女性の抜け毛は生活習慣の乱れやカラーリングなどのダメージなど、何らかの原因により、増える事がありますが、育毛剤などの対策などで抜け毛を減らす事は可能なのでしょうか?抜け毛は多くの女性が感じていることであり、人目に付きやすいだけに悩む人も多いので、女性の抜け毛の原因と対策についてお役立ち情報をまとめました。
女性の抜け毛の原因を探っていくと実に様々な原因があり、普段の生活が引き起こしているものから、外的なダメージまでと幅広い原因が考えられますが、対策方法もありますので、抜け毛が増えてしまう前に早めの対策をしていくことが大切です。
女性の抜け毛は何故起こる?
女性が抜け毛対策をするためには、抜け毛が起こる原因について把握する必要があります。男性の抜け毛として、M字型やO字型などの「男性型脱毛症」が知られています。
これらのタイプは、生え際や頭頂部周辺が薄くなる点が大きな特徴です。
一方、女性の場合は全体的にボリュームが少なくなっていきます。
女性の抜け毛が起こる原因として、生活習慣の乱れが考えられます。
例えば、睡眠不足や運動不足は代表的な存在です。
無理なダイエットやアルコールの取り過ぎのほか、喫煙などもよくありません。
このような状態になると血行が悪くなり、頭皮や髪の毛に栄養が届かなくなるのです。その結果、発毛サイクルが乱れることを知っておきましょう。
また、精神的ストレスが溜まるとホルモンバランスや自律神経が乱れ、抜け毛にもつながります。
産後のホルモンバランスの乱れも抜け毛の原因になります。
妊娠中は出産に備えて女性ホルモンが増加します。しかし、出産後は元の状態に戻ろうとするために女性ホルモンの急激な減少を招き、普段のホルモン量を下回ることも出てきます。その結果、産後に抜け毛で悩む人も少なくないのです。
また、女性ホルモンは加齢にともない減少していくため、年齢を重ねると髪の毛が痩せたり抜けたりする現象もみられます。ちなみに、女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)があり、髪の毛の成長に関わるのは前者のほうだと言われています。
ほかにも、カラーリングやシャンプーの配合成分が関係するなど、女性の抜け毛にはいろいろな原因が考えられます。
そのため、これらの原因を知ることが抜け毛対策にもつながってきます。
抜け毛に悩む若い女性も多い!
抜け毛は加齢とともに増える傾向がありますが、若い女性の間でも抜け毛は大きな課題になっています。過度なダイエットや食生活の乱れなど、食事内容が原因になることも少なくありません。睡眠不足や運動不足など、生活習慣の悪さが抜け毛につながる可能性も知っておきましょう。
栄養が不足すると、頭皮や髪の毛に栄養が行き渡らなくなります。
それだけでなく、体調を崩すといった弊害もでてきます。また、脂っこいものなどを食べ過ぎると、悪玉コレステロールなどが頭皮の毛細血管に詰まるリスクも高くなります。動脈硬化などの生活習慣病を発症するリスクも増えてくるため、くれぐれも注意しましょう。
それでは今すぐできる対策を見ていきましょう!
生活習慣を見直そう
髪の毛の健康を維持するためには、生活習慣を見直す必要性もでてきます。
抜け毛と関係がないように思うかもしれません。しかし、不規則な生活習慣やストレスが溜まった状態が続くと、頭皮環境の悪化を招くことを知っておきたいですね。ストレスを軽減することで自律神経の安定にもつながり、それが抜け毛対策にも役立ちます。
その1つ、睡眠時間の確保は大きな課題といえます。
適度な睡眠は1日の疲れを癒やし、明日への活力を養うための大変重要な働きを持っているのです。また、就寝中に成長ホルモンが分泌されることでも注目されています。
髪の毛には、成長期・退行期・休止期からなる「毛周期」があります。
休止期を迎えた髪の毛が抜けるため、抜け毛が生じることは珍しいことではありません。しかし、不規則な生活習慣の定着により、毛周期が短くなるため、新たに生える髪の毛よりも抜け毛のほうが多くなるのです。
このような事情から、抜け毛対策をするためには、適度な睡眠時間を確保する必要があります。
また、早寝・早起きといった正しい生活習慣を身に付けることも大切です。
特に、早起きをすることによって、食事時間の確保ができるだけでなくトイレの習慣付けにも役立ちます。
通勤時間や休憩時間などを活用して、適度な運動を心掛けることも大切です。運動することで血行がよくなるため、頭皮や髪の毛に栄養が届きやすくなります。また、ストレス解消にもつながるなど、精神衛生上のメリットも注目されています。
ホルモンバランスを整えて
