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ワキガの対処3パターン!正しい知識と行動が大切!

わきが

ワキガは強烈なにおいを発するので、その臭いでお悩みの方は男女問わずに多くいます。しかしワキガは正しい対処をすれば改善が期待できます。この記事ではそんなワキガの原因と、原因に適した対処法を紹介します。

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ワキガは病気?原因は?

ワキガは正確には腋臭症と呼ばれます。その名前からなんとなく病気のようにも感じられるのですが、実際には病気ではなく体質です。よく「ワキガはうつる」と言われることがありますが、単なる体質であるため他人にうつることはありません。またワキガ体質でない人がある日を境に急にワキガになるということもありません。

それではワキガの原因は一体何なのでしょうか。どのようなメカニズムで独特の臭いが生まれるのでしょうか。

結論から言うとアポクリン汗腺から出る汗が原因です。どのような人であれ、エクリン汗腺とアポクリン汗腺の2つの汗腺を持っています。一般的な汗はエクリン汗腺から分泌されるエクリン汗と呼ばれるもので、その成分は塩分が中心であり、それほど臭いはありません。

一方、アポクリン汗腺から分泌されるアポクリン汗は、タンパク質やアンモニアなどが多く含まれています。アポクリン汗そのものが臭うことはあまりありません。しかし分泌物が皮膚に生息している細菌と混ざり分解されることが原因となり独特の臭いが発生します。つまりワキガである人は、ワキガでない人と比較すると、アポクリン汗の割合が多い状態だということができるでしょう。

それではなぜワキガの人はアポクリン汗の割合が多くなってしまうのでしょうか。この要因としては大きく3つ挙げることができます。

遺伝的要因

まずは「遺伝的要因」です。両親のどちらかがワキガであると、その子どももワキガになる可能性が高くなります。また場合によっては、両親がワキガではなくても祖父母にワキガの人がいれば世代を超えて遺伝することもあります。

遺伝的要因というと「改善できないのではないか」と感じてしまいそうですが、それは正しくありません。なぜなら、たとえアポクリン汗が分泌されやすい体質を遺伝的に持っていたとしても、アポクリン汗を分泌させないようにすればワキガ独特の臭いは発生しないからです。そのためワキガの改善はいかにアポクリン汗を抑えることができるかが重要となります。

精神バランスの乱れ

 

2つ目は「精神バランスの乱れ」です。精神が不安定になってしまうとアポクリン汗腺を刺激してしまい、臭いの原因となるアポクリン汗の分泌を促してしまいます。また、ワキガに悩んでいると精神が不安定になり、それによってさらにアポクリン汗の分泌量が増えてしまう、という負のスパイラルに陥ることもあります。

食生活の乱れ

3つ目は「食生活の乱れ」です。食べ物は臭いに直接的な影響を与えるので注意が必要です。特に肉や脂分の多い食べ物はアポクリン汗腺を刺激してしまいます。またアポクリン汗腺を刺激しない食べ物であっても、ニンニクなどの臭いの強い食べ物はワキガの臭いと混ざってしまい、臭いが強くなることがあります。

ワキガのセルフチェックをやってみよう!

次に自分がワキガであるのかを確認しましょう。ワキガは他人からすると気になるのですが、本人としては自分の臭いには気付きにくいものです。また逆に本当はワキガではないのにも関わらず、「自分はワキガではないのか」と不安になってしまう場合もあります。

このように自分の臭いを客観的に把握することは実は意外と困難です。しかし自分の臭いについて理解していなければ適切に対処することもできないため、セルフチェックはしっかりと行いましょう。セルフチェックには5つの項目があります。

家族にワキガの人がいるか

1つ目は「家族にワキガの人がいるかのチェック」です。ワキガは遺伝するので家族にワキガの人がいると自分もワキガである可能性があります。遺伝する確率にはさまざまな説がありますが、80%ほどの確率で遺伝するとも言われており、セルフチェックの項目としては優れています。

遺伝は比較的分かりやすい確認方法なので、はじめにチェックしてみましょう。ただし、家族にワキガの人がいるからといって必ずしも自分のワキガであるとは断定できません。あくまでもその可能性が高い、という程度の意味なので注意が必要です。

食生活

2つ目は「食生活のチェック」です。乱れた食生活はアポクリン汗腺に大きな影響を与えるため、セルフチェックとしては非常に有効です。特に臭いの原因となる食べ物としてはが挙げられます。肉中心の食生活をしているならば、もしかすると汗の臭いが強くなっているかもしれません。

