野菜ジュースを飲むなら健康や美容効果の高いものを選びたいものです。野菜不足が叫ばれている日本ですが、それを補うためには、緑黄色野菜がどのくらい使って作られているのか、また食塩や砂糖など余計なものは使われていないのかが選ぶポイントとなってきます。
野菜ジュースと一言でいっても、使っている原材料や製法、味など様々なポイントがあります。良い野菜ジュースを選ぶポイントをご紹介しております。せっかく健康や美容のために飲むんですから効果が高いものを選びたいですよね。
野菜ジュースの効果は?
近頃、野菜ジュースが健康に良いという話をよく聞きます。
確かに野菜ジュースは健康に良いとされる『野菜』がベースですから、健康に効果があるような気がしますよね。実際のところはどうなのでしょうか。
気になる『野菜ジュースの効果』について、見ていきたいと思います。
野菜ジュースのメリットは、
- 『普段食べない野菜をバランスよく摂れること』
- 『リコピンをより体内に吸収しやすくなる』
ということです。
リコピンとはトマトやパプリカに含まれる赤色の色素のことで、βカロテンの2倍、ビタミンEのなんと100倍もの抗酸化作用があるのです。
そしてこのリコピンは、加熱することで吸収率があがるのだそうです。
このことから、リコピンには美容効果や健康効果があると言われています。
ですから、野菜ジュースにも美容効果と健康効果があると言えます。
しかし、残念ながらすべての野菜ジュースにこのような効果が期待できるわけではありません。
健康効果が期待できるものとそうでないもの、その選ぶポイントについては、次の項目で詳しく説明します。
野菜ジュースで野菜不足を補える?
現代の食事は欧米化が進むなど、野菜不足が懸念されています。
特に若い世代では深刻で、コンビニ弁当やファストフードで食事を済ませてしまう人も多いです。
脂ののった肉ばかり食べ、野菜嫌いの子どもも増えていますよね。
そんな『野菜不足』を解消するために野菜ジュースはどうなの?と思いますよね。
よく、『1日分の野菜が摂れる』といったことの書いてある野菜ジュースを見かけますよね。
本当にその1本で1日に必要な野菜が摂れるのなら、とてもありがたいです。実際にそのような野菜ジュースには、厚生労働省が健康日本21で推奨する『1日分の野菜350グラム』が1本に濃縮されて入っているのだそうです。
しかし、加工する過程で失われてしまう成分もあるため、野菜ジュースだけでは1日に必要な野菜量には足りないと思います。
また、野菜ジュースは食事と一緒に飲むと良いです。食事の油分によりリコピンなどの吸収がより良くなるのです。
緑黄色野菜は美容に良い?
『緑黄色野菜』は体に良いとよく聞きますが、具体的にどんな野菜のことを言うのでしょうか。
緑黄色野菜とは、『色の濃い野菜』です。
- にんじん
- トマト
- ほうれん草
- ピーマン
- かぼちゃ
- ブロッコリー
- 小松菜
などがあります。
緑の野菜が多いですね。同じ緑の野菜でも、中身が白っぽいきゅうりは緑黄色野菜ではありません。
緑黄色野菜には、色々な栄養がたっぷり入っています。もちろん健康に良いことはみなさんご存じかと思います。しかし緑黄色野菜には健康だけでなく、美容にもとても良い効果があるのです。
それは主に
- 肌をじょうぶにする
- 肌のうるおいを保つ
- アンチエイジング
の3つです。
アンチエイジングとは緑黄色野菜に含まれる抗酸化作用によるものです。体の錆び付きを防ぎ、肌の老化を防ぐ働きがあります。
酸化は、肌の老化現象のほとんどの原因になります。シミやしわなどの原因も、もとを辿れば酸化(錆び付き)なのです。
緑黄色野菜にはこの恐ろしい酸化を防ぐための成分が含まれますから、美容のためには積極的に摂取したいものですね。
緑黄色野菜の1日の摂取量の目安は100グラムです。
食物繊維でスッキリ!
実は食物繊維も、美容のためにはとても大切です。
『食物繊維はお通じを良くする』というイメージがあると思います。
便秘の改善のときに積極的に摂取したりしますよね。
便秘とは、体内に老廃物が長時間たまっている状態です。すると毒素が身体中を巡ってしまいます。
便秘は腸内環境を悪化させるだけでなく、ニキビや肌荒れなどの肌トラブルを招くことにもなるのです。
便秘になったらニキビが出来たという経験のある人もいるのではないでしょうか。
食物繊維には、『水溶性』と『不溶性』のものがあります。
どちらかだけを摂るのではなく、どちらもバランス良く摂取することが大切ですよ。食物繊維が豊富で、尚且つ美容への効果も高い野菜をいくつか紹介しますね。
まずは『さつまいも』です。
食物繊維と言えばさつまいもと言うくらい知名度の高い野菜ですね。さつまいもには食物繊維のほか、ビタミンCやビタミンB1、B2など様々なビタミンも含まれています。
次に『ぶなしめじ』です。キノコ類も食物繊維が豊富なことで有名です。
ぶなしめじにはビタミンB1、B2、ビタミンD、ナイアシンなどが含まれるほか、シミの元となる『メラニンを抑制する効果』、『チロシナーゼ疎外物質』があることから、美白効果があると言われています。
腸をキレイにすることは、美肌につながるのですね。
選ぶポイントは?
上記で野菜ジュースには『健康に効果が期待できるもの』と『期待できないもの』があるという話をしました。
どうせ飲むのなら、健康に効果のあるものを選びたいですよね。
選ぶポイントの1つ目は、『素材にこだわりがあるもの』です。
こだわりとは、緑黄色野菜を使っているかかが重要なポイントです。このようなこだわりのある野菜ジュースは、スーパーなどの市場に出回っているものよりも、通販限定で購入できるものに多いような気がします。通販限定のものは製法にもこだわりがあるものが多いのでおすすめです。
そしてもう1つのポイントは、『余計なものが入っていないか』ということです。
野菜ジュースを選ぶときには、
- 無糖
- 無塩
- 無添加
の『3つの無』があるものにしましょう。
砂糖や塩を一緒に摂ってしまっては、せっかくの健康効果が台無しですね。
最後のポイントは「美味しさ」です。
どんなに栄養価が高くて健康に良くても美味しくなければ続けることはできません。美味しいということが重要なポイントです。
野菜ジュースを選ぶ3つのポイント!【美容効果は?】のまとめ
野菜ジュースを飲むだけで「健康に良い」と思われがちですが、野菜ジュースの種類によっては全く健康に効果のないものもあります。素材や余計なものを使用していないかなどを見極めて飲むようにした方が良いでしょう。