メタボ対策には色々ありますが、毎日の生活がとても重要になってきます。メタボを解消するには食事と運動がとても重要な対策法です。またメタボにはトマトも効果的といわれていますので、是非チェックしてください。
メタボ対策の基本は食事と運動が中心となります。1日3食のバランスの良い食事、それから有酸素運動を中心とした運動が重要になってきます。その他のメタボ対策は漢方やトマトが効果的な解消法といわれています。
メタボ対策の基準はどこから?
メタボリックシンドロームは体重と身長から計算するBMI(BMI数値は25以上が太っている基準)の数値ではなく、へそ周りを測った腹囲、中性脂肪とコレステロール、血圧、血糖それぞれの数値で診断基準に値するかを調べます。
まず腹囲ですが、これは服のウエストラインではなく、裸になった状態でのへそ周りの値になります。
男性は85cm以上、女性は90cm以上とされており、男女ともに40~74歳の方が検査義務の対象となっています。
中性脂肪とは脂肪細胞の中に蓄えられている脂肪の事で、これが過剰に増えてしまうと血管や神経の中を圧迫し動脈硬化などを引き起こす原因になるといわれています。
これが150mg/dL以上あると異常といわれます。
また、これとともに検査するのがHDLコレステロールの数値です。
コレステロールは人間の身体の中に約60兆個あるといわれている細胞を構築する上で大事な細胞膜を形成する為に大切な材料です。その為、通常100~150mg/dLあればいいとされているのですが、これが中性脂肪とは逆に異常減少。40mg/dL未満となってしまうと自己免疫低下等の原因となってしまいます。
メタボリックシンドローム検査ではどちらかが異常でも問題となります。
血圧と血糖では、やはり高い方が問題となります。
血圧は130/85mmHg以上(どちらかだけでも異常)、血糖は空腹時の値で110mg/dL以上といわれており、いずれも高血圧症と糖尿病と診断される基準よりも低めの値がメタボリックシンドロームの診断基準となっています。
メタボ対策の効果的な方法は?
メタボ対策の効果的な方法は、やはり基礎代謝のUPです。
その証拠に、現代人の基礎体温は低下の一途を辿っており、本来基礎代謝が高いはずの小学生でも35℃代が多く見受けられるようになりました。
体温はそのまま基礎代謝の数値ともいえ、1℃下がるごとに-12%。免疫力に至っては-30%も低下する事で問題視されています。
では基礎代謝をあげるとどんな効果があるのかといえば、一番大きいのはやはりダイエットの効果でありリバウンドしにくい身体が作れるという事。
そしてこの他にも体内外どちらの細胞も元気になる為、肌や髪の毛にハリやツヤが出るのはもちろんの事、内臓も活性化され自然と疲れにくい身体になる事が出来るといわれています。
また、便通や利尿効果のUPも期待出来る為、自然とむくみや肌荒れ、吹き出物は改善されます。
それに中には生理痛やそれに伴う諸症状がだいぶ良くなるという効果も期待されているというから、女性にはありがたいものです。
運動は重要です。
メタボ対策として運動をするならば、夜に筋力や基礎代謝UPとなるトレーニング。
朝に身体を目覚めさせるトレーニングをする事がいいとされています。
特に、若い頃に比べて食べた分があまりエネルギーとして消費されていない気がするという方は身体の基礎代謝が下がっている証拠。そこで朝の時間帯に運動する事で体のエンジンとなる交感神経を刺激、高い基礎代謝のまま1日を過ごす事が脂肪を落としていく手助けになるのだといわれています。
メタボ対策として一番効果的なのは、やはりダイエットに適しているといわれる有酸素運動です。
いわゆる筋トレは無酸素運動といわれており、こちらは基礎代謝と筋力UPに繋がります。なので夜に腹筋や腕立てなどの筋トレを行い、身体を充分休ませた上での有酸素運動が一番いいです。
