歯ぎしりをしてしまう原因には色々ありますが、主な原因とされるのはストレスです。自分では寝ているので気づきませんが、近くで寝ている人は歯ぎしりで熟睡できないということもあります。
歯ぎしりの原因はストレスといわれていますが、この歯ぎしりを治さないと頭痛や肩こりなども起きてくることもあります。酷くなると歯が欠けたり割れたいもしますので、マウスピースなどで治療をすることをおすすめいたします。
歯ぎしりの原因とは?
歯ぎしりの主な原因は2つで「ストレス」と「噛み合わせ」です。
歯ぎしりをしてしまう原因は様々です。まず、現代社会では多くの人が色々なストレスを感じながら生活をしています。
そのストレスを上手く発散できれば良いのですがそれが出来ず溜め込んでしまった場合、溜まっていたストレスによって寝ている間に歯を食いしばってしまい歯ぎしりになってしまうということもあります。
また、歯並びの悪さや、喫煙、飲酒といった原因もあります。
例えば虫歯の治療などで歯に詰め物をした場合や、歯を抜いた場合噛み合わせのバランスが崩れてしまい歯ぎしりをしてしまったり、意外ですが、アルコールやタバコのニコチンが歯ぎしりと関係していると考えられていることもわかっています。
歯ぎしりはストレスが原因?
歯ぎしりの原因は色々あります。
何度も繰り返しになりますが、その中でも大きな要因になるといわれているのは「ストレス」です。
現代社会はストレス社会とも言われておりストレスを溜めずに生きていくというのは不可能に近いでしょう。人間に限らず、動物や生き物全般にストレスはあります。
動物でもストレスで毛が抜けてしまったり、食欲がなくなったりします。
人間の場合、ストレスが溜まれば運動したり、歌をうたったり意識的にストレス解消しようとするのですが、それが上手く出来なかった場合、無意識のうちに歯ぎしりでストレス解消してバランスを取ろうとする本能的なコントロールをしているのです。
しかし、その本能的なコントロールを行うことで翌朝、歯が痛んだり、肩こりや頭痛が起きてしまい、結果的にそれがストレスになってしまうのです。
ストレスを全く感じるな!ということは出来ませんが、出来るだけ意識的に楽しんだりリラックスできる時間を作り、眠りに着く頃にはそれを持ち込まないようにしたいものです。
歯ぎしりの治し方は?
主に「歯の矯正」と「マウスピース」
治療法としては、マウスピースや矯正、噛み合わせを治すといったことが主にあります。
原因として考えられる要因の一つとして歯並びの悪さや噛み合わせの悪さがあげられます。噛み合わせを治す場合、虫歯の治療などで高さが変わってしまった被せ物を再度作り直したり、上下バランスの悪い歯を削ったりして合わせていきます。
また、根本から完治、改善される方法として専門の器具を使用した矯正という方法もあります。治療期間は半年ほど、費用は30万円ほどかかりますが、80%以上の人が改善されると言われています。
すぐにできる方法としてはマウスピースもあります。
根本的な治療ではないですが歯の摩擦をなくし、騒音などを防いでくれます。お値段も手頃で1000円ほどから買うことができます。
歯ぎしり用マウスピースとは?
歯ぎしりの騒音と歯の消耗をその日から防いでくれるマウスピースがあります。
つけて寝れば、歯ぎしりそのものが改善されるわけではないですが、周りへの音が気になる人や、歯ぎしりのために歯や歯ぐきを痛めてしまっている人には即効性があります。
成人の噛む力は60キロにも及ぶといわれており、その力が毎日、知らない間に歯や歯ぐきに加わることにより、歯が削れたり酷いと歯が割れてしまったりしてしまいます。
また、歯ぎしりをしている時は筋肉の緊張が口だけではなく肩や頭にも広がっています。
マウスピースを装着することによって力を入りにくくし、歯を力の衝撃から守り
それと共に、筋肉の緊張を和らげる効果があります。値段は1000円から2000円と安価でオーダーで作ってもらっても5000円ほどとお手軽に手に入れることができます。
頭痛も起きます
歯を食いしばると筋肉は過剰運動してしまいます。
その結果、頭の筋肉は疲労してしまい偏頭痛を起こしてしまいます。昼の歯ぎしりは何かに集中している時や、緊張している時に無意識に食いしばってしまうというものです。
起きている状態なので寝ている時よりは弱い力ですが、それも何時間と続くと、頭の筋肉は疲労し、偏頭痛が起こります。
夜の歯ぎしりは、食いしばる歯ぎしりと擦り合わせる歯ぎしりが起こります。
これは浅い眠りのレム睡眠時に起こる睡眠障害の一種です。
睡眠中は昼と違い、噛む力をコントロール出来ないので、ものすごく強い力で顎の筋肉を動かしています。その結果、偏頭痛が起きてしまうのです。歯ぎしりから起こる頭痛は「緊張型頭痛」です。
肩こりになることも
歯ぎしりをすると肩こりになる原因とは何でしょうか?
まず、口の開け閉めでもわかるように口の動きと顎の動きは連動しています。歯ぎしりによる食いしばりや噛み合わせの悪さが顎に大きな負担をかけているといえます。
また顎だけではなく、咀嚼筋や側頭筋にも負担がかかっていてその筋肉は頭部や首の筋肉と繋がっているのです。なので顎への負担が頭、首、肩の筋肉に影響し肩こりの原因となるのです。
歯ぎしりの原因と言われているストレスを上手く解消して溜め込まないようにし、歯ぎしり自体を改善することで、肩こりの改善につながるでしょう。悩み事や考え事は布団の中まで持ち込まないようにしましょう。
歯が痛くもなります
歯が痛いと、虫歯かな?と思ってしまったりするものですが、歯の痛みは歯ぎしりが原因の場合があります。
歯ぎしりなんてしていないと思っていても殆どの人が無意識のうちにしていることが多くその中でも自覚している人は約10%ほどしかいないという結果が出ています。
夜、寝ている間の歯ぎしりは噛む力や擦り合わせる力をコントロール出来ないので、歯が痛くなってしまうくらい強い力で噛みしめている可能性があるのです。
酷いと歯ぐきへの負担から歯周病が悪化したり、最悪の場合、歯が折れてしまうこともあります。
歯自体もすり減ってしまいますので歯の先端が異常に直線的になっている場合は症状が酷くなる前に、無意識のうちの歯ぎしりを疑った方がいいでしょう。
歯ぎしりの原因はストレス?【治さないと頭痛や肩こりも起きる】のまとめ
ご自身の為にも、そして近くで寝ている方のためにも歯ぎしりは治療していくことをおすすめいたします。