オイリー肌の原因はいくつかあり、乾燥や食事、ストレスなど様々ですが、その原因によって皮脂が過剰分泌してしまいます。改善法するなら根本から対策をしなければなりませんが、もっとも注意すべきポイントは洗顔と乾燥です。
オイリー肌になってしまうとテカリが酷くなり、メイクをしても崩れてしまうことがあります。そんな時には洗顔方法やケア方法を見直してみましょう。また乾燥時期になると皮脂が過剰分泌して、オイリー肌になることがあります。
オイリー肌とは?
オイリー肌とは「脂性肌」のことを言います。
私たちは普段の生活の中で、多くの刺激を体の外側からも内側からも受けています。なのでお肌は少しのことですぐにバランスを崩してしまいます。
バランスを崩した肌にも種類があり、乾燥肌、脂性肌、混合肌などがありますが最もハッキリとした自覚症状があり、肌トラブルも深刻化しやすいのが「オイリー肌」です。何らかの原因で、皮脂が普通より多く分泌されてしまった状態の肌なのです。
皮脂は、お肌に潤いを与えてくれる重要なものなのですが、必要以上に多く分泌されると見た目や、手で触れた時に脂っぽく外での汚れなども付きやすくなり肌トラブルの原因にも繋がってしまいます。
原因は何?
オイリー肌は、皮脂の分泌が過剰になってしまった状態の肌のことです。
オイリー肌の原因になる皮脂は、男性ホルモンである「テストステロン」やステロイドの「アンドロゲン」などが分泌を促しています。
普段は皮脂の分泌活性を高める役割をしているのですが、外からの刺激や、内からのストレス生活習慣などによって、過剰分泌してしまいオイリー肌になってしまうと考えられています。
一言でいってしまえばホルモンバランスの乱れなのですが、その原因は様々で食生活や日頃のストレスが原因だったりもします。
また、先ほど話したホルモンが分泌されるピークは、思春期と30代後半ごろで最もオイリー肌になりやすい時期ともいえます。
遺伝や加齢による毛穴の開きがさらにオイリー肌に拍車をかけている場合もあります。
効果的な改善方法とは?
オイリー肌の人は一見、皮脂が多く潤っているように思いますがそれは表面上の皮脂が多いだけで、内側まで潤っているわけではないのです。
実はお肌の内側は水分不足になっていることが多く、その結果バリア機能が低下してしまいニキビなどができやすい状態になってしまうのです。
そのためには洗顔後に化粧水をするだけではなくその水分が蒸発してしまわないよう、保湿、蓋をしてあげることが大切です。
そうすることで、お肌に水分を留める事が出来ます。
今はオイリー肌用のスキンケア用品もたくさん売っていますので、自分のお肌に合ったものをみつけて、しっかり保湿しましょう。
また、タバコや食品添加物は活性酸素を生んでお肌を酸化させてしまいます。
野菜や果物など抗酸化作用の高いものを食べて酸化を防ぎましょう。
ポイントは3つ、
- 洗顔方法
- 乾燥対策
- 食べ物を気をつける
です。
それでは詳しく見ていきましょう。
オイリー肌向けの化粧水とは?
オイリー肌にも色々なタイプがあります。
- 膿を持ったニキビがある肌
- ニキビ跡のせいで毛穴が開いてしまった肌
- とにかく皮脂が多い肌
その人その人によって症状は違います。
なのでオイリー肌用の化粧水の中でも、自分の今の状態に合ったものを選ばなければいけません。
重要なのは「お肌に負担をかけないこと」です。
皮脂が多すぎるのも問題ですが、取り除きすぎるのもいけません。
皮脂の量が気になり、ついゴシゴシと洗ってさっぱりしたくなりますが洗顔する時は、ふわふわの泡で負担をかけないように優しく洗いましょう。
また化粧水は、弱酸性で保湿力が高くべたつかないさっぱりタイプがいいでしょう。
お肌は体調や年齢によって変化しますので、その変化に合わせてスキンケア用品を見直していくといいでしょう。
おすすめの乳液とは?
「オイリー肌は表面に皮脂が多いけど内側は潤っていない」
そう言われると、乳液をつけて保湿するのが正解だと思ってしまいます。しかし、これもまた「必要な場合」と「不要な場合」があるのです。
それは、本当のところオイリー肌なのか?
乾燥肌なのか?ということです。
オイリー肌と乾燥肌は真逆のように感じますが、実はとても似ているのです。
オイリー肌は「表面の皮脂が過剰に分泌している肌」
乾燥肌は「水分量が少なく、水分か油分が不足している肌」
です。
オイリー肌も表面だけで中は水分が不足の状態なので、とても間違いやすいのです。
見分け方としては、ホルモンバランスが乱れて皮脂量が増えている人、主に思春期やストレスなどが原因の場合は乳液は不要です。
逆に洗いすぎなどによってバリア機能が低下して乾燥してしまい、それが原因となって皮脂が増えている場合は、化粧水や乳液で保湿をしっかりする方がいいでしょう。
ファンデーションはどう選ぶ?
