下着かぶれでかゆみが止まらないことがありますが、かぶれの原因とはどのようなものなのでしょうか?種類によってはかゆみが出ない下着もありますが、その差は何が原因なのでしょうか。
下着かぶれの症状は主にかゆみですが、酷くなると、 ヒリヒリした赤味のある発疹、湿疹や水痘などになることがありますが、下着かぶれの原因を見つけ解決することですぐに良くなりますので、対策していきましょう。
下着かぶれの原因とは?
かぶれとは接触性皮膚炎と言い、下着かぶれとは正に下着と皮膚が接触する事によっておきる皮膚炎なのです。
例えば、私もそうなのですが、女性の生理中は抵抗力が弱くなるのか、生理用ショーツの締め付けがきついせいか、下着かぶれの原因になる場合があります。
その他の下着かぶれの原因としては、下着の素材、下着と肌との摩擦によるもの、洗濯用洗剤や柔軟剤の成分によるものがあるようです。
下着の素材は、科学繊維はもちろんですが、素材は天然繊維でも縫い糸がポリエステルだったり、タグやブラジャーのワイヤーやホックが原因だったりします。
下着が体にぴったりしすぎていても、ゴムによる締め付けがきつかったりしても肌との摩擦がおきやすくなり、かぶれの原因となります。
それから、石油系界面活性剤入りの洗剤や、柔軟剤を使って下着を洗濯することによるかぶれも考えられます。
それ以外にも、暑い時期の汗をかいて動く為にかぶれてしまう、汗が原因になる事もあります。
主な症状とは?
下着かぶれの症状としては、かゆみやヒリヒリした感じを伴う赤味のある発疹、湿疹や水痘などがあります。
いくつか具体的な下着かぶれの症状をあげます。
例えば、ブラジャーのワイヤー部分が蒸れて湿疹ができる事があります。
特にバストの下側は、汗がたまって蒸れやすい部分でもあるので、そこにワイヤーの締め付けが加わりさらに悪化するのでしょう。
私の場合は、ブラジャーの肩紐や後ろのホックの部分が、かゆくて我慢できずいつも掻いています。下着の金属により、金属アレルギーになる人もいます。
それから、ショーツのゴムの部分の締め付けによりミミズばれになったり、かゆくて真っ赤になったところを掻いて掻きこわしてしまう事もあります。
私もよくショーツによるかぶれはありましたが、デザイン重視でレースが付いたショーツをはいていた時期があったのですが、かゆくてかゆくてかきむしっていて、その頃はいつもショーツ部分の皮膚は真っ赤でした。
[ad#ad-1]下着かぶれで使う薬は?
下着かぶれで使う薬としては、かゆみや皮膚の赤味の炎症を速く鎮める効果のあるステロイド外用剤を使用します。
かゆくて掻きこわしてしまい皮膚が傷ついてしまった場合は、そこから細菌が入ってしまったり掻きこわした部分を掻いた手で別の部分を掻いて細菌が移る事もあるので、細菌感染を抑える目的で抗生物質を配合したステロイド外用剤を使用します。
それから、下着かぶれで使う薬とは意味が違うかもしれませんが、どうしても肌が乾燥するとかゆくなり湿疹ができやすくなるので、お風呂上がりの清潔な肌に乾燥を防ぐ為に保湿クリームやローションを塗布するのも効果があると思います。
下着かぶれには、女性のデリケートゾーンのかゆみも含まれます。その場合は、女性専用のデリケートゾーン用軟膏の塗布をおすすめします。
デリケートゾーン用石鹸も市販されているので、お風呂で体を洗う時に使うといいと思います。
下着かぶれに使う薬に関しては、しばらく使用して改善が認められない場合は、自己判断せずに速やかに皮膚科の診察を受けてください。
かゆみが出た時の対策法とは?
下着かぶれでかゆみが出た時の対策法としては、当然ですが、かぶれの原因となった下着の着用をやめる事です。
下着の締め付けが強すぎる場合は、皮膚の柔らかさに対して下着が食い込んでいる状態なのですから、思い切ってワンサイズ上の下着にした方がいいと思います。
私の場合は、何の飾りも無いシンプルなデザインでなるべく縫い目の少ないショーツに変えました。
それから、汗が原因の場合は、とにかく汗をこまめに拭き取り、就寝時もエアコン等を有効活用するのがいいですね。
何らかのアレルギーが原因の時は、皮膚科を受診しアレルギー物質を特定してもらって、その原因物質を取り除いてください。
原因を取り除く以外の下着かぶれでかゆみが出た時の対策法として、生活習慣を見直す事も効果があります。熱い風呂には入らないようにして、かぶれた部分をゴシゴシ洗わないようにします。
辛い食べ物やアルコールは、体温が上昇しかゆみが増す為避けた方がいいでしょう。皮膚の張りを保つ為に、コラーゲンを含む食品を摂取するのもいいそうです。
予防法はコレ
下着かぶれにならない予防法としては、自分が下着かぶれにならない下着を選ぶ事が一番の予防法になります。下着の素材が原因の場合は、それ以外の下着を選んで着用します。
締め付けが原因の場合は、締め付けの少ない下着を選んだり、ブラジャーがかぶれの原因ならばカップ付きのインナーを着用するのもいいと思います。
汗をかいての蒸れが原因の場合は、吸汗速乾性能がある物やベタつきにくい素材の下着を選びます。
洗濯用洗剤などが原因の場合は、下着だけは石鹸で手洗いする方法がいいです。下着も痛みが少なくなりますよ。
汗対策としては、汗をかいたら濡らして固く絞ったタオルなどで、頻繁に拭き取ります。
外出時は、汗拭き用に顔、体専用のウェットティッシュを携帯すると便利だと思います。
帰宅したら、なるべく早く入浴して汗を洗い流しましょう。
もう一つ、下着かぶれにならない予防法として皮膚の抵抗力をつけるという方法もあります。歩いたりの運動は下半身の皮膚が強くなります。
下着かぶれの原因と主な症状とは?【薬でかゆみストップ!】のまとめ
下着によってかぶれるものもありますので、自分に合うものをチョイスすることが大切です。