長寿大国日本では、少子高齢化の影響でお年寄りが増えています。
その結果医療費が増加しているのに深刻な人材不足で医療現場が悲鳴を上げているほど、様々な医療系の仕事の需要が高まっています。
景気に左右されにくい医療職だからこそ、どんな資格があるか理解してから資格取得のための勉強をしていきましょう。
自分が仕事をやってみたいと思い将来性のある医療系の資格を紹介します。この情報であなたの迷いが無くなれば幸いです。
自宅でも取れる医療系の資格でどんな職場で働けるのか?
医療系の資格を取得することでどんな職場で働けるか見ていきましょう。
自分が働きたい業種の資格を取得することで、やりがいを感じて仕事に取り組むことができます。
病院や個人クリニック
医療系の資格を取得した人が働く場所として一番需要が多いのが病院や個人クリニックです。
医師や看護師や薬剤師だけでなく、理学療法士・作業療法士・放射線技師など、患者を治療するために必要な資格を取得すれば、総合病院でも個人クリニックでも働くことができます。
介護施設
介護施設で働くときに必要な資格は、
- 介護福祉士
- 社会福祉士
- ケアマネージャー
などがあります。
介護福祉士は介護施設などで、自分自身が介護職員として介護の業務を行うことができる専門職です。
社会福祉士は日常生活をすることに問題がある人から受け付ける様々な相談に対して、アドバイスや指導や援助を行なう専門職です。
ケアマネージャーは介護サービスの計画を作成したり、対象者の家族などと連絡調整なども行う仕事です。
介護施設で働くときに活かされる資格は、国家資格から民間資格まであるので、難易度が簡単なものから、専門学校や大学に行かないと取得するのが難しい資格もあります。
薬局やドラッグストア
医療系の資格を取得すると薬局やドラッグストアで有資格者として扱われて仕事をすることができます。
薬剤師になるには大学に6年間通わなければいけないので現実的ではありません。
おすすめの資格が「登録販売者」です。この資格は薬のスペシャリストとして一般用医薬品の販売ができる専門の資格です。
薬局やドラッグストアで販売している第二類・第三類医薬品の販売の対応をすることができるので、この資格があれば採用される可能性が高まるだけでなく、お店の戦力になって働くことができます。
[ad#ad-1]おすすめの医療系の資格とは?
医療系の資格には医療従事者の仕事をするための資格だけでなく医療事務の資格を取得して事務職の仕事をすることもできます。ここではおすすめの医療事務の資格を紹介します。
医療事務技能審査試験
医療事務の仕事で活かすことができる基本的な知識とスキルを身につけることができるおすすめの資格です。
しっかり勉強することで比較的容易に合格できる資格なので、医療事務の資格を初めて取得する人におすすめの資格です。
この資格を取得することで自分のスキルアップだけでなく、医療事務の就