キャッシングは、まずは利用のために審査を受ける必要があります。その際に、他社からの借入有無や年収などの情報を確認されますが、審査を通りやすくするためなどの理由で、嘘の申告をしようという考えが浮かんでしまうかもしれません。
もしも嘘の申告をした場合にどうなってしまうのかは気になる部分です。今回は、キャッシングの際に他社借入や年収などを嘘つくことで、どのような影響をもたらすのかについてご紹介します。
嘘をついてしまいたくなる項目とは？
審査の際に、つい嘘をついてしまいたくなる項目として、主に以下の6つが挙げられます。
収入
収入を過大評価することで、高額な融資を受けられる可能性を追求することがあります。
また、現実の収入が不安定であったり低かったりする場合、申し込み審査を通過するために収入を誇張しようとして嘘をついてしまう傾向にあります。
借入状況
他の借入金がある場合、それを隠したり、実際の借入額よりも低い金額で申告したりしようとすることがあります。これは新たな融資を受ける際に、借入の返済能力を高く見せるための行動です。
雇用状況
長期の雇用履歴がない場合や職歴に穴がある場合、雇用履歴を誇張あるいは捏造しようとすることがあります。雇用履歴に矛盾があると、安定していないと思われてしまうことを恐れた嘘です。
信用履歴
過去の信用トラブルや債務整理がある場合、これを隠そうとしてしまいます。信用履歴に傷があると、新たな融資を受けるのが難しくなることから、信用履歴を誇張しようとします。
借入金の用途
借入金の用途に制限がある場合、その制限を回避しようとすることがあります。たとえば、キャッシングを消費者ローンとして使用し、本当の用途を隠そうとすることがあります。
担保情報
担保を提供しなければならない場合、担保情報を誇張しようとすることがあります。これにより、融資条件が緩和される可能性が高まります。
他社借入や年収などで嘘をつくリスク
他社借入や年収などで嘘をつくと、重大なリスクが生じる可能性があります。嘘をつくことが引き起こす主なリスクは以下のとおりです。
他社借入情報で嘘をつくことによるリスク
嘘をついて他社借入を隠すと、信用調査機関や金融機関は正確な情報を得られず、信用スコアを正確に計算することができません。信用スコアが適切に評価できないことで、将来的な融資やクレジットカードの利用に支障をきたす可能性が高まります。
また、審査通過率を低下させる恐れがあるのもリスクのひとつです。金融機関は借り手の借入金履歴を調査し、信頼性を判断します。もしも信用情報に虚偽の情報があると、審査を通過しにくくなります。
そもそも虚偽の情報提供は法的な問題を引き起こしかねません。金融機関に対して虚偽の情報を提供することは、詐欺行為と見なされ、刑事罰や民事訴訟の対象になることがあります。
年収情報で嘘をつくことによるリスク
年収情報を誇張したり、虚偽の情報を提供すると、信用スコアへの影響が出ます。信用スコアは収入に基づいて計算され、正確でない情報提供は信頼性を失わせ、信用スコアが低くなる可能性が高まります。
仮に嘘をついた年収情報に基づいて融資を受けた場合、本来の返済能力と実際の返済能力にギャップが生じます。これにより、返済が難しくなり、債務不履行のリスクが高まります。
他社借入や年収などの情報で嘘をつくことは、信用を失い、法的な問題を引き起こす可能性が高い行為です。金融取引においては正確な情報提供が極めて重要であり、信頼性を高める要素です。
虚偽の情報提供は一時的な利益をもたらすかもしれませんが、長期的には多くの困難をもたらすことを覚えておくべきです。
[ad#ad-1]嘘が発覚した場合どうなる？
嘘が金融取引やキャッシングの審査などで発覚した場合、さまざまな不利益が発生するのは間違いありません。嘘が発覚した際の具体的な影響や対処方法ですが、以下のとおりです。
融資取り消しまたは条件変更
嘘が発覚すると、金融機関は融資取り消しや融資条件の変更になる恐れがあります。これは、嘘をついた情報に基づいて融資が行われた場合、返済能力が実際と異なる可能性があるためです。
信用スコアの悪化
嘘が発覚すると、信用調査機関にその情報が記録され、信用スコアが悪化する可能性があります。信用スコアが低下すると、将来的な融資やクレジットカードの利用に制約が生じることがあります。
法的措置
嘘をついた場合、金融機関は法的措置を検討することがあります。詐欺行為として認識され、刑事罰や民事訴訟の対象となるかもしれません。また、法的な費用や罰金を支払う必要も出てきます。
金融機関との信頼関係がなくなる
嘘が発覚すると、金融機関との信頼関係がなくなることが予想されます。信頼性を失うと、将来的な融資や金融取引は絶望的です。
嘘が発覚した場合の最善の対処方法は、正直に事実を認め、金融機関と協力することです。金融機関との対話を通じて問題を解決しようとする姿勢は、信頼を回復する第一歩となります。
また、今後は信頼性のある情報提供を心掛け、信用を築いていくことが重要です。金融取引においては、信頼性と正直さが重要な要素となり、良好な信用スコアと信頼関係を維持するために欠かせない要素です。
まとめ
キャッシングにおいて他社借入や年収情報に嘘をつくことは、一見メリットが大きいように思えてしまいます。
しかし、その短期的なメリットには高いリスクが伴います。嘘が発覚すれば、信用スコアの低下や法的問題、信頼関係の崩壊は避けられません。正直な情報提供が、長期的な財務安定と信頼性の鍵です。信用を築くために、誠実さを大切にし、財務状況を正確に反映させることが最善の選択です。
