自律神経の働きが乱れると動悸や倦怠感、めまいやイライラ、そして頭痛などの症状がでることがあります。自律神経が何らかの原因で乱れてしまい、体に様々な不調をもたらしてしまうのです。しかし自律神経は自分で整えていけますので方法をご紹介いたします。
私たちは日々様々なストレスに晒されていますが、体や精神を一定に保とうとして自律神経が働いています。しかし何らかの影響で自律神経が乱れてしまうと交感神経と副交感神経のバランスがとれなくなり、不調をきたします。体だけではなく心にも不調がでます。そうならないように日ごろから自律神経は自分で整えておく必要があります。
自律神経の働きとは?
今、自律神経の乱れによって、体の不調に悩んでいる人が世の中にたくさんいます。ストレス社会とも言われている中で、自律神経を乱してしまう人がたくさんいるのです。
そもそも自律神経の働きとはどのようなものなのでしょうか?
自律神経は、自分の意志や意識で働かせることのできない神経の事で、内臓が働いたり、血管や汗を出す働きは自律神経によって支配されているのです。確かに自分の意志で心臓を動かしたり、血流を多くしたり、汗を出したり、納めたりはできませんよね。(多汗症は自律神経の乱れも関係しています)
分かりやすくいうと、私達、人間は自律神経に支配されているといっても良いでしょう。
交感神経と副交感神経があり、それぞれ反対の働きをします。
交感神経
興奮している時や運動している時に働く
副交感神経
睡眠やリラックスしている時に働く
この働きが何らかの原因によって、乱れ日常生活に支障をきたすのです。それでは自律神経の働きを乱す原因とは何でしょうか?
自律神経が乱れる原因は?
自律神経を乱してしまう原因は、生活にとても身近なものばかりです。大きくまとめるとすべてストレスといっても良いでしょう。
精神的ストレス
もっとも多い原因はストレスです。不安や緊張、プレッシャーにイライラなど精神的なストレスは自律神経のバランスを崩してしまいます。
気温の変化
夏の酷暑や冬の極寒など、一年を通すと寒暖差はすごく大きなものがあります。この温度差というのは、肉体的なストレスがかかります。特に季節の変わり目などは、寒暖差が激しいので自律神経が乱れ体調を崩しやすいといわれています。
特に夏場はクーラーによる冷えや、冷たいものを食べる事によって起こる冷えと、外気の暑さによって自律神経が狂い、体調を崩してしまうことがあります。
ホルモンバランス
男性よりも女性に多いのがホルモンバランスの乱れです。女性ホルモンの分泌が乱れると、自律神経も乱れることがあります。
このように普段の生活でも自律神経を乱す原因は潜んでいます。
[ad#ad-1]私が体験した自律神経整える方法
乱れてしまった自律神経は元通りにしなければ、体の不調は続いてしまいます。この不調が続いてしまうと、重篤な症状にもなりかねませんし、日常生活にも大きな影響をあたえてしまいますので、今すぐできる方法で整えていきましょう。すぐには効果が現れませんが、継続することでよくなっていきます。
漢方
人によって選ぶ漢方は異なります。体の大きさやストレスの感じ方など人それぞれです。私も色々な漢方を試しましたが、一番あっていたのが、半夏厚朴湯 (はんげこうぼくとう)という漢方です。朝昼晩とぬるま湯で飲みます
すると数日でのどの異物感がとれました。(参考⇒【喉に異物感】ヒステリー球の原因と5日で治った3つの対処法とは?)
自分のことを真面目で不安感や神経質だと感じている人におすすめです。
アロマ
自律神経を整えるにはリラックスをすることがとても大切なのです。自分の好きな香りを嗅ぐと脳はリラックスできます。就寝前や入浴中にアロマで癒されることは自律神経に良い働きを与えます。
朝ごはんを食べましょう
決まった時間に食事をとることはとても大切ですが、食事が不規則になっている人も多いのではないでしょうか?特に若い世代だと朝食を食べないという人が多いです。起床後のリズムというのはとても大切で、朝から狂ってしまうと、日中だるかったり、元気がでなかったり、また夜になっても寝つけなかったりします。
朝ごはんを食べる事によって、咀嚼をしますので、体は起きてきます。噛むということが大切です。
睡眠
たっぷりの睡眠は摂るようにしましょう。そして決まった時間に寝て、決まった時間に起きるということを意識しましょう。寝すぎや睡眠不足は自律神経を乱してしまいます。ぐっすりと寝られる工夫も必要です。参考⇒質の良い睡眠のとり方は寝具も重要。スッと眠れる7つ方法とは?
朝日を浴びる
これはものすごく重要なことです。朝起きれなかったり、夜寝つけなかったりしている方は是非実践してみてください。まずどんなに眠くても、朝決まった時間におきます。そして、すぐにカーテンを開け、10分程度朝日を浴びます。これだけでその日一日全然違います。
冬場に体調を崩す方の原因で、日射不足ということもあるくらい朝日を浴びることは大事なことです。
軽めの運動
筋トレなどのハードなトレーニングは交感神経を活発化させてしまいますので、ゆったりとしたウォーキングや散歩などの有酸素運動がおすすめです。
半身浴
一日の終わりにゆっくりと半身浴をしてリラックスしましょう。血流も良くなり、寝つきも良くなります。
ゆっくり行動する
これは毎日セカセカ、バリバリしている人向けで、そのセカセカによって自律神経を崩してしまっているにおススメの方法です。意識しないと難しいことですが、ゆっくりと行動するというのも重要なポイントです。毎日忙しくしている方は、のんびり、ゆっくり行動することで自律神経のバランスを保ちます。
自律神経を整える8つの効果的な方法とは?【体験済み】のまとめ
現代社会では交感神経が優位になってしまい、夜寝られない、いつも不安やイライラ、頭痛やだるさを抱えている人が多くいます。自律神経の乱れは酷くなると、うつやパニック障害などを引き起こすことがありますので、日ごろからの注意が必要です。