購入した商品をクレジットカード決済するときに、「クレジットカードが使えない!」という、困った事態に遭遇することがあります。必要な商品や欲しいものが買えなくなり、悪いことをしていないのですが恥ずかしさもあり、困ったものです。
そのような事態を招かないように、カードエラーについて、原因や特徴や対応法などを詳しく紹介します。
店舗側の原因によるクレジットカードエラー
クレジットカードのエラーが起きる場合、店舗側の問題でカードエラーになるケースがあります。この章では店舗で考えられるカードエラーの原因について紹介します。
店舗の決済端末機に不具合が起きている
店舗で使用しているカード決済の端末に何らかの不具合が発生すると、機械が正常に機能せずカードの読み込みができないこともあります。
それでも、カード決済を求める場合は購入する商店を代えることもおすすめです。
国際ブランドのカードに店舗側が非対応
カードを使った店舗が、国際ブランドのカードに対応していない場合は、カードの種類により決済できないケースもあります。
国際ブランドのカードは、世界中どこでも利用可能な便利なクレジットカードで、JCBやVisaやMastercardなどが代表的なブランドです。
店舗側が限られた国際ブランドのカードにしか対応しておらず、自分が通常使用しているクレジットカードでは、決済できない場合もあります。
そのときは、他社のカードを使い支払いましょう。
使用するクレジットカードのエラー
使用するクレジットカードに問題があり、カードエラーが発生することもあります。原因となる問題はさまざまな種類があり以下で紹介します。
クレジットカードの劣化
クレジットカードは長く使うと、カード表面にある磁気ストライプが劣化し、カードリーダーで読み取れなくなることがあります。
また、ICチップが埋め込まれているクレジットカードは、ICチップが破損してカードリーダーで読み取れなくなるケースがあります。
さらに、カードの表面部分が汚れている場合は、クレジットカードを柔らかい布で拭き取り汚れを落としましょう。
クレジットカードの暗証番号の入力ミス
クレジットカードを利用するさいに、本人確認のために暗証番号を入力するケースがあります。
この暗証番号を間違えるとクレジットカードは利用不可になるのです。
クレジットカードを複数枚持っているケースで、それぞれのカードに異なる暗証番号を設定していると、混乱して間違えるケースがあります。このような事態を防ぐためには、暗証番号は忘れないことです。
クレジットカードの有効期限切れ
クレジットカードを持っていてもカードの有効期限を知っている方は多くないはずです。
クレジットカードの有効期限切れでエラーになるとカードは使えません。カードの期限切れ前に新しいカードが送られてくるので、期限が近づいたら両方のカードを持ち歩き、期限切れについては十分に気を付けましょう。
[ad#ad-1]残高不足でカードエラーが発生
カード会社が請求する請求額に対し、決済する預金残高不足で引き落としできなかった場合は、一時的にクレジットカードの利用が制限されます。
このケースでは期限までに請求額を指定された銀行口座に入金する必要があり、不足分を早急に入金しましょう。
支払遅延は履歴として残り、信用情報にも関係してくるので、カードで利用した金額と引き落とし口座の残額をよく把握し、残高不足をなくしましょう。
利用限度額を超えカードエラーが発生
一般的にほとんどのクレジットカードには、利用限度額が設定されています。
その限度額を超える額はカード決済で使うことはできません。集中的にクレジットカード決済で大量に買い物をしたり、高額なブランド品などを購入したりすると、利用限度額を超えてしまうことがあります。
どうしても、利用限度額を超えて利用をしたい場合は、前もってカード会社に連絡を入れておけば、一時的に利用限度額を増額する「一時増枠」という対応もとれます。
クレジットカードエラー時の対処法
クレジットカードが使えないときは慌ててしまいます。そのようなときこそ、よく落ち着いて、お店の方にも相談し、対応しましょう。
エラーコードの確認
クレジットカードでエラーが起きたときは、大部分の場合、カードを読み込んだ端末にエラーコードが表示されます。そのコード番号でエラーが発症した原因も分かるのです。
自分が使ったカードでエラーが起きた場合は、表示されたエラーコードでエラー原因が理解可能なだけに、お店の方に聞いて原因を押さえていきましょう。
クレジットカード会社に問い合わせをする
お店側で原因がわかる場合は、対処方法を教えてもらい、原因と思われるポイントを一つ一つ対応しましょう。
それでもエラーの原因がわからない場合は、大至急クレジットカード会社に問い合わせしましょう。
クレジット会社の問い合わせ先は、ほとんどのクレジットカードの裏側に電話番号が記載されています。また、ウェブサイトやアプリでも確認可能です。
クレジットカードを複数枚持っておく
日本の成人は、平均すると2.9枚ほどクレジットカードを持っています。
複数枚持っていると、利用限度額を超えていたカードや、カードの物理的な不良などで使えない場合は使用を控え、問題なく使えるカードを利用して決済しましょう。
カードのフィッシング詐欺に注意
あなたのクレジットカードにトラブルが起きて使えなくなった、というフィッシング詐欺が増えています。大切なクレジットカード番号や期限に暗証番号などの情報を不正に入手する詐欺です。
とくに、インターネットで届いたクレジットカードに関する不審な電子メールはすぐに廃棄しましょう。
まとめ
クレジットカードは、大金を持ち歩かずに高級な商品を購入できたり、支払いが翌月であったり、分割払いも可能で使い方を誤らなければたいへん便利です。
しかし、クレジットカードではエラーが起きることもありますが、エラーの大部分は注意しておけば防げるケースが大部分です。
今回は予期せぬときに起きるカードエラーについて、店舗側とカード利用者側の2つに分けてエラーの例や原因と対応策まで紹介しました。小さな不注意や不可抗力の出来事が原因してエラーが出るケースが大部分です。慌てずに落ち着いて対応しましょう。