建築関係の仕事をしてみたいと思っている人はいませんか?もし建築関係でキャリアアップを検討しているのなら、関係する資格を取得しておきましょう。
ここではこれから建築の仕事を目指す人のために、特に受験資格を設けていないおすすめの資格についてピックアップしました。
- 電気工事士
- 測量士
- 宅地建物取引主任者
以上の資格は実務経験がなくても受験できますし、年齢や学歴などの細かな条件がありません。誰でも取得できるので、就職前に資格取得を目指しませんか?
実務経験なしの資格で建築でおすすめ3選
建築系の資格の中でも特別受験資格が設けられていないおすすめのものを3つピックアップしました。
建築の世界でキャリアアップを目指すのであれば、以下で紹介する資格取得を目指しませんか?
電気工事士
電気工事に関する資格で、第一種と第二種に分類できます。
第一種は最大電力500キロワット未満の施設、第二種は一般住宅と小規模店舗を対象に電気工事が可能です。
筆記試験と技能試験によって構成されています。
まずは第二種試験から受験しましょう。
第二種は例年年2回試験が実施されていて、筆記試験は50問出題されます。
電気に関する基本的な理論や施工方法、検査方法について問う問題がメインです。
技能試験では電流や電圧、電力、抵抗の測定や電線の接続、配線工事、機器の取り付けなどいくつか課題が出ます。
その中から任意で一つ選び、40分の制限時間で完了できれば合格です。
測量士
測量士も受験資格が特に決められていないので誰でも受験が可能です。
土地開発や建物を建築するにあたって、基礎データを収集する仕事になります。
測量士のほかに測量士補の資格もあります。
測量士は測量計画の立案や実施をする最終責任者で、測量士補は測量士の作成した計画に基づき実際に測量を行う人のことです。
毎年9月中旬ごろに試験が実施されます。
午前中は択一式で、午後は必須問題1問と選択4問の中から2問選んで解答します。
択一式は700点満点中400点以上、午前と午後の合計1,400点満点中910点以上獲得できれば合格です。
合格率は測量士が10%程度、測量士補が30%程度ですから難易度は高いです。
宅地建物取引主任者
いわゆる「宅建」と呼ばれる資格で、アパートやマンションなどの売買や貸借契約をする際に重要事項を説明する人です。
宅地建物取引主任者は特別受験資格は設けられていません。
四肢択一問題が50問出題されます。
土地の形質や面積、区分、建物の構造などに関する問題が出題されます。
宅建業法施行規則のほかにも民法の権利関係から主に出題される傾向が見られます。
過去10年間の推移を見てみると、合格率は大体15~17%台です。
決して簡単に取得できる資格ではありませんが、取っておくと建築業界で活躍できます。
とくに自前で物件の販売を手掛けているハウスメーカーに就職する際には有利に働く資格といえます。
[ad#ad-1]建築系資格を取得するメリット
建築業界で活躍しようと思っているなら、関連する資格を取得しておいて損はありません。
なぜ取得すべきなのか、主な理由について以下で紹介します。
就職に有利
建築に関する資格を持っていれば、少なくてもそのジャンルにおける専門知識やスキルを持っていることが客観的に立証できます。
特定の能力を有していることが立証されれば、建築関係の会社も採用したいと思うでしょう。
また関係する仕事は資格を持った人に割り振ればいいと、社内の信用力も高まります。
キャリアアップが期待できる
資格を持っていれば、その能力が認められて将来的には昇進や昇給の話も舞い込んできやすくなります。
キャリアアップできれば、管理職などより重要な役割を担うことになるでしょう。
キャリアアップに伴い、給料アップも十分期待できます。
自信につながる
資格取得できれば、「がんばればこの業界でもなんとかやっていける」という自信につながります。
これから初めて建築業界に足を踏み出そうと思っている人は、「自分に務まるか?」と不安に感じているかもしれません。
しかし資格が取れれば自信も付き、精神的にゆとりを持って仕事に当たれます。
まとめ
建築業界でキャリアアップしたい、活躍したいと思っているのなら関連する資格取得を目指すのも一考です。
建築関係の資格の中には学歴や実務経験など、受験資格を設けているものも少なくありません。
一方こちらで紹介したように、特に受験資格がなくだれでも受けられるような資格試験もあります。
まずは受験資格のない試験を受けてみて、関連資格を取得してみませんか?
就職後も別の資格取得を目指し、複数の関連する資格が手に入ればさらに活躍できるフィールドも広がっていくでしょう。
ここで紹介した試験は決して難易度は低くないかもしれません。
しかし受験してみる価値は十分あるはずです。