ファンデーションと言ってもパウダーやリキッドタイプのもの、クリームやスティックタイプのものなど色々ですが、その中でもオイリー肌に適しているのは「パウダーファンデーション」です。
オイリー肌の人は皮脂の分泌が多いので、余分な油分をパウダーが吸ってくれるという面で適しています。
逆にクリームやスティックタイプのものは油分がとても多く、オイリー肌の人がつけてしまうと過剰分泌された皮脂と混ざってドロドロと落ちてしまいます。
リキッドファンデーションもありますが、肌が何らかの原因でバランスを崩してしまって敏感になっている時に、シリコンなどを含んだものを使用することによって、ニキビや吹き出物が悪化する場合もありますので避けた方がいいでしょう。
今はやりの「ミネラルファンデーション」もお勧めです。
肌の負担を最小限に抑えるという意味では、水分、油分を含まない天然の優しさであるミネラルファンデーションはいいと言えるでしょう。やはり、自分に合っているのか試してみるのが一番です。
ベースメイクについて
メイクの前には基礎のスキンケアをしっかりし、その後、化粧下地やファンデーションなどのベースメイクをするのですが、化粧下地の量は全体に均一に伸ばせば少量で構いません。
伸ばす時に少し皮膚が引っ張られる感じが適量です。
その際、絶対にお肌をこすらないようにしましょう。
テカリやベトつきが気になる場合は、ティッシュでオフしてもいいですが、上から軽く抑えるようにし、絶対にこすらないでください。
摩擦はお肌に大きな負担をかけてしまいますのでメイク時も洗顔時も気をつけましょう。
また、ベースメイクはできるだけ手早く仕上げましょう。
肌が冷えてしまった状態で仕上げてしまうと毛穴がしまってしまい、上手く化粧がのらず化粧崩れしやすくなります。
化粧下地の選び方としては、油分が少なく、抗酸化成分が配合されていて毛穴をふさがない「ノンコメドジェニック」のものを選ぶといいでしょう。
最適なメイクとは?
オイリー肌の人は水分量が少ないため皮脂が過剰分泌してしまうことがあります。
その分泌された皮脂は、こまめに拭き取って化粧水などで水分補給してあげるのがお肌のバランスを整えるのに一番なのです。なのでファンデーション無しでも大丈夫な人は、ファンデーションを塗らずポイントメイクのみにするのが一番いいメイク法でしょう。
しかし、フルメイクしないといけない、ファンデーションなしでは無理という人もいてると思います。
そんな人は化粧の上からできるスプレータイプの化粧水や拭き取りのメイク落としを持ち歩くのも手です。
テカリが気になり出したところだけを拭き取って保水することが出来たり、気になった時に化粧水の上からスプレーしてティッシュで押さえることが出来ます。ただ、やはり一度したメイクの上から触ってしまうので、元の通りにはならないということもあります。
どちらにせよ、こまめにお手入れできるメイクが適しているでしょう。
洗顔方法はとても大事
オイリー肌の人はテカリやベトつきが気になって1日に何回もゴシゴシと洗顔する人が多いです。
そんな事をしていると、お肌に大きな負担がかかり、更にテカりやすくなってしまいます。
お肌は摩擦に弱いです。
そして皮脂は、お肌にとって必要なものなのです。
毎回ゴシゴシと擦り、皮脂を根こそぎとっていたのではバランスはどんどん崩れ、酷くなる一方です。ホルモンバランスや遺伝によるオイリー肌であったとしても、擦って洗い流しすぎることによって結果的には乾燥が原因のオイリー肌の人と同じになります。
なので洗顔する時は、お肌に負担をかけないようしっかり泡立てた柔らかい泡で、こすらないように優しく洗いましょう。あくまでも余分な皮脂を落とすだけでいいのです。
オイリー肌とニキビについて
オイリー肌の人は普通肌の人に比べニキビが出やすいです。
単純に考えて、やはり皮脂が多く分泌されるからなのですが、具体的に言うと「皮脂が多いことでホコリなどが付着しやすくなり、清潔を保てなくなるから」だと言えます。
そのニキビの中でも、オイリー肌の人は赤く腫れて膿を持ったニキビが出る人が多いです。
原因は開いてしまった毛穴に皮脂や汚れが詰まりそこに新しく皮脂が分泌することによって細菌を拾いやすくなり炎症を起こしてしまうのです。
また、出来てしまったニキビが気になって、触ってしまったり、潰してしまったりすると、毛穴が傷つき、更にニキビが出来やすくなってしまいます。なのでニキビが出来てしまった場合は触らず、こまめに洗顔して毛穴を引き締め保湿してあげることがとても大事です。
超オイリー肌とは?
酷いオイリー肌のことを「超オイリー肌」と呼びます。
普通のオイリー肌の人よりも短い時間でメイクが崩れてしまったり、洗顔後もすぐにテカってしまったり、大きな悩みを持っている人も多いと思います。
まずはスキンケアの面で、洗顔料ですが、洗浄力が高く、洗い上がりが「キュッ」となるようなものをやめ、マイルドなものに変えてみましょう。むしろ、水だけでもいいくらいなのです。
髪を洗う時も同じなのですが、ぬるま湯でしっかり洗い流すだけで汚れの80%は落ちると言われています。
自然な方法で皮脂を取り除き過ぎないことで余計な皮脂が生まれないのです。
それでも全く改善が見られない場合は、生活習慣が関係しているかも知れません。
- 睡眠不足ではないですか?
- 食べ物は?
- ストレスは溜まってないですか?
超オイリー肌になる原因はないか、見直してみましょう。
オイリー肌の原因と3つの対策法【洗顔と乾燥時期は注意】のまとめ
乾燥が進むと皮膚に分泌が多くなるので、冬は気をつけましょう。