抜け毛対策にはホルモンバランスを整えることが大切です。そのためには、過度なダイエットを避ける必要性がでてきます。
ダイエット願望を持つ女性も少なくないでしょう。
また、ダイエットには食事を減らすというイメージがあります。
ただし、ダイエットをするときは、食事内容の見直しとともに、適度な運度を取り入れることが理想的です。
ダイエットをするためには、「摂取カロリー」よりも「消費カロリー」が上回るように意識する必要がでてきます。そのため、少しでも早く痩せたいとの想いから、食事量を極端に減らす人も少なくありません。その結果、本来必要な栄養が足りなくなり、頭皮や髪の毛まで行き渡らなくなるのです。
食生活の乱れも見逃せません。食生活の欧米化などにより、脂っこいものを摂取する機会が増えています。しかし、動物性脂肪の摂りすぎや、高カロリー・高脂肪の食生活が習慣化することにより、血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪が増える原因にもなります。その結果、頭皮の毛細血管を詰まらせるリスクが高まってきます。
ファーストフードやスナック菓子はお腹を満たすために便利ですが、それらを食事代わりにするのはよくありません。
良質なタンパク質やビタミン、ミネラル成分などを含む食事を心掛けましょう。和食のよさが注目されていますが、これを機に和食中心の食生活を意識してはいかがでしょうか。
[ad#ad-1]カラーリングやパーマを休もう
抜け毛の原因として、食生活や生活習慣の乱れなどによる血行の悪さなど、体内からの影響だけでなく、体外からの影響があることも少なくありません。
例えば、カラーリングやパーマは、女性にとっては大きな関心事ですよね。
しかし、カラーリングやパーマした状態を保つためには、定期的に行う必要がでてきます。そのため、頭皮や髪の毛がダメージを受けることも知っておきましょう。
カラーリングやパーマに使う溶剤は刺激が強く、繰り返して使用することによって頭皮が傷むだけでなく、抜け毛の原因にもつながります。しかも、カラーリングやパーマの溶剤は、頭皮にダメージを与えるだけでなく、髪の毛にストレートに影響を及ぼします。そのため、
髪の毛のコシやツヤが失われるほか、もろくて抜けやすくなるのです。
それらの溶剤は、髪の毛を保護するキューティクルに損傷を与える結果にもなります。キューティクルは鱗のような形をしており、髪の毛の状態がよいときはきちんと整っています。しかし、外部からの刺激を受けることでダメージを受け、髪の毛がパサパサするなどの原因にもなります。
さらに、抜け毛で悩むことも少なくありません。
抜け毛を防ぐためには、カラーリングやパーマを休むことが理想的です。もし、白髪染めなどが必要なときは、美容師に相談したうえで、頭皮や髪の毛への負担が極力少ないものをおすすめします。
髪の毛に優しいシャンプーを使おう
抜け毛対策をするためには、髪の毛に優しいシャンプーを使うことも大切です。
ちなみに、シャンプーには、皮脂や整髪料などを頭皮や髪の毛から剥がしやすくして、再び髪の毛に付かないようにする「界面活性剤」が含まれています。
抜け毛対策には頭皮に優しい「アミノ酸系シャンプー」がおすすめです。
頭皮や髪の毛はタンパク質からつくられていますが、そのタンパク質を構成するのがアミノ酸だからです。アミノ酸系シャンプーは洗浄力が少し弱いというデメリットがありますが、頭皮を守るメリットのほうが大きいです。
一方、「石油系シャンプー」を使うと、本来必要な頭皮の皮脂まで取り除くほか、髪の毛のキューティクルを剥がすこともあります。強い洗浄力を持っていることを知っておきましょう。なお、「アミノ酸系シャンプー」と「石油系シャンプー」には、いずれも「合成界面活性剤」に分類されます。
界面活性剤の分類方法はいろいろですので、シャンプーを選ぶときはそれぞれの特徴を把握することが大切です。
頭皮や髪の毛を健康に保つためには、洗髪の仕方にもコツがあります。
お肌を洗顔するときと同じように優しく洗うことがポイントです。爪を立てたり、ゴシゴシ洗ったりするのではなく、指の腹を使うように心掛けましょう。髪の流れとは逆方向、つまり、下から上に向かってシャンプーを付けていき、すすぎのときも同じ方向から行います。
洗髪の大きな目的は、頭皮に付着した皮脂や汗などを落とすことです。また、そうすることで、毛穴の詰まりによる細菌の繁殖、さらに、頭皮の炎症などを防ぐため、抜け毛対策にも役立ちます。
もちろん、シャンプーの使いすぎはよくありません。
シャンプーを使っての洗髪は2~3日に1回に抑えるとよいでしょう。それ以外の日は湯シャンに留めます。
