普段Wi-Fiを使用している際に、接続の悪さを感じることがあります。動画の視聴など、支障が出てしまうため、ストレスを感じてしまう要因です。
そのようなときにまずは確認するべきポイントがいくつか存在します。また、改善方法を知っておくだけでもすぐに対応できるので安心です。
今回は、Wi-Fiの接続が悪くなる原因や改善方法についてご紹介します。
Wi-Fiの接続が悪くなる主な原因
Wi-Fiの接続が悪くなってしまう主な原因ですが、以下の4つが挙げられます。
ネットワークの混雑
回線によって異なりますが、共用であることが多いため、利用する時間帯やエリアによってはネットワークが混雑して接続が悪くなってしまいます。
同じWi-Fiチャンネルを共有する多数のデバイスが同時に通信することでも発生する問題です。ネットワークのトラフィックが過度に混雑し、速度や信頼性が低下します。
家の中の障害物と信号の干渉
壁や建物の構造、金属の家具など物理的な障害物が原因になることも少なくありません。Wi-Fiの電波が妨げられてしまい、接続の品質に悪影響を及ぼしてしまうのです。
また、近くの他の電子機器や無線信号(Bluetooth、電子レンジなど)も干渉の原因となります。特定の部屋や位置あるいはタイミングで、よく接続が悪くなる場合に考えられる事象です。
ハードウェアとソフトウェアが古い
古いルーターやモデムを使用していたり、使用しているデバイスのハードウェアやソフトウェアが更新されていない場合に考えられる原因になります。
最新のWi-Fi規格やセキュリティ機能を利用できていないことにより、接続速度や信頼性に問題が生じるのです。
適切な位置にルーターがない
Wi-Fiの電波を飛ばしているルーターの位置が悪いと、電波の範囲や品質に影響を及ぼします。適切な位置に設置しないと、一部のエリアでWi-Fiの利用が制限されることもあります。
Wi-Fiの電波は、直線的ではなく球体状に飛ぶのが基本です。
ルーターが部屋の角や壁際などに設置されていると、電波が半分ほどしか飛ばないことになるため、接続の悪さを生んでしまいます。
Wi-Fi接続の改善方法
Wi-Fiの接続が悪い場合の改善方法としては、主に以下の6つが挙げられます。一時的なものや慢性的なものなど症状に応じて実践しましょう。
再起動の実施
ルーターは基本的に常時稼働しているものですので、時間とともに動作が不安定になることがあります。
Wi-Fiの接続が悪いと感じた場合は、まずルーターを再起動しましょう。
また、問題の有無に関わらず、定期的な再起動も対策として効果的です。スケジュールを決めて、ルーターを定期的に再起動しましょう。動作が安定し、パフォーマンス向上につながります。
デバイスの再起動
ルーターではなくデバイスに問題があるケースも少なくありません。デバイスの再起動を実施して、それで安定するかどうかをチェックしましょう。
一時的なものではなく、慢性的に接続が悪い場合には、ルーターなどが問題の可能性が高くなります。
できるだけ部屋の中央にルーターを設置する
ルーターの位置は、Wi-Fi信号の範囲と品質に直接影響を与えます。適切な位置に設置しないと、一部のエリアで信号が弱まります。
ルーターをできるだけ中央に配置し、なおかつ高い場所に設置しましょう。
これにより、信号は均等に広がります。壁、家具などの障害物から遠ざけ、空間に余裕を持たせることで信号が妨害されにくくなります。
最新のルーターに交換する
古いルーターは新しいWi-Fi規格や性能向上の機能に対応しておらず、性能が劣ってしまいます。すぐに最新のルーターに交換しましょう。
新しいルーターは高速で信頼性の高い接続が可能ですので、最大の性能を発揮できます。メッシュWi-Fiにすることで、大規模な住宅やオフィスで電波を均等に分散できるのでおすすめです。
回線契約やプランの見直し
回線契約やプランで帯域幅や速度に制約を持っている場合、Wi-Fi接続の品質が低下することもあります。
インターネットサービスプロバイダ(ISP)に相談し、より高速なプランや帯域幅を提供しているか確認しましょう。
普段インターネットをどのように利用しているのかを改めて考え、利用パターンに合わせて適切なプランを選択するのがおすすめです。
セキュリティを最適化する
セキュリティの脆弱性がある場合、外部の不正アクセスやハッキングのリスクが高まります。WPA3などの最新のセキュリティプロトコルを使用してルーターを保護しましょう。
強力なパスワードを設定し、定期的に変更すると安心です。ファイアウォールとセキュリティソフトウェアも適切に設定し、ネットワークを保護しましょう。
まとめ
Wi-Fiの接続が悪いだけで非常にストレスを感じてしまいます。
一時的なものもあれば、慢性的に発生するケースもあるため、症状を見極めた上で再起動などで改善を図りましょう。現在接続の悪さを感じていなかった場合でも、接続を悪くする原因に該当する環境かどうか確認してみることは大切です。