短時間の睡眠が体に与える影響とは？健康悪化やストレス過多になる事も！

短時間の睡眠が体に与える影響が多々あります。遺伝の影響で睡眠時間が短くても生活に影響せずに健康被害も出ない人もいます。短時間の睡眠時間でも大丈夫な人たちはショートスリーパーなどと言われています。

遺伝的要因で睡眠時間が短くても大丈夫な人がいますが、基本的には睡眠時間が短いと日中に眠くなって集中力が低下してしまったり、生活習慣病になるリスクが高まってしまう人もいます。ショートスリーパーの特徴と睡眠時間が短いとどのような影響があるかをまとめてみました。

短時間睡眠でも大丈夫な人の特徴

ショートスリーパーと言われている短時間睡眠で大丈夫な人の特徴をまとめてみました。

ショートスリーパーはレム睡眠と言われる脳の眠りが浅い時間が少なくて、ノンレム睡眠と言われる脳の眠りが深い時間がほとんど普通の人と変わらない状態の人がショートスリーパーに定義されます。

レム睡眠が短くてノンレム睡眠が普通の人と変わらないので、短い睡眠時間でも昼間に眠気を感じることなく、集中して勉強や仕事に取り組むことができます。

睡眠時間が身近打てもノンレム睡眠の時間は変わらないので健康上も問題ないのです。

さらにショートスリーパーは寝ている状態から覚醒するまでの時間が短いという特徴があり、寝起きもスッキリしてるのですぐに起き上がって活動することができる人が多いです。これは時差ボケなどもほとんど影響が出ないメリットにも繋がってくる体質になります。

アメリカの大学の研究でショートスリーパーは遺伝的要素が大いに関係していることが分かっています。睡眠時間が短くても大丈夫な人は睡眠に影響を与えて、体内時計と関係があるDEC2の遺伝子に変異を有することが研究結果で分かりました。

このDEC2の遺伝子の変異がある人は、普通の人と比べて睡眠時間が短くても健康に問題が無いことが報告されています。

さらにDEC2とは別のADRB1という遺伝子も関係しています。DEC2と同じようにADRB1の遺伝子の変異を有する人も睡眠時間が短くても生活に支障が出ないだけでなく、健康も問題なく生活できることが報告されています。

ショートスリーパーは遺伝的要素が多く関わっているので、誰でも容易に睡眠時間を短くしても大丈夫というわけではありません。基本的に平均で7時間以上の睡眠するのが望ましいと言われています。

遺伝的要因で睡眠時間が短くても大丈夫な人がいますが、そうでない人はできるだけ多くの睡眠時間を確保するようにしてください。そうすることで起きているときは眠くならないで集中できますし、病気になるリスクも減らすことができます。

ショートスリーパー以外の人が睡眠時間が短いとどうなるかをまとめてみました。

睡眠時間が短いと脳の「前頭前野」の働きが低下してしまいます。この部位は集中力や注意力や判断力などをコントロールする重要な脳の部位になります。しっかり睡眠を取ることで前頭前野の働きを維持することができます。

前頭前野の働きが低下すると、起きているときに注意が散漫になったり、覚えることができなかったり、同じことを繰り返してしまうこともあります。判断力まで低下するので、仕事などに悪影響を及ぼす可能性が高いです。

睡眠時間が短くてそれが睡眠不足になってしまうと、起きているときにイライラしたりして自分の感情をコントロールできなくなってしまいます。さらに意欲やモチベーションの低下にも繋がり、最後は鬱になってしまう可能性もあります。

睡眠不足はうつ病や認知症などのリスクを高めてしまうので、ショートスリーパー以外の人は、規則正しい生活をしながら毎日7～8時間の睡眠をしっかりとることで、自分の感情をコントロールすることができます。

睡眠不足が短いと食欲を増進させてしまうホルモンが多く分泌されやすくなります。反対に食欲を抑えるホルモンが抑制されるので、結果的に食欲をコントロールできなくなって食べ過ぎて病気になってしまうリスクが高まります。

この他にも睡眠不足でインスリンの効きが悪くなってしまったり、血圧が上昇したり、悪玉コレステロールが増えてしまうことも分かっています。これらの症状で生活習慣病になるリスクが高まってしまいます。

ショートスリーパーで睡眠時間が短くても大丈夫な人がいるのも事実です。しかし平均の睡眠時間は7時間以上確保することが望ましいので、全員が短い睡眠時間でも良いというわけではありません。

人それぞれで適切な睡眠時間が異なるので、自分自身でどのくらい寝ればすっきり目覚めることができるか？日中も眠くならないで仕事や勉強などに集中することができるかを見極めて、自分に適した睡眠時間を確保するようにしてください。