わきがを即効で治そうとして手術を受ける方が多くなってきましたが、わきが手術で失敗してしまい手術跡の残りや再発をしてしまった体験談も見かけます。わきがの手術を失敗しないためにはどうすればよいのでしょうか。
わきが手術で失敗したという体験談や口コミが多数見かけますが、その要因として手術跡が残ってしまったことやわきがのニオイの再発などがあげられます。もちろん手術ですっかりわきがなくなったというものも多いのですが、多少なりともリスクがあることを認識しておくことが大切ですね。
わきがの手術とは?
わきがが気になる、そんな方はとても多いです。
電車やバスに乗っていてわきがの人がいると自分もこうやって他の人に臭いと思われているのではないかと不安にもなってしまう事でしょう。
そこでわきがの手術というものが最近メジャーになり始めてきました。
わきがの手術にはいくつか種類があります。
一番多い手術方法としては剪除法というもの。
わかりやすく言うとわきの下を切開し、皮膚についているアポクリン腺を一つ一つしっかりと確認しながら切除していくというものです。
アポクリン腺はわきがの原因ともされている汗腺なので、これを取る事でわきがや汗が抑えられるのはもちろん、わき毛も少なくなるというメリットがあります。
もう一つは皮下組織吸引法。
これはよくテレビの美容番組でもやっているような脂肪吸引のような方法となります。わきの下に小さな穴を開けてそこからアポクリン腺を含むいくつかの汗腺を吸引してしまうというもの。
三つ目は超音波吸引法。
これは皮下組織吸引法の応用型のようなものです。超音場を出す事で熱を発生させ、その熱で汗腺を壊して吸引していくというもの。
四つ目は皮下組織削除法。
これは専門の器具を使って皮膚の表面を皮下組織ごと削っていくというものになります。医師の技術が必要なので、意外と行っている病院は少ないです。
わきがの手術で跡は残る?
わきがの手術で跡は残るのか、特にお子さんにわきがの手術を受けさせたいというような方はとても気になるところですよね。
正直わきがの手術はわきの下を切って行うものが多いので、どうしても跡は残りやすいです。
もちろん手術を受ける方の体質が傷が残りやすい方なら特にです。
それでも最近ではなるべく傷跡が残らないように切る長さを短くしたり、縫合の際になるべく傷が綺麗に塞がるように細かく丁寧に塗ってくれる先生もいらっしゃいます。傷跡を残らないようにするためにはまず、わきが手術を受ける段階でなるべく手術慣れのした評判の良い先生を選ぶようにしましょう。
また手術後はなるべく腕を動かさないように安静にすると傷跡も残りにくくなります。
ある程度の小さい傷跡でしたら、最初は目立っていても数年経てば目立たなくなるので可能なら気長に傷跡が薄くなるのを待ちましょう。
どうしても気になるという場合は、完璧に何も跡がないようには出来ませんがある程度目立たなくしてくれる修復手術というものも出来ますので病院で先生に相談してみると良いでしょう。
わきがの手術が痛い?
わきがの手術は痛いのか、痛がりな方にとってはとても重要なポイントですよね。
わきがの手術の場合、手術の際は局部麻酔をしっかりしますので切開されている最中に痛いという事はありません。ただ麻酔をする時の注射はどうしても注射特有のチクッとした痛みがありますので、注射が苦手な方は事前に覚悟しておくと良いでしょう。
わきがの手術の痛みというとやはり一番痛みが出るのは手術の後になります。麻酔が切れるとどうしても痛みが出てきてしまい、手術した日の夜が一番痛いと言われています。その日の夜は人によっては痛みで眠れなかったり、寝返りをうつのに激痛が走るなんて方もいらっしゃいます。
こればかりは手術をした先生の腕や、手術を受けた方の痛みの感じ方の強弱によっても変わってきますので、正直手術を受けてみなければわからないものです。
手術の次の日は痛み止めの薬を飲めば抑えられる程度の痛みとなりますので、2,3日は痛み止めに頼るような生活になる可能性があります。
しかしいくら痛みがつきものとは言っても、術後に激しい痛みを訴えているようならきちんと病院へ行って相談をするようにしましょう。もしかすると傷口が炎症を起こしている可能性もありますので、油断しないように。
[ad#ad-1]再発する心配は?
