英語の資格やテストにはさまざまな種類があります。
これまではリスニングやリーディングが中心のものが一般的でしたが、近年は英会話力を測定するスピーキングテストも注目されています。
- 「名前は聞いたことあるけど、内容は分からない」
- 「どんな種類があるか知りたい!」
このようにお考えの方もいるのではないでしょうか?
今回は、英語力を測定するスピーキングテストについてご紹介します!どんな種類があるのか、それぞれの特徴もお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。
英会話力を試すスピーキングテストとは?
スピーキングテストは、英語力を試すテストです。
英会話力を分かりやすくすると、英語での会話をスムーズにできるかということです。会話をスムーズに行うためには、正確に英語を発音できることが重要になります。
英語での会話力を上達させたいと思ったら、独学でトレーニングする方もいらっしゃるでしょう。
しかし、より早く上達するためには、正確な指標や客観的に、英語の発音を診断・評価してもらうのがおすすめです。
スピーキングテストでは、英語の発音がどの程度ネイティブかを判定できます。
正確に発音できるかを基準に、発音の診断から、英会話力を診断しています。
スピーキングテストの種類とは?
スピーキングテストには、さまざまな種類があります。
ここではそれぞれの特徴をご紹介します!
TOEICスピーキングテスト
TOEICスピーキングテストは、TOEIC Speaking & Writingのスピーキングの部分に特化したテストです。
TOEIC®の運営会社が提供しているため、認知度や企業からの信頼度が高い特徴があります。
TOEICのスコアが良いからといって、ビジネスで通用する英語が話せるわけではありません。
そのため近年では、英語のスピーキングテストの結果をもとに採用や社内での評価を行う企業が増えています。
TOEICスピーキングテストの特徴とは?
特徴は以下の通りです。
- テストはパソコンとヘッドフォンを使用して行う
- 試験時間は約20分
- 試験結果はインターネットで発表、30日以内に公式認定証発送
- イントネーション、発音、アクセントも評価される
IELTSスピーキングテスト
IELTS(アイエルツ)はInternational English Language Testing Systemの略です。
英語圏では知名度が高い英語能力試験です。
アメリカに留学する場合、アメリカの大学教育を反映しているTOEFLを受験するのが一般的です。
しかし、イギリスやオーストラリア、カナダに留学する場合は、IELTSを受験する方が多いでしょう。
海外留学だけでなく、移住や海外での就業を希望する人に対しても英語力を判定するために採用されているテストです。
IELTSスピーキングテストの特徴とは?
IELTSの特徴は以下の通りです。
- ネイティブスピーカーの試験官と1対1のインタビュー形式で行う
- 試験時間は約15分
- 試験管が受験者のレベルに合わせて難易度を変える
- 制限時間がなく、話し始めるまでに時間がかかったり、喋りすぎでも減点はない
VERSANT
VERSANTは、日本経済新聞社とピアソン出版社が共同で開発したスピーキングテストです。
国内外の企業をはじめ、教育機関や政府関係の機関でもすでに採用されています。
とくに国内では海外赴任者の採用基準としても使われているテストです。
VERSANTは昇進時や転職時の英語力を判断する際の指標にもなります。
VERSANTの特徴とは?
特徴をご紹介します。
- PCやスマホで24時間好きなときに受験できる
- 試験時間は約20分
- AIの自動採点システムですぐに結果がわかる
- グローバルに展開する企業や教育機関で導入されている
E-CAT
E-CAT はEnglish Conversational Ability Testの略です。
4技能英語能力テストを開発したiTEP International社によって開発されました。
E-CATは日常会話の英語力を測定し、英語学習を促進することを目標としています。
そのため、他のスピーキングテストに比べて難易度は低いといえるでしょう。
自分の英語力を試したいけど、難しいテストは自信がないという方も挑戦しやすいテストです。
E-CATの特徴とは?
E-CATの特徴は、以下の通りです。
- PCを使って24時間好きな時に受験可能
- 試験時間は約30分
- 試験内容は日常英会話についてなので、ビジネスやアカデミックな知識は不要
- 初心者でもリラックスして受けられるよう配慮されている
スピーキングテストを受けるメリットは?
スピーキングテストを受験すると、以下のようなメリットがあります。
- 自分のスピーキングレベルが把握できる
- 英語学習のモチベーションになる
- 就職や転職の際に役立つ
それぞれ詳しくみていきましょう。
自分の英会話力が分かる
テストでは総合的なスコアだけでなく、発音や語彙力など英会話で必要なスキルの評価が項目ごとに確認できます。
テストによっては細かくアドバイスがもらえるので、その後の英語学習にも役立つでしょう。
英語学習のモチベーションになる
英語学習は目標がなければ長続きしません。
テストに挑戦する、高得点を取るなどの目標があると、モチベーションが上がるでしょう。
また、テストに向けて行う対策の一つ一つが日々の英語学習の目標にもなります。
そのため、これまで以上に勉強がはかどるはずです。
就職や転職の際に役立つ
スピーキングテストは履歴書に書ける資格です。
就職や転職時にアピールすることで、英語学習に対する意識の高さをアピールできるでしょう。
とくに応募先が英語を使う企業の場合は、自分の英語力が武器になりますよ。
まとめ
今回は、英語力を測定するスピーキングテストについてご紹介しました。
スピーキングテストは、これからますます需要が高まってくるでしょう。テストに挑戦することで、英会話力の強化にもつながります。
スピーキングテストには、さまざまな種類があります。
初心者でも受けやすいテストもあるので、自分に合ったテストを探してぜひ挑戦してみてください。