オルゴールを聴くと眠くなる、赤ちゃんを寝かせるにはオルゴールが良い、というイメージをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
しかし、なぜオルゴールは睡眠にいいのか知らない人がほとんどではないでしょうか。
そこで今回は、子どもの睡眠時にオルゴールを聴かせるとどんな効果があるかについてご紹介します。
子どもの寝かしつけにおすすめの曲もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
子どもの睡眠時にオルゴールが最適な理由
オルゴールの音色には、β波からα波へと脳波が移行する作用があります。
脳が心地良いと感じるため、ゆっくりとした気持ちになりリラックスできます。
人間の耳には聴こえない高周波や低周波の音域は、脳幹の血流を活発にさせる働きがあるのです。
脳幹の血流が悪化すると自律神経が乱れてしまいます。
さらに、ホルモンの分泌量も減少し、生活に支障が出てしまうかもしれません。
オルゴールの音色は、重要な働きをする脳幹を刺激する役割があります。
脳幹が刺激されることで血流が良くなり、交感神経と副交感神経のバランスが整います。
少しずつ副交感神経の方が優位になり、心身がリラックス状態になっていくのです。
オルゴールの音色には、リラックス状態から良い睡眠へと促すパワーがあるといえるでしょう。
オルゴールは赤ちゃんにも効果的
オルゴールは赤ちゃんにも効果があります。
1番の効果は、リラックスできることです。
また、オルゴールの音色は長時間聞いていても飽きない、流れていても邪魔にならないというメリットもあります。
繊細な音楽は、大人だけでなく赤ちゃんにもリラックス効果を与えてくれるはずです。
また、赤ちゃんは小さいながらに色んな不安を抱えています。
たとえば、ママがトイレに行くだけで後追いをして大泣きをする赤ちゃんもいますし、知らない人を目の前にすると不安から泣き出してしまう赤ちゃんもいるでしょう。
不安な気持ちを言葉で表せないからこそ、泣くという手段で伝えています。
そこで、赤ちゃんの安心感をアップさせるためにおすすめなのはオルゴールです。
オルゴールの音色を胎教音楽としても人気があります。
オルゴールの音をお腹の中で聞いてきたという赤ちゃんも多いため、聞き覚えのある音に安心感を覚えるのではないでしょうか。
またオルゴール音楽ならではの一定のリズムと心地よい音色は、赤ちゃんのとても好きな音だといえます。
なぜなら、お腹の中でもお母さんの心音を聞いていたからです。
一定のリズムはお腹の中でも毎日聞いていたので、守られているような気持ちになり落ち着くはずです。
さらにオルゴールの音色には、副交感神経に働きかけて心を落ち着かせる効果があります。
赤ちゃんが泣いている時は、心がザワザワしている時だといえるでしょう。
そんな時にオルゴールの音色を聞かせてあげれば、落ち着くことができるのではないでしょうか。
赤ちゃんの夜泣きが激しく、精神的に疲れているママたちにも、オルゴールを活用するメリットは大きいといえるでしょう。
赤ちゃんの睡眠時にオルゴール曲を聴かせるメリット
赤ちゃんに音楽を聞かせると、眠くなったり、楽しくなるなどの効果があります。
はっきりとした理由は分かりませんが、いくつかの説をみていきましょう。
眠くなる理由
赤ちゃんに音楽を聞かせることで、すやすやと眠ってくれることもあるでしょう。
しかし、音楽であればなんでもいいというわけではありません。
赤ちゃんが眠る音楽の特徴は、高音でゆったりとしたテンポの曲です。
赤ちゃんは高音を好む傾向があります。
周波数が高い音は、人の注意を引きつける音だといえるでしょう。
そのため、赤ちゃんはそのような音を聞くと泣きやむ確率が高くなります。
また、オルゴールのような高音の音楽は、リラックス効果があるため、より眠りにつきやすいといえるでしょう。
ゆったりとしたテンポの目安は、1分間に60~80くらいのテンポです。
このテンポは、胎内で聞いていた母親の心臓音と同じくらいなので、安らぎを感じられ眠りやすいといわれています。
楽しい気分になる理由
赤ちゃんは、特定の音楽を聞くと楽しい気分になるといわれています。
その音楽の特徴は、以下の通りです。
- 女の人の声
- 「パ」や「バ」などの破裂音がある
- 転調する曲
- 周波数が高い
これらの音楽は赤ちゃんに刺激を与えたり、気分を変えたりする効果があります。
とくに月齢が1〜2ヶ月ごろの赤ちゃんは、音に反応して手足を動かす姿も見られるでしょう。
1歳くらいになると、音楽やリズムにのって踊り出すこともあります。
睡眠時に使えるオルゴール曲を再生できるアプリ3選!
