生え際が異常にかゆい時ってありますよね。その原因とは一つではなく乾燥や洗髪時のシャンプーなどの残りが原因になっていることがあります。生え際のかゆみが原因になって抜け毛が増えることはあるのでしょうか?
生え際がかゆいのは乾燥やシャンプーのすすぎ不足によるものが原因となっています。きれいにシャンプーをすすいでいても残っていることがありますので、生え際がかゆい場合には、丁寧に行ってみましょう。また抜け毛やハゲとの関係はあるのでしょうか?
生え際がかゆい原因は?
生え際のかゆみで悩んでいる人は、意外とたくさんいます。
『生え際』でかゆみが出やすい場所は、
主におでこの上・耳の周り・後頭部の襟足、の3ヶ所です。
きちんと洗っているはずなのに…と悩んでしまう人もいると思います。
では、なぜ生え際にかゆみが出るのでしょうか。
考えられる原因のひとつは、『シャンプー』です。
- シャンプーが合わない
- すすぎ不足でシャンプーが残っている
- シャンプーのやりすぎ
などです。
安価なシャンプーは、石油系で洗浄力の強いものが多いです。
健康な頭皮の人は何の問題もありませんが、敏感肌の人は、この化学成分が合わなくてかゆみが出てしまうことがあります。
すすぎ不足に関しては、
- シャンプーを流すときに上を向く人は襟足
- 下を向く人はおでこの上
に残りやすいです。
きちんとすすいだつもりでも、意外と残っているものです。
たいていの人は、毎日シャンプーしますよね。
かゆみがあるからと、1日2回以上シャンプーするのは頭皮の乾燥を招くことになりかねないので、やめましょう。
また、洗うときに爪を立てたりこすりすぎると、頭皮か潤い不足になってしまうので気を付けましょう。その他にも乾燥やアトピーなどが原因の場合もあります。
生え際のかゆみは乾燥が原因
冬はお肌が乾燥するように、頭皮も乾燥します。
乾燥すると刺激を受けやすくなるので、かゆみも出やすくなります。洗顔のあとに化粧水をしないと、顔がピリピリしたりかゆくなるのと同じです。実は、頭皮はとても乾燥しやすいエリアなのです。
おでこの上の生え際などが赤くなっている場合は、炎症を起こしているサインです。
普通、健康な頭皮は青白い色をしています。汚れや雑菌などのせいで炎症を起こしたまま放っておくと、脂漏性皮膚炎になってしまうこともあります。
生え際が乾燥しているな、と感じたら、血行を良くするために頭皮をマッサージしたり、積極的に保湿をしたりしましょう。保湿性が高く刺激が少ない『ホホバオイル』がおすすめです。ホホバオイルとは、ホホバという乾燥地帯の植物から抽出した油です。
乾燥対策は怠らないようにしてください。
アトピーとの関係は?
アトピーが原因で生え際にかゆみが出ることもあります。
ヘアカラーやブリーチなどで出る一時的なアトピー症状もありますが、慢性的なアトピーもあります。
かきむしると脱毛症やフケの原因にもなるので注意が必要です。
起きている間はなんとか我慢出来ても、寝ている間に無意識にかきむしってしまうこともありますよね。そのような時は、一旦症状を落ち着かせるためにローション系のステロイドの薬を使うことがあります。
ステロイドに抵抗のある人もいるかもしれませんが、アトピーのかゆみを落ち着かせるまでと割りきって使いましょう。
アトピーのある人は、帽子やヘルメットなどを日常的に使うことはおすすめしません。
蒸らすと細菌が増え、かゆみの原因になります。
また、界面活性剤やシリコンの含まれていない低刺激のシャンプーを使うようにしましょう。フケがあると不潔な感じがして何度もシャンプーしがちですが、シャンプーのし過ぎはNGです。低刺激のシャンプーでやさしく洗うようにしましょう。
[ad#ad-1]抜け毛が増えることも?
生え際のかゆみのせいで抜け毛が増えるわけではありません。かゆみが抜け毛の直接的な原因ではないのです。
しかし、かゆみは抜け毛が起こるサインかもしれません。抜け毛の前の初期症状、と捉えておいてください。
頭皮の血行不良や新陳代謝の低下により、毛根は細く弱くなってしまいます。
栄養不足にもなります。
毛根が弱っていたら、抜け毛の原因にもなりますね。これが『生え際のかゆみ』と『抜け毛』の関係です。
抜け毛を予防するためには、やはり頭皮を健康に保つことが大切です。
ストレスや不規則な生活、偏った食事などは、全て頭皮の健康にも影響します。
なるべくストレスを溜めないようにし、早寝早起きを心がけましょう。
質の良い睡眠はとても大切です。また、バランスのよい食事を意識しましょう。
コンビニ弁当などをよく食べるという人は要注意です。
脂っこい食事やストレス、睡眠不足は皮脂分泌を過剰にするので、かゆみの原因となります。
ハゲになるの?
生え際がかゆいと、『ハゲるかも…?』と心配になる人もいると思います。有名なのはAGA(男性型脱毛症)ですね。これは若い人でもなりうる病気です。AGAは、遺伝する病気だと言われています。
親族、とくに母方の家系にAGAの人がいると、遺伝しやすいそうです。
AGAは、テストスロンという男性ホルモンの分泌量と深い関係があります。テストスロンの分泌を故意に抑えることは出来ないので、AGAを完全に予防することは難しいと言わざるをえません。一度症状が出始めると、生え際から急速に進行していきます。
その際かゆみを伴うこともありますが、かきすぎると毛根が弱り、更なる抜け毛の原因になってしまいます。
AGAは、放っておけば進行するもので、治るわけではありません。
少しでも違和感を感じたら、早めに専門医療機関を受診しましょう。
参考⇒【AGA体験記が泣ける!】抜け毛が増えて薄毛発覚!劇的回復道のりとは?
専門医の治療を受けることで、進行を食い止めることが出来ます。そして、常日頃から『健康的な生活』を意識しましょう。
ストレスや生活習慣、タバコやアルコールの摂りすぎなどは、健康面からもあまりよくはありません。
AGAは、早い人は10代から症状が出始めます。生え際のかゆみを予防して、健康面な毎日を過ごしましょう。
生え際がかゆいと抜け毛の原因に?【乾燥対策は大切!】のまとめ
生え際がかゆい場合でも強くかきむしっては傷になってしまう場合がありますので、続く場合には薬や乾燥対策をして緩和していきましょう。