グローバル化も進み、小学校の授業でも必須になってきた英語。英検を持っていると履歴書にも記載でき、就活や仕事をする上で有利になれるので英検を取得したいという方もいるのではないでしょうか。しかし、自分だけではなかなか勉強が捗らなかったり発音などがわからずに困ることも多いですよね。そこで今回は、英会話を通して英検対策はできるのかを解説していきます。
英検とは?
まず始めに、英検は文部科学省後援の幅広い年代の方が受験する「英語検定試験」のことです。
英検は、2016年に各級の合否判定方法や問題形式がリニューアルされ、「世界基準で英語力を証明できる資格」になりました。
・1級…大学上級程度で二次試験では2分間のスピーチや質問があります。
・準1級…大学中級程度で実践的な作文の問題が出題されます。
・2級…高校卒業程度で社会性のある英文読解も出題され、コミュニケーション力が高く評価されます。
・準2級…高校中級程度で教育などを題材とし、長文の穴埋め問題も出題されます。
・3級…中学卒業程度で二次試験でスピーキングテストが行われます。
・4級…中学中級程度で身近なものを題材とし、読解問題が出題されます。
・5級…中学初級程度で身近な話題が出題されます。
上記のように7つの級があり、身の回りの日常会話から社会的な題材まで幅広い場面を想定して出題されます。
英検対策などの問題集だけでなく、英会話も学んでおく必要があります。
英会話が英検対策になる理由
英検対策として、問題集で勉強をするだけでもいいのか、英会話も学んだ方がいいのか悩むこともありますよね。
ここでは、英会話で英検対策になる理由を解説していきます。
カジュアルな英語が学べる
英検の過去問を見てみると、説明文のような文章だけではなく「会話向け」がよく出題されています。
友達や夫婦などが実際に会話をしているような「ミニ会話」もよく出題されていますが、英語をネイティブに使用する方が実際に使うような熟語なども出題されます。
そのため、実際にネイティブの方と会話をしたり英会話を学んでおくことが大切です。
会話形式な問題が多い
英検で行われるリスニングセクションは、会話式の質問が中心になっています。
カジュアルな表現を知らないと、参考書ではこんな単語の使い方はしなかったのにという単語が使用されたりします。
また、リスニングやスピーキングだけでなく、イントネーションやアクセント、発音の仕方も日本語とは異なるので英会話は学んでいる方がいいでしょう。
スピーキングスキルがチェックされる
英検では、二次面接試験でスピーキングスキルのチェックがされるテストがあります。
絵を見てその人が何をしているのか英語で説明をするや環境などのテーマについて自分の意見を尋ねられるなどの試験があります。
自分の意見を英語で説明しなければならないので、英会話力が試される試験でしょう。
英検対策はどうすればいい?
英検対策で、参考書などを使用して独学をしているという方やスクールに通っている方もいるでしょう。
ここでは、英検対策のおすすめを解説していきます。
参考書を使用する
本屋などで、参考書や過去問を購入して自分で勉強するのが一般的でした。
できるだけ勉強費用を抑えたい、スクールに通う時間がない、自分1人でも勉強ができるという方は参考書でも勉強でもいいでしょう。
まず、参考書を購入する前に自分のレベルに合わせて受験級を検討する必要があります。
・自分の受験する級に合わせた参考書を選ぶ
・自分の苦手分野を克服できるものを選ぶ
・単語を習得できる単語帳
・詳しく解説してくれている参考書
上記のように問題集を選ぶ際のポイントを確認しながら自分に合った参考書を選びましょう。
スクールに通う
英検対策のスクールは、1対1の個別指導とグループレッスンがあります。
英検までの学習カリキュラムを一緒に考えてくれるなど、英検合格に向けて1人1人に合わせた対策をとってくれるのも嬉しいポイントですよね。
・講師の質を確認する
・講座の内容で選ぶ
・講座の回数で選ぶ
・複数のスクールを比較をする
しかし、入会金や受講料、教材費やスクールまでの交通費などもかかるので、スクールに通うまでに複数のスクールを検討するのがいいでしょう。
オンライン英会話
オンライン英会話は、自宅で空き時間を使用して勉強することができます。
自宅の近くにスクールがない方や、スクールに行く時間がないという方におすすめです。
・わからないことを質問できる
・英検の二次試験対策もできる
・自宅でも英会話が学べる
上記のようにメリットも多いですが、予約が必要、月何回までと回数などが決まっているスクールもあるので、自分に合ったオンライン英会話スクールを検討してみましょう。
まとめ
ここまで英会話は英検対策につながるのかを解説してきました。
英検対策で、参考書などで勉強することも大切ですが英会話力も必要だということがわかりましたね。
英会話教室に通えないという方は、オンラインで勉強することも可能なので自宅で英会話力を伸ばしていきましょう。