肉以外にも、スナック菓子など油分が多く含まれている食べ物にも注意です。日々このような食べ物を好んでいないかをチェックする必要があります。また食べ物のセルフチェックは意外とおろそかになりがちです。多少手間はかかりますが、ご飯を食べた後や間食を取った後に、カレンダーなどに食べたものをメモしておくと客観的なセルフチェックが行えます。

特に食べ物は臭いへの影響が強いため、できる限り正確にチェックしましょう。

汗の量と服

3つ目は、「汗の量と、服が黄ばんでいないかのチェック」です。他の人よりも汗の量が多いと感じられる場合は、正常なエクリン汗だけでなく、ワキガの原因であるアポクリン汗も多く分泌されている可能性があります。そしてアポクリン汗は少し黄色いので、服に触れるとその部分が黄ばんでしまいます。そのためこの2つの特徴が見られる場合には注意が必要です。

脇汗

4つ目は「脇汗は他の人よりも多いかのチェック」です。脇汗が多い人はアポクリン腺も多い傾向にあるためチェックが必要といえます。ただ単に汗をかきやすいからワキガと言うことにはなりません。「多汗症」の場合は自律神経が不安定になることでエクリン腺から大量に汗が出ますのでワキガとは異なります。

「局所多汗症」のように緊張やストレス状態で部分的に大量の汗をかいてしまう場合もあります。アポクリン腺から分泌される汗はべたっとしている特徴がありますので、自分の汗が「さらっとしているのか」「べたっとしているのか」のチェックも重要になってきます。

耳垢

最後に「耳垢のチェック」です。よく言われることですが耳垢が黄色く湿っている場合はワキガである可能性があります。なぜならアポクリン汗が異常に分泌されていることが考えられるからです。耳垢は耳の中の皮や汚れがたまったものであるため、本来は乾燥しています。

それにアポクリン汗が加わると耳垢が湿り気を帯び、また黄色く変色することになります。耳の中でアポクリン汗の分泌異常が見られるのであれば、他の体の部分でもアポクリン汗が異常に分泌されている可能性が高く、それゆえにワキガの可能性があると言うことができます。

生活習慣の見直しでワキガの対処!

ワキガの対処法としては生活習慣の見直しが非常に有効です。特に3つのポイントの見直しが重要となります。

ストレス

まず1つ目はストレスです。なぜストレスとワキガが関係あるのでしょうか。汗には通常のエクリン汗とワキガの原因であるアポクリン汗の2つがあります。一見したところ、この2つの汗は見た目は同じですが、中身は大きく異なっています。そして、運動をした時などに出てくる汗は通常のエクリン汗なのですが、ストレスを感じている状態ではアポクリン汗が出てきます。

つまり、ストレスを溜め込むほどアポクリン汗が出やすくなり、結果的にワキガ独特の臭いにつながってしまいます。また、ワキガについて悩んでいるとストレスが溜まり、そのストレスによってさらにワキガの臭いが強くなる、という悪循環に至ることがよくあります。

このような最悪の状態に陥らないようにするためにも、ストレスの解消が極めて重要です。ストレスを感じる原因は人それぞれであるためストレス解消法は一概には言えませんが、自分がどのような時にストレスを感じやすいのかを理解することで、ストレスを和らげることができます。自分なりのストレス解消法を模索してみましょう。

食生活の見直し

2つ目は食生活の見直しです。先ほども紹介したように、肉や脂分の多い食べ物を摂取するとアポクリン汗腺を刺激してしまうため、臭いが強くなる傾向があります。肉や油分も大切な栄養素ではあるのですが、食べすぎや偏食は問題です。野菜などの健康的な食べ物も多く摂取するようにし、バランスの取れた食生活を意識してみましょう。

また、ニンニクなど臭いが強い食べ物を摂取するとアポクリン汗の臭いと混ざってしまい、より強い臭いになる可能性があります。そのため健康的なものであっても臭いの強い食べ物に関しては控えるのが賢明です。

肥満

3つ目は肥満です。肥満だと体温が高くなりがちで、そのために体を冷やそうと汗の量が多くなります。この場合の汗もアポクリン汗腺が関係しています。つまり肥満であるとワキガの原因であるアポクリン汗が多く分泌され、臭いが強くなるということです。

また、目に見えるような肥満だけでなく、隠れ肥満に関しても同じことが言えます。隠れ肥満であるかどうかはBMIを確認することである程度判断することができるので参考にすると良いでしょう。

肥満や隠れ肥満を改善するためには食生活の改善や運動が有効です。さらに健康的な食生活や適度の運動はストレス解消にもつながります。ストレスの解消、食生活の見直し、運動といったものは独立したものではなく相互に影響し合っているので、どれか1つだけを取り組むのではなく、総合的に取り組むのが大切です。

市販グッズでワキガの対処!