わきがの手術をしても臭いが再発してしまう事は少なくありません。
それでも手術をする前よりは臭いの強さも弱くはなっているかと思いますが、臭いがするというだけでやはり気になってしまいますよね。
せっかく手術をしたのにガッカリなんてことも。
どうして手術をしたのに再発してしまうのかと言うと、わきがの原因であるアポクリン腺はとても再生力がある汗腺なので、手術の際に少しで取り残しがあるとわきがが再発してしまう可能性が高くなってしまいます。ただし全部のわきが手術で再発があるのかというとそうではありません。
一番メジャーな手術である剪除法は、しっかりと目で確認しながらアポクリン腺を取る手術ですので、ほぼ確実にアポクリン腺を取る事が出来るので再発の可能性はとても低いです。
逆に再発しやすいのがその他の手術法となります。
特に汗腺を吸引するタイプの手術はアポクリン腺の吸引が確実ではないので取り残しが起きやすいです。
その結果手術から1年程で再発をしてしまうという場合も。
また、10代以下で手術をしてしまうとまだ成長し切っていない小さなアポクリン腺が取りきれないという事もあるので再発しやすいのが特徴でもあります。
費用は?
わきがの手術の費用は病院や保険の適用、治療法によってバラバラです。
全体的に平均の料金を見ると大体15万~50万前後となります。ここから保険が適用する事でまた前後してくる可能性が出てきます。
以前までならわきがの手術は保険が適用しないものが多く、特に美容外科での手術はとても高額なものでした。しかし近年わきが手術の需要が増え始めた事もあり、保険が適用するクリニックや病院が増え始めてきました。
まだ全ての病院が適用するというわけではないので、しっかりと事前に確認を取るようにしましょう。
ですが保険が適用な病院ならどこでもすぐに適用して手術をしてくれるのかというとそうではありません。
保険が適用する場合というのは、どれだけわきがの臭いが強いかによって変わってきます。
とは言え臭いの強さを判断するのは医師となります。なんらかの形で臭いを数値化するわけではないので、結局のところ人によって判断に違いが出てしまうのが要注意となります。
例えば、ここの病院だと保険が適用すると言われた、でももう一つの病院では適用しないと言われてしまった。
こういう事もよくあるのです。
それを少しでも対策するためにも最近では病院の他の医師や看護師も含めた判定をするところや、手術を受ける方のご家族にも判断してもらうといった方法を取り入れている病院やクリニックも増えてきました。それでもまだ全ての病院に対策されているわけではないので、保険が適用しないと判断された方は別のところでも診察を受けて見ることをオススメ致します。
失敗することもある?
わきがの手術に限りませんが、失敗することは当然あります。
わきがの手術というと最近では命に関わる程のものでもないですし、範囲も小さいので成功しやすいと思われがちですが必ずしも成功率が完全に100%ではないという事を忘れないようにしておきましょう。
わきがの手術で失敗する例というと、一番は傷跡が残ってしまうということ。
次に、臭いが消えないというものもあります。
中にはわきがは収まったけど別の箇所が臭がするようになったなんて方もいらっしゃいます。
手術自体は成功でもこういった細かい術後の変化もありますので、なかなか完璧な手術というものは難しいのが現状です。それでも失敗をさけるためにも、まずは事前にしっかりと病院や医師を調べること。少しでも疑問を持ったら納得するまで質問をすること、自分の体質を知る事を忘れないようにしましょう。
もちろん手術以外にもデオドラントを使用してみたり、食生活を野菜中心にするなど自分で出来る範囲の対策もしてみるようにすると更に良いでしょう。
口コミでの体験談は?
口コミでわきがの手術体験談はとても多いです。
皆さん大体手術前の状態から手術のこと。数年経ってからの事を教えてくれています。
一番多い口コミは、遺伝的な強いわきがだったが手術をして臭いがしなくなったというもの。色々と試した方が多いようでボトックス等も含めて一番効果がちゃんと出たのは手術だったという口コミの方が多いですね。
次に多いのは、臭いは無くなったが傷跡が残ってしまったというもの。
全体的に見ると手術をして良かったという方が多いですが、やはり傷跡に関して書いている方も少なくありません。中には臭いもと取れず傷跡だけ残ってしまったという悲しみの体験談から、再発したから再度手術をして今度は臭いがしっかりと無くなったという体験談も。
術後の痛みや、傷が落ち着くまでどういう行動が難しいのか、寝るときはどういう寝方で痛みを防いでいたのか等細かい体験談も多くありますので、手術を検討している方は参考にしてみると良いでしょう。
中にはブログにして日々の状態をリアルタイムで記録しているような方も何人かいらっしゃいますので、そちらも参考になることでしょう。
わきが手術の跡残りや再発はある?【失敗体験談も多い!】
跡が残ってしまうのは嫌ですが、ニオイが再発するのはもはや失敗と感じてしまいます。手術は最終手段として、まずはできることからスタートしてみるのが良いのではないでしょうか。