有酸素運動が効果を示し始めるのは20分を越えたあたりからだといわれており、やはり一番続けやすく効果が出やすいのはウォーキングだと思います。
身体が慣れればジョギングでももちろん構いませんが、対策として重要なのは継続です。糖尿病などの対策としてもまずは散歩が薦められるくらいですから、これは間違いないのではないでしょうか。
まずは
- 一駅分歩く
- 階段を使う
そんな簡単な事でも充分効果は出てくると思います。
食事は規則正しく
メタボ=ダイエットというわけではなく、要は規則正しい食事を摂れているかどうかという事が正しい対策になるといえます。
正しい食事と言えば、甘いものや脂っこい食事、お酒を控えるというのが思い浮かびがちですが、実はそれ以前にきちんと自分に合った食事が出来ているかどうかというのが問題なのです。
例えば、若い頃は身体の新陳代謝もしっかりしているので、その分身体を動かすなどエネルギーを消費、蓄えなくてはいけません。
ただし、それも早くて30代後半からは段々と衰えていきますから、まさか同じ量の食事を摂っているわけにはいかないもの。食べた分だけ身体にいらないものとして蓄えられてしまい、結果メタボやそこから繋がる生活習慣病などの症状を生み出してしまいます。
厚労省がメタボ対策として提唱しているのは、6つの基礎食品群から1日30品目以上を食べる事。
1日3食で摂る事はもちろんで、その量は腹八分目が基準。ながら食いや早食いは避けた食事がいいとされています。
薬より漢方?
メタボ対策に薬は効くのか、それはなかなか難しい質問であるとだけいっておきます。
そもそも、これは最近特に問題視されている事なのですが、一般の病院にて処方される西洋薬は症状を“治す”というより“緩和”するというのが主目的。飲めば飲むほど体内の自己免疫力を低下させてしまうとさえいわれているのです。
そこで個人的に西洋薬よりはおすすめ、という意味で提示するのが漢方薬です。
漢方薬は西洋薬と違って自然のもの(主に植物の葉や茎)を混ぜ合わせ作られており、生きた薬と書いて“生薬”とまでいわれています。
特にメタボ対策としては【防風通聖散】と呼ばれるものがあり、肥満や便秘、むくみなどの改善薬として広く知られています。
漢方薬のデメリットは即効性がないという事ですが、西洋薬とは違い身体を蝕む事はないといわれています。
もちろん全ての西洋薬を否定するという訳ではありませんが、よくよく考えてみれば未開の地の民族などは虫や木の実などを食べて病気を治しています。自然のものを食べ、滋養強壮を身につける。それこそ身体に最も必要な事であるといえるのではないでしょうか?
トマトで対策?
2012年、トマトがメタボ対策にいいとされたのをご存知でしょうか?
そういわれれば、その頃異様に「ダイエットにはトマト!」的な宣伝があったし、お店からも消えた気がします。
そもそもトマトにはリコピンやビタミン(C、B6)、カリウム、ペクチンといった美容成分が多く含まれている事が有名ですが、その中でもビタミンB6による新陳代謝促進効果による脂肪燃焼や、カリウムによるデトックス効果、ペクチンによる便秘解消がメタボ対策にはうってつけなのかもしれません。
ちなみに効果が一番出るのは夜に摂る事だとか。
寝ている時も身体は働き続けていますから、それだけエネルギーを消費する為でしょう。
しかもそれはトマトを丸ごとという事ではなく、ケチャップやトマトジュース、ピューレやサプリメントといったものでも充分効果はあるとされています。
また、脂肪燃焼だけでなく、たんぱく質の増加や血糖値の低下を促す新成分も発見されつつあります。
今後のトマト研究に大いに期待したいですね。
メタボ対策はトマト?【運動で効果的に解消しよう!】のまとめ
メタボの基準だけではなく、肥満そのものはやはり健康によくありません。また病気のリスクも増えてきますので、まずは毎日体重計に乗って管理をしていくことが大切です。