ぎっくり肩になってしまう原因は突然の激しい運動や重いものを持つことにより負荷がかかることが原因です。ぎっくり肩になると痛みもでますので、ストレッチなどで予防しましょう。
ぎっくり肩って聞いたことはありますか?ぎっくり腰ならば耳にしたことのある方は多いかと思いますが、ご存知ない方もいらっしゃるかと思います。実はこのぎっくり肩に悩まされている方は意外と多いことも事実です。では、ぎっくり肩の原因や症状についてご説明致します。
ぎっくり肩とは?
端的に言ってしまえば、ぎっくり腰と同じようなものです。
ぎっくり腰と言うと、重いものを持った時やくしゃみをした時などになるイメージがありますよね。ぎっくり肩も同じなのです。
肩に急激な負担がかかった時に起こると言われています。
肩の痛みという点で四十肩などと混同されることも多くあります。
では四十肩とぎっくり肩では何が違うのでしょうか。
四十肩は腕の上がりにくさと軽い痛みを感じ、そこからじわじわと痛みが増していきますが、ぎっくり肩はすぐに鋭い痛みを感じます。
腕が上がりにくいという点では四十肩と似ていますが、ぎっくり肩は瞬発的に鋭い痛みを感じることと、首の動きでも痛みを感じる点で、「四十肩とは別物だ」と言えるでしょう。
まずは事前知識としてどういったものかをご説明致しましたが、それだけでは何も変わりません。
ご自身がぎっくり肩になった時は勿論、家族や友人など身近な方がなった時にも、正しい知識を持っていることで冷静な対応やアドバイスが出来るかと思います。何故ぎっくり肩になるのか、どういった症状があるのか、治す方法や予防する方法はあるのか、どういった治療をすれば良いのか、次の項目からより詳しくぎっくり肩についてご説明致します。
ぎっくり肩の原因は?
先に書いたように肩に急激な負担がかかった時にぎっくり肩になると言われています。
ですから、急に激しい運動をしたり、重いものを持った時などにかかる負荷が原因と言えるでしょう。また、運動不足の方が急に運動をすると、軽い運動でもぎっくり肩になることもあるのだそうです。
運動をする時には事前のストレッチなど、しっかり体をほぐして温めることが重要になってきます。
ぎっくり腰と同じように、ぎっくり肩も気を付けている時にはなりにくいもので、油断している時になりやすいものです。
出来れば、重いものを持つ時や急な運動を避けることが一番ですが、日常生活の中で避けられないものもあり、中々そうもいかないでしょう。ですから、重いものを持つ時など、肩に負荷がかかると思われる運動をする時には、一呼吸おいてから始めることでぎっくり肩を避けることにも繋がると言えるでしょう。
日常生活の中で避けられないものでも、ほんの少し意識することで可能性を下げることが出来るのです。
ぎっくり肩の症状は?
ぎっくり肩の大きな症状としては、まず首から肩にかけての激しい痛みがあります。
腕が上がらず、首を動かしても痛みがある、そういったことが挙げられるでしょう。
また、ぎっくり肩とは言っても肩だけではなく、手のひらや脇に痛みを感じるケースもあるようです。
酷い場合にはペン1本、紙1枚持つのにも痛みを感じ、箸さえも持てない程と言われています。
ぎっくり肩は1日2日で治るものではありませんから、続くとストレスにも繋がり、それを原因とする他の病気を発症することもありますので、なるべく早めに治してしまいたいですね
。
また、先程は四十肩と混同されることがあると書きましたが、同じようにぎっくり肩と混同されるものの1つに、腱断裂があります。こちらも同じように強い痛みのあるものですが、その原因は全く別のものです。
自己判断のみに頼ると、それが誤っていた場合には悪化させてしまうこともありますので、痛みが長引くようであれば腱断裂の可能性も疑い、専門医の診療を受けることをオススメします。
[ad#ad-1]効果的な治し方は?
自己流の治し方は正直良くありません。
が、しかし、病院へ行く時間が中々取れない方もいらっしゃるでしょう。そういった方への対処法をこの項目でお伝えしたいと思います。
自宅での治療を考えるならば、湿布を貼って安静にしていることしかありません。
アルコールの摂取やマッサージ、湯船に浸かることを避けましょう。
患部を冷やして安静にしていることが一番です。
また、なるべくなら首や肩、腕を動かす運動を避けましょう。
そして安静時の体勢ですが、横になると痛いという方もいらっしゃいますので、立っていても座っていても構いませんが、一番楽な体勢を探すようにして下さい。
この項目では自宅での対処法について書きましたが、自己流の治療や自宅での対処を薦めるものではありません。病院で診察してもらうことが一番早く、正確で安全な治療法です。
痛みを感じたら出来るだけ早く病院へ行くことが大切です。
ここでお伝えしたことはあくまでも応急処置でしかないことを忘れないで頂きたいと思います。
予防するには?
“ぎっくり肩の原因”で既にお伝えした通り、肩に負荷がかかる運動には注意し、始める前に一呼吸おいてから行うことです。
また、普段からストレッチや軽い運動をしておくことも予防に効果的だと言われています。
普段からある程度運動をしていると、軽い運動には体が慣れているため、ぎっくり肩になりにくいのだそうです。しかしながら、予防のための運動でぎっくり肩になってしまっては元も子もないので、様子を見ながら程々に行うことが重要だと言えます。
まずはお風呂上がりの軽いストレッチから始めてみるとハードルが低く始めやすいのではないでしょうか。
お風呂上がりは体が温まって少しほぐれているので、筋を痛めにくく、ストレッチには最適なタイミングです。
腕の曲げ伸ばしや、肩と首を軽く回すだけでも予防に効果があります。日々の積み重ねがぎっくり肩の予防に繋がるのです。
簡単な運動でぎっくり肩を避けられるのなら、今日から始めてみても損はないのではないでしょうか。
病院で治療しましょう
先に書いた通り、ぎっくり肩は腱断裂と似た症状ということもありますので、自宅での対処はやはりオススメ出来ません。
整形外科やその他専門医での診察を受けて、適切な治療を受けることが一番です。
ぎっくり肩の場合湿布を処方されることが多く、それならば薬局で湿布を買って自宅で対処をしても同じだし、安く上がるじゃないかと思われるかもしれませんが、万が一ぎっくり肩でなかった場合のことを考え、病院へ行くのがベターだと思います。
正しい知識を持っていればぎっくり肩は勿論、他の病気を疑うことも出来ますし、病院へ行くという冷静で正しい判断が出来ます。
少し出費がありますが、病院で診察を受けて正しい診断がもらえるのであれば安心ですし、それだけでも病院へ行く理由になるのではないでしょうか。
首から肩にかけての痛みがあり、ぎっくり肩かもと思ったら、他の病気も疑って、出来るだけ早く病院で診察してもらうことが一番早く、安全で正しい治療法なのです。
如何でしょうか。
ぎっくり肩について少しはご理解頂けたのではないかと思います。ぎっくり腰同様、ある日突然なることもありますので、普段から意識して予防することが大事ですね。
ぎっくり肩の原因と症状は?【ストレッチで予防!】のまとめ
ぎっくり肩になるととにかく痛いです。前触れがなく突然くるので、防ぎようがないのが現状ですが、日ごろからストレッチをしておく事や重いものを持つときには一呼吸するなどして予防しましょう。