生活習慣の見直しを図っている最中や、より効果的に臭いを抑えたい場合には市販グッズの活用が有効です。ワキガの臭いの原因はアポクリン汗が多く分泌され、細菌によって分解されることでした。つまりアポクリン汗の分泌を抑えれば臭いはしないということです。またアポクリン汗が分泌されたとしても細菌による分解が行われなければ臭いは発生しません。

そこで制汗剤が役に立ちます。しかし薬局やネット通販を眺めていると大量の制汗剤が販売されています。一体どれを選べば良いのでしょうか。制汗剤を選ぶポイントにはいくつかあります。

まずは汗腺の働きを抑えてくれる成分が配合されているものです。その成分として特に有効であるのがミョウバンです。ミョウバンは肌を引き締める効果があるため、同時に汗腺も引き締められ、汗の分泌が低下します。さらに、細菌の活動も抑えることができるため、多少汗をかいてしまったとしても、細菌による分解が起こらず、臭いが発生しません。

このようにミョウバンには2つの効果があるので、ワキガとの相性はピッタリです。ミョウバンが配合されている制汗剤は比較的簡単に入手することができ、一般的な薬局でも販売されています。制汗剤に迷ったらとりあえずミョウバンが配合されているものを購入すると良いでしょう。

そのほかのポイントとしては、殺菌効果の高さが重要です。汗の発生を根本的に抑えることができなかったとしても、細菌の活動を抑えることができれば臭いは発生しないからです。殺菌効果の高い成分としてはイソプロピルメチルフェノールが挙げられます。非常に高い殺菌効果を持っているのですが、刺激が少なく、子どもでも使えるほどの安全性が特徴的です。継続して利用することで細菌を徐々に減らしていくことが可能です。

制汗剤は外からの対処になりますが、サプリメントを使って体の中から対処する方法もあります。消臭効果のあるサプリメントの多くは体の酸化を抑える効果を持っています。酸化とは酸素と物が結びつくことをいい、代表的なものとしては、切ったリンゴを放置すると茶色く変色する現象が挙げられます。

サプリ

人の体においても酸化が起こっており、これを抑えることで消臭効果が得られます。抗酸化作用のある成分としては、ポリフェノールカテキンタンニンなどがあります。渋柿やお茶などに豊富に含まれる成分で、安全性が高いことも特徴的です。サプリメントの場合は「消臭用サプリ」として販売されていることが多く、成分ごとにサプリを購入する必要がないので非常に便利です。

しかしサプリを利用する場合は1点注意したいことがあります。ワキガの場合はあくまでもアポクリン汗が原因であるため、サプリから直接的な効果を得ることはできません。それでも臭いの抑制には少なからず貢献してくれます。サプリ単体で利用するのではなく、制汗剤との併用することでより高い効果が期待できるでしょう。

このように市販の制汗剤やサプリを利用することでもワキガの臭いを抑えることが可能です。しかし効果の高い市販グッズも万能であるわけではありません。生活習慣を見直すことを中心として、補助的な利用を意識することが大切です。

ワキガの治療と注意点

生活習慣の見直しや市販グッズを利用しても臭いが抑えられない場合には、手術で改善することも期待できます。

ワキガの手術法としては

  • 皮下組織吸引法
  • 超音波吸引法
  • 皮下組織削除法

の3つが代表的です。3つの手術法がありますが、基本的な考え方はどれも同じです。つまり、アポクリン汗腺を除去してワキガの原因となるアポクリン汗を根本的に出さないようにするという考え方です。手術法の違いは「どのようにしてアポクリン汗腺を除去するか」ということになります。

皮下組織吸引法

皮下組織吸引法はワキガの手術では比較的多く利用される方法です。わきの下に小さな穴を開け、専用の器具を使ってアポクリン汗腺を吸引します。手術時間は個人差がありますが、一般的に30分から1時間程度と短い時間で行うことができるのが特徴的です。傷口が小さいため手術の負担も少ない傾向と言えます。

脇毛がなくなることもないため、男性にも人気の手術方法です。さらに傷の治りが早いなど全体的に負担が少ない点がこの手術のメリットといえます。

しかしデメリットもあります。皮下組織吸引法はすべてのアポクリン汗腺を取り除けるわけではありません。なぜなら小さな傷口からはアポクリン汗腺の位置を特定することができないからです。そのためワキガの臭いが完全に消えることはありません。また皮下組織を吸引する際の力加減や患者の皮膚の薄さなどによっては腫れが生じることがあります。

