くるぶしが乾燥してしまう原因には擦れによるものがありますが、十分な保湿をしていれば予防できます。くるぶしの乾燥が酷くなってくるとかゆみから始まり、ひび割れによる痛みなども起きる場合がありますので要注意です。
くるぶしが乾燥する原因はこすりすぎや保湿不足がありますが、ひび割れなどを起こす前にしっかりと対策することをおすすめいたします。くるぶしの乾燥の当初はかゆみで済んでいたのが徐々に痛みからひび割れとなっていくことがありますので要注意です。
くるぶしが乾燥する原因は?
くるぶしが乾燥する原因は、洗体時にゴシゴシと洗いすぎてしまっていたりすることが原因になっています。特にくるぶしは靴下やレギンスによって摩擦が起こります。その為色素沈着を起こしてしまうのが第一の症状です。
ちょっと前だと角質取りがブームだった為に、この黒ずみを取りたいと軽石などを使って力強く洗っていたなんて方もいるのではありませんか?
実はこれが第二の症状である乾燥を生み出す原因なのです。
くるぶしはかかとに比べたら皮膚が薄いですから、刺激された事で「バリアしなくちゃ!」と頑張ってしまう為に硬化してしまいます。
出来れば洗う際にはタオルなどを使わずに素手で優しく洗いたいものです。
また、お風呂の後はきちんと保湿をされていますか?
きっと顔や上半身に比べると保湿も疎かになっているのではないでしょうか?先述した原因をほったらかしにしていては乾燥するのも当たり前です。ボディクリームや化粧水などを使ってきちんと柔らかい肌を保っていきたいものですね。
くるぶしの乾燥の対策法は?
足は全身の中でも特に皮脂が少ない為、その影響によるくるぶしの乾燥対策はやはりきちんとした保湿であるといえます。
また、乾燥の原因の1つに足先の冷えによる血行不良になっている場合もあるので、その場合はまず根源となっている冷え症をきちんと対策する事ががおすすめです。
冷え症は体内の血流が滞りがちになり、冷たくなってしまった血液が特に四肢の末端をキンキンに冷やしてしまいます。
これは肌荒れなどをうむだけでなく、不妊症や生活習慣病などの原因になりかねません。
今流行りの温活などを心掛けてみてはいかがでしょうか?
簡単にくるぶしの乾燥を抑えたい場合は、ピーリングジェルなどを利用して不要な角質を除去。その後ボディクリームなどできちんと保湿する事です。先述した冷え症との対策も合わせたいのならば、浴前にアロママッサージをしてみたりするのもおすすめです。
[ad#ad-1]かゆみがでる事も?
くるぶしが乾燥してかゆみがでるのは、“皮脂欠乏性皮膚炎(ひしけつぼうせいひふえん)”と呼ばれる皮膚の炎症を起こしている場合が高いです。
通称“乾皮”と呼ばれるこの症状はそもそも高齢者に多く見られがちでしたが、元々アトピー性皮膚炎になりがちだったり、石鹸やボディソープを多用する若い世代や子供にも多く発生するといわれています。
特に乾燥しがちな冬場は、皮膚のバリア機能が低下しがちになり、皮脂が減ってしまう事で乾燥してしまいます。
しかも、夏に比べれば足先は特に保温しようと靴下の重ねばきなどをしてしまいがちですよね。
だからこそ、特に冬場は石鹸の使用を控えたり、入浴後の保湿剤塗布を万全にしましょう。
それでもかゆみに悩まされてしまう場合は出来れば皮膚科を受診し、抗ヒスタミン・抗アレルギー薬の内服をしてもらいましょう。かゆいからと引っ掻いてしまうとさらに重い皮膚炎を起こしてしまう可能性が高いですから、正しい知識を持って対処してもらえればと思います。
酷くなると痛くなる?
くるぶしが乾燥して痛くなるのは、元々古い角質が皮膚表面に残っている為。そうなるとそれが外の刺激から皮膚を守ろうとバリア化してしまう為、その上からさらに分厚い皮膚になっていくのだといわれています。この症状を角化症といい、場所によっては別名・魚の目などと呼ばれます。
その為、硬化した皮膚はひび割れなどを起こりやすくなり痛みを生じてしまいます。そうならない為にも、日頃から保湿などのケアを心掛けたいですね。
硬化してしまっているからといって、軽石でこすったりするのは逆効果です。
石鹸やボディソープを少なめにして洗い、その後、尿素やビタミンE、コラーゲンやセラミドなどの保湿成分が入ったクリームを使って水分と油分の補給を心掛けましょう。
また、原因の1つに糖尿病がある場合もあります。
糖尿病の場合は、多尿により皮膚が脱水症状に陥ります。
その為くるぶしが乾燥する他に黒ずみが起こりやすくなり、合併症により感覚神経が障害を起こしてチクチクとした痛みが足や手の先に影響を及ぼします。腫れやかゆみもある場合は、尿血糖値も調べてみた方がいいかもしれません。
ひび割れは痛い?
くるぶしが乾燥してひび割れにまで達している…もしかしたらそれ、尋常性魚鱗癬(じんじょうせいぎょりんせん)と呼ばれるアトピー性皮膚炎の一種かもしれません。
尋常性というだけあって、この症状は魚鱗癬の中でも特に多く見受けられる症状です。特に、その症状は通常1歳~4歳頃の子供時代には発症する事が多いですが、現在は高齢者の病気も若年層に渡る時代。そう驚く事もないのではないでしょうか?
もちろん、皮膚がただ乾燥してひび割れをおこす事は少なくありませんが、これが全身に及んでいたり、皮膚が硬くなって魚の鱗のような状態…そうですね、いわゆる鮫肌の状態になっているのなら疑ってみるのも然り。元々アトピー性皮膚炎になりがちな方に多く見られますから、やはりそういった症状が出た場合には嫌がらず皮膚科を受診する事をおすすめします。
まずは皮膚を柔らかくする事が治療の第一歩ですが、変に刺激してしまうとまたバリア化してしまいます。自分の肌の特性を知り、対処していきたいものですね。
くるぶしが乾燥する原因は?【ひび割れやかゆみが出る事も!】のまとめ
くるぶしの乾燥は放置ちがちですが、気がつくと酷くなっていることがあります。これは体験談です(笑)くるぶしの色が変化してきたり、乾燥しだしたりしたら、すぐに保湿を心がけましょう。