はバリアがなく、外気に触れるとかゆみを発症します。浴室は湿度が高くてあまり乾燥していませんが、浴室から出て湿度が低い脱衣場や部屋に行くと、かゆみを発症します。
また、かゆみはお湯の温度にも関係しています。
湯船のお湯が暑すぎると、お湯に浸かる肌の保湿成分を溶かしてしまいます。
さらに、かゆみは温感蕁麻疹(じんましん)という可能性もあります。
温感蕁麻疹は、急に体が暖められるとかゆみを感じる蕁麻疹です。体にブツブツした赤い発疹が現れます。
このように、お風呂上がりにかゆみを起こす原因というのは複数あります。
では、その解決法はどんなものがあるのか見ていきましょう。
風呂上がりのかゆみの対策法は?
「1.風呂上がりのかゆみの原因は?」で書いた通り、お風呂上がりのかゆみの原因はいくつかあります。
そのため、一言では解決法は言えません。それぞれで解決法を見ていきましょう。
まず、ボディソープが原因でかゆみを起こしている場合は、優しく体を洗ってみましょう。
ごしごしと体を洗うのではなく、泡で優しく洗います。
そして、ボディソープは保湿成分が含まれているものを利用すると良いです。
ボディソープよりも、石鹸の方が洗い上がりに肌が突っ張らなくてかゆみを押さえれる可能性があります。
お湯の温度が熱すぎるのは、42度以上にお湯を設定しないようにします。
温感蕁麻疹は、皮膚科で薬を処方してもらう事ができます。
医師を受診する時は、蕁麻疹が出ている場所の写真をとっておくのがおすすめです。恐らく、医師からもそう言われると思います。蕁麻疹はお風呂上がりじゃないと出ないので、写真があった方が医師が蕁麻疹かどうか判断しやすくなります。
手が痒い時は?
お風呂上がりに手が痒くなるという人は、複数います
。毎日のように手が痒くなる人もいますし、実家のお風呂に入った時だけ痒くなるという人もいます。手だけ痒くなる人もいれば、全身が痒いけど手が特に痒いという人もいます。
手が痒い原因は「1.風呂上がりのかゆみの原因は?」でも書いた通り、乾燥や蕁麻疹という可能性があります。
蕁麻疹ならば発疹が出るので、医師を受診になりますが、発疹がなければ肌が乾燥している可能性があるので、ハンドクリームを塗って肌を乾燥から守ってあげましょう。
ハンドクリームはしっかりと保湿ができるような、少し値段が高めのものをおすすめします。
100円ぐらいで購入できるものは、保湿が弱くてかゆみが解決しないかもしれません。
かゆみによく効く成分が入ったハンドクリームを塗るのが一番良い方法なんですが、メンソレータム入りや香りが薬用臭かったりするかゆみ用のハンドクリームも多いので、テスターで試してから購入すると良いでしょう。
[ad#ad-1]足の場合は?
足が痒い原因も、乾燥や蕁麻疹が考えられます。
また、湯船に浸かる時は上半身や腕は湯船の外に出ていますが、下半身はずっとお湯に浸かりっぱなしという事が多いですよね。
そのため、足だけ痒かったり下半身が痒い時はお湯の温度が高くて痒いという可能性があります。
足が痒い時も、対策法は手が痒い時と一緒です。
お湯やボディソープに奪われてしまった保湿成分を、クリームで補ってあげましょう。
ハンドクリームを足に塗っても構いませんが、ハンドクリームよりもボディクリームの方が容量がたくさん入っていてお得です。
ボディクリームは、ニベアやジョンソンボディケアが人気のようです。
ジョンソンは香りが華やかでリラックス効果もありますし、ニベアは無臭で万人受けするボディクリームです。
夏よりも冬の方が痒みに悩まされている人は多いので、冬だけボディソープを変えてみるという方法も良いかもしれません。お湯の温度を下げてみて、それでも痒みが収まらなければ保湿クリームを塗ってみましょう。
顔が痒い時の対策法は?
顔がお風呂上がりに痒いという人もいます。
顔は湯船に浸かる部分ではありませんが、それでも痒いならば洗顔フォームに原因があるのかもしれません。
洗顔フォームで顔を洗い過ぎていたり、こすり過ぎてはいませんか?洗顔フォームは、手で泡立てるよりもネットで泡立てる方が泡がきめ細かくなり、優しく洗えます。ごしごし洗うと、肌が傷ついてかゆみが酷くなってしまうかもしれないので、優しく洗ってあげましょう。
また、お風呂上がりに痒くなるのは敏感肌だからというのが原因です。
特に顔は皮膚が薄いので、敏感肌用のスキンケア用品を利用するのがおすすめです。
かゆみによく効くからといってハンドクリームやボディクリームは顔に塗らないようにしましょう。顔は他の体の部分よりも皮膚が薄いというのは書きましたよね。皮膚が薄いと、例え良いクリームでも刺激になる事があるため、顔には顔のクリームを塗りましょう。
全身が痒い時には?
痒みが全身に現れてしまうと、本当に辛いですよね。
乾燥や蕁麻疹は全身にも現れるので、手や足、顔と同じように保湿を欠かさないようにしましょう。
少しでも痒みをなんとかしたいならば、浴室の中で保湿クリームを全身に塗ると、なにも塗っていない肌が乾燥した脱衣所にさらされるのを防げます。
脱衣所でクリームを塗る場合でも、10分以内にクリームを塗るようにしましょう。
皮脂がない肌の水分はみるみるうちに蒸発してしまうため、なるべく早めに保湿クリームを塗るとかゆみをいくらか抑えれます。
また、どうしても痒くて我慢できないならば、蕁麻疹ではなくても皮膚科に相談しましょう。
私の子供は、ある日突然に温感蕁麻疹らしきものを全身に発症しましたが、3日間ぐらい症状が続くと蕁麻疹は現れなくなりました。
このように蕁麻疹でも、短期間で現れなくなったり、突然現れたりします。そ
のため、まずは様子見でも良いかと思います。あまりにも痒みが辛かったら、病院に行くでもいいと思います。
風呂上がりのかゆみは保湿で対策!【顔や全身の場合は?】のまとめ
かゆみの原因には乾燥が大きく関係していますので、クリームなどを塗って保湿をしますが、効果が出ない場合には皮膚科に行って相談するのが良いですね。