その際はクリニックのアフターケアを受けることができますが、その内容についてはクリニックによって異なるため事前に確認しておくことが大切です。

超音波吸引法

超音波吸引法も皮下組織吸引法と同じく吸引による手術法になります。超音波吸引法の特徴は汗腺だけを破壊することができる超音波を使い、そして壊れた汗腺だけを吸収します。超音波を使用するため、直接器具で触れることができない部分の汗腺も破壊できるのが特徴で非常に高い効果が期待できます。

また皮下組織吸引法と同じように手術による負担が少ない点はメリットです。超音波吸引法は皮下組織吸引法よりもアポクリン汗腺の取りこぼしが少ないため「完璧な方法」と呼ばれるともあるのですが、やはりデメリットがあります。

デメリットの1つは皮膚の火傷です。超音波吸引法で使用する超音波は汗腺だけに効果が期待できると言われるのですが、人によっては汗腺以外の組織を傷つけてしまう場合があるのです。必ずしも火傷が発生するわけではありませんが、その可能性がある点については考慮した方がよいでしょう。また、アポクリン汗腺の取りこぼしが少ないとはいえ、完全にないというわけではありません。そのため超音波吸引法に関してもワキガの臭いが残ってしまうことがあります。

皮下組織削除法

皮下組織削除法は他の方法とは異なり、汗腺を吸収するのではなく医師が汗腺の位置を確認しながら直接切り取っていきます。皮下組織を均一にはぎとれるため非常に高い効果が期待できます。傷口を小さくできる点もメリットです。

しかし皮下組織削除法は1回に切り取れる範囲が限られることから、1カ所の傷は小さくできてもそれを何カ所も切れ目を入れる必要があるのです。そのため全体的な傷としてはやや広範囲になってしまいます。場合によっては皮膚が黒く変色してしまうことや、傷口が硬化する可能性もある点はデメリットといえるでしょう。さらに脇毛もなくなってしまう可能性があるため、男性が行う際には注意が必要です。

ワキガを治療の代表的な3つの手術法にはそれぞれにメリットとデメリットが存在します。仮に手術をしても思ったように臭いが消えない場合という可能性もあります。手術を行う際は医師とよく相談の上、総合的に自分が納得できる手術法でワキガの治療をすすめていきましょう。

ワキガの対処はできることから始めよう!

ワキガの原因はアポクリン汗腺から分泌されるアポクリン汗であり、この汗が細菌によって分解されることで独特の臭いが発生します。

また、ワキガ体質になってしまう要因として

  • 遺伝的要因
  • 精神バランス
  • 食生活

の3つがあります。遺伝的要因と言っても臭いの原因はアポクリン汗腺であり、アポクリン汗腺から汗を出さなければ臭いは発生せず、精神バランスや食生活といった生活習慣を見直すことで臭いの改善が図れます。また生活習慣の改善に加え、制汗剤やサプリメントなどの市販グッズを利用することでさらに臭いを抑えることが可能です。そしてその他の方法として手術が挙げられます。

つまりワキガの改善には

  • 生活習慣の見直し
  • 市販グッズ
  • 手術

3つの対処法があるということになります。

ワキガに関して深く悩んでいる人にとっては手術という方法は非常に魅力的に思えるかもしれません。しかしいきなり手術を行うという選択はあまり良い選択とは言えません。なぜなら手術で完全に治るとは限らないからです。手術ですべてのアポクリン汗腺を除去できるわけではなく、また除去しても汗腺が再生することがあります。

また、アポクリン汗腺はわきだけでなく、耳の穴や乳頭、陰部など体のさまざまな場所に存在しています。確かにわきにはアポクリン汗腺が多くあるため、わきのアポクリン汗腺除去だけでも大きな効果は期待できますが、それでも臭いが完全に消えるわけではありません。だからこそ生活習慣を見直して改善を図る必要があります。

生活習慣の改善は、手術のような短期間では行うことが難しいと言えます。しかし生活習慣の改善に大きな変化は必要ありません。ほんの少し食事を変えたり、ほんの少し運動をしたりする、というような小さな変化です。

ワキガの対処3パターン!正しい知識と行動が大切!のまとめ

ワキガは自分でできるような小さなことの積み重ねで対処することができます。まずはいきなり手術に頼るのではなく、できることから徐々に始めてみましょう。生活習慣を改善している最中には制汗剤やサプリといった市販グッズが役に立つはずです。それでもワキガの改善が見られない際には医師に相談の上、自分に合った手術を検討してみてください。

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