睡眠時には、オルゴールの音色がぴったりです。
ここからは、オルゴール音楽を再生できる子守歌として活用可能なアプリをご紹介します!
ぐっすり眠れる『赤ちゃんのための子守歌』
はじめにご紹介するのは、赤ちゃんの寝かしつけにもぴったりのアプリです。
バックグラウンドで子守歌を再生できるので、携帯電話を使用しても曲が止まることはありません。
たくさんある子守歌から自由に曲を選ぶことができるので、お気に入りの曲を見つけやすいでしょう。
口コミでは、バタバタしていた赤ちゃんが数分~10分程度で寝た、という情報もあり、多くの子どもに効果があります。
赤ちゃんの睡眠スケジュールに合わせてタイマーをセットできる機能もあります。
赤ちゃんが眠る頃になると子守歌が流れるように設定できるため、寝る時間だということを認識しやすくなるでしょう。
演奏時間を5分、10分、30分、無限から選択できるのも嬉しいポイントです。
子守歌アプリ『おやすみのうた』
『おやすみのうた』は、睡眠前の赤ちゃんとママやパパのための子守歌アプリです。
童謡のアカペラやオルゴール、ヒーリングなどのメロディが全23曲収録されています。
ループ機能もあるため、お気に入りの曲を連続再生することも可能です。
赤ちゃんにとって繰り返すことは、赤ちゃんを落ち着かせリラックスさせる効果があります。
ホワイトノイズを使った睡眠アプリ『Sleeptot Baby White Noise』
ホワイトノイズを使った睡眠アプリ『Sleeptot Baby White Noise』は、赤ちゃんだけでなく、家族全員で使用したい方にもおすすめのアプリです。
穏やかなサウンドや子守唄を流すことができます。
サウンドは5つのカテゴリーに分かれており、乳児・新生児・幼児・子守唄・子供・親から選ぶことができます。
Sleeptot Baby White Noiseは、1ヶ月・3ヶ月・12ヶ月のサブスクリプション制のアプリです。
7日間の無料トライアルがあるため、まずは1週間試してみるといいでしょう。
契約期間が長いほどお得な料金で利用できます。
たまひよの泣きやませ『泣きピタ!』
たまひよの泣きやませ『泣きピタ!』の特徴は、赤ちゃんが泣き止むといわれている音楽が豊富なところです。
15種類のサウンドと6曲のミュージックを流すことができます。
「泣きピタ」のボタンがあるため、どのサウンドで赤ちゃんが泣き止んだのかを記録することができます。
アプリは、無料で利用可能です。
赤ちゃんのお気に入りの曲が分かるので、使いやすいと人気のアプリです。
癒しの音楽アプリ『ぐっすリンベビー』
『ぐっすリンベビー』は赤ちゃんの寝かしつけに大活躍するアプリです。
赤ちゃんだけでなく、ママもリラックスできる癒し効果があるでしょう。
やさしい雨や小川、海面などリラックスできそうなタイトルが46種類もあります。
使い方は好みのタイトルをタップするだけなので、誰でも簡単に使用可能です。
このアプリの中で人気なのは、以下の通りです。
- 夜のオルゴール
- やさしい雨
- 眠れる街
赤ちゃんが気持ちよく眠ってくれるという口コミが多い曲なので、ぜひ試してみてください。
同時に数曲を流すこともできるのも『ぐっすリンベビー』の特徴です。
各アイコンをONの状態にしておくと、同時に楽曲を流すことができます。
それぞれの音をボリューム調節できるため、自分のお気に入りのパターンを見つけてみるのがおすすめです。
気に入った組み合わせは、お気に入りに登録できるため、設定する手間も省けます。
30分から300分までタイマーをセットできるので、大人の睡眠にも活用できるアプリだといえるでしょう。
寝かしつけにおすすめのYouTube動画
子守唄アプリだけでなく、YouTubeにも子どもの睡眠に役立つ動画がたくさんあります。
ここからは、寝かしつけにおすすめのYouTube動画をご紹介します!
赤ちゃんを10分で眠らせる睡眠音楽
再生時間が6時間2分33秒という、睡眠音楽の超大作です。
子どものために動画を流しても、いつのまにかパパやママも夢の中へいってしまう、癒し効果抜群の動画です。
動画を使っている人の口コミをご紹介します。
- 全く寝てくれなかった生後3ヶ月の子がぐっすり眠ってくれるようになりました。
- 毎日の寝かしつけに欠かせない動画です。
ディズニーやさしいゆりかごオルゴールメドレー
この動画の再生時間は、2時間14分37秒です。
子どもだけでなく、ディズニー好きのパパやママにはたまらない動画ではないでしょうか。
ママが安心していると、赤ちゃんもよく寝ると言われています。
やさしくゆったりとしたオルゴールを聴きながら、癒しの寝かしつけタイムを過ごしてみてはいかがでしょうか。
動画の口コミは以下の通りです。
- 子どもが、なかなか寝なくても穏やかになれるいい曲です。
- 早く寝なさい!と怒らずに過ごせるようになりました。
- 生まれたばかりの赤ちゃんにこれを聞かせたら、ぐっすり寝てくれました!
赤ちゃんがすぐ寝る音楽【はじめてのジブリ】~となりのトトロ~
みんな大好きな「となりのトトロ」が広告なしで聴けます。
赤ちゃんはもちろん、パパやママが聞いても懐かしい音色に癒されること間違いありません。
途中で曲が途切れることがないので、ぐっすり安眠できますよ。
睡眠前にオルゴール音楽をかける際の注意点
赤ちゃんにオルゴールを聴かせるメリットはたくさんあります。
しかし、赤ちゃんに音楽を聞かせるときに、注意るべきことをしっかり把握しておくことが重要です。
ここからは、睡眠前に音楽をかける際の注意点をご紹介します。
赤ちゃんに話しかけるくらいの音量にする
睡眠時に音楽をかける際は、音量に注意しましょう。
大きな音は、耳や脳に悪影響を及ぼす可能性があります。
ボリュームの目安は、お母さんが赤ちゃんに話しかけるくらいがいいでしょう。
音楽をかけっぱなしにしない
音楽をかけっぱなしにしておくのは避けた方がいいでしょう。
赤ちゃんだけでなく大人にも当てはまりますが、睡眠時は静かな空間で寝るほうが体をしっかり休めることができます。
そのため、赤ちゃんが眠ったら音楽を止めるようにしましょう。
また、ずっと音楽をかけっぱなしにしていると日常化してしまいます。
無音の状態がわからなくなったり、音の微妙な変化が感じづらくなるかもしれません。
デバイスの発する光に注意する
寝室で音楽を流す時は、タブレットやパソコンが発する画面の光に注意しましょう。
デジタル機器の液晶画面から発する光にはブルーライトが含まれています。
ブルーライトを夜に浴びると、メラトニンというホルモンの分泌が妨げられます。
脳から分泌されるメラトニンの分泌が妨げられると安眠から遠ざけることになるでしょう。
ブルーライトを浴びないようにするためには、スピーカーを使って音楽を流す、オルゴールを使うなどの方法がおすすめです。
音楽に頼りすぎない
寝かしつけ用の音楽を流した場合でも、それだけですぐに寝かしつけるのは難しいかもしれません。
快適な睡眠のためには、きちんと生活リズムを作ること、夜のルーティンを守ること、寝室の証明を調整するなどの環境づくりが重要です。
子どもの睡眠時にオルゴールを聴かせるとどんな効果がある?おすすめのアプリや動画をご紹介!のまとめ
今回は、子どもの睡眠時にオルゴールを聴かせるとどんな効果があるかについてご紹介しました。
赤ちゃんの寝かしつけに悩んでいるママやパパはたくさんいらっしゃるでしょう。
睡眠時に音楽を取り入れると、少し悩みが解消されるかもしれません。
オルゴール曲は聞いているだけでママやパパも癒やされて、赤ちゃんがなかなか寝てくれなくてもリラックスした気持ちで接してあげられるでしょう。
赤ちゃんだけでなく、子どもや親も利用しやすいアプリもあるので、家族みんなで試してみてはいかがでしょうか。
自分の目的にあったアプリや動画を選ぶのがおすすめです。