朝シャンは短時間で行う必要があるため、おすすめできません。すすぎが不十分なときや、半乾きのままで出掛けることもでてくるなど、朝シャンには髪の毛を傷める原因が揃っているからです。
頭皮マッサージを取り入れよう
抜け毛を少なくする方法として「頭皮マッサージ」(ヘッドマッサージ)があります。
頭皮マッサージをすることで血行が促されるため、頭皮や髪の毛に十分な栄養が行き渡ることが期待されます。また、新陳代謝を高めるほか、毛穴に詰まった皮脂を取り除きやすくなるメリットもあります。
頭皮マッサージでおすすめの方法として「指圧」があります。
こちらは、特別な機器を使わず、どこでも実行できる点が大きなメリットです。指圧をするときは、指の腹を使うことや、痛くないように力を加えることがポイント。両手の指で頭を抱えるようにしながら、頭皮をまんべんなく刺激していきます。
また、指を頭に固定したうえで、手首から動かすことも大切です。
指圧をするときにクレンジングオイルを使う方法があり、余分な皮脂や汚れを浮き出すために役立ちます。指圧終了後は、ぬるま湯で洗ってからシャンプーで洗髪しましょう。クレンジングオイルを選ぶときは成分確認を行い、刺激の強いものは避けることが必要です。
なお、頭皮マッサージのときに頭のツボを刺激すると、リラックスすることにもつながります。
そのため、ストレスが原因の抜け毛対策としてもおすすめです。
例えば、頭の頂点にある「百会」(ひゃくえ)は「万能のツボ」と呼ばれ、頭皮の新陳代謝を促すほか、自律神経を整える働きなどでも注目されています。
育毛剤で手軽に対策!
抜け毛の悩みには、育毛剤を使って対応する方法があります。
育毛剤は「薬事法」に基づいて、
- 「医薬品」
- 「医薬部外品(薬用)」
- 「化粧品」
の3つに分類されます。
効果・効能の表示はそれぞれ異なりますので、育毛剤選びの参考にするとよいでしょう。
最も効果が高いのは医薬品ですが、それだけに、副作用が強いことも把握する必要がでてきます。また、化粧品は効果などをうたうことができませんので、こちらも知っておきましょう。
育毛剤は自分に合ったものを選ぶことはもちろん、使用方法などをきちんと守って使うことが大切です。また、すぐに別のものを探すのではなく、ある程度の期間は使い続ける必要があります。ちなみに、髪の毛が伸びるのは1カ月に1cmと言われています。
そのため、6カ月くらいは様子をみることをおすすめします。
ただし、かゆみや炎症などの異変を感じたときは、速やかに使用を中止して医師の診察を受ける必要があります。
育毛剤には「男性用」と「女性用」、それぞれに特徴があることも把握しておきましょう。
「男性用育毛剤」には男性ホルモン抑制作用を持つ成分、血行促進剤などが含まれており、少し刺激があるサッパリタイプが多いです。
一方、「女性用育毛剤」は栄養成分や保湿成分のほか、女性ホルモン様成分が含まれており、刺激が少ないマイルドなタイプが主流になっています。
女性の抜け毛には、女性ホルモンや栄養状態が関わるため、育毛剤で補うことが期待されています。
そのため、出産後の女性は、栄養補給や女性ホルモン様成分入り、更年期以降の女性は、血管拡張剤や毛母細胞活性化剤、女性ホルモン調整剤入りがおすすめです。
なお、育毛剤を使うときは、頭全体(5~10カ所)に付けてから、軽くマッサージすることがポイントです。噴射タイプもあるため、こちらを使うときは髪の毛を分けながら行うほか、頭皮にかかることを意識するとよいでしょう。また、シャンプーしながら育毛できる育毛シャンプーなどを使う方法もあります。
抜け毛を諦めない!努力で対策可能!
女性の抜け毛には、男性とは異なる特徴があり、出産や更年期などが関係しています。抜け毛が増えると心配ですが、髪の毛には「毛周期」があるため、抜け毛が起きるのは自然なことです。
例えば、1回のシャンプーでは約40本抜けるとも言われます。
ただし、抜け毛が多い場合は注意が必要になります。頭皮や髪の毛の栄養状態がよくないことも考えられるため、生活習慣の見直しをしたうえで、しかるべき対策を考えましょう。
髪の毛を健康に保つためには、頭皮や髪の毛に栄養を届けることが必要になります。そのためには、血行を促すための頭皮マッサージをするとよいでしょう。カラーリングやシャンプーなどを見直すことも大事ですよね。育毛剤を使うときは、使用方法などをきちんと守ることが不可欠になります。
女性のための抜け毛対策おすすめ6選!【諦める前にやれる事を】のまとめ
抜け毛の悩みにはいろいろな対策方法があります。加齢にともない抜け毛が増える傾向もみられますが、抜け毛を諦めない気持ちが大事ではないでしょうか。努力次第で対策可能になることを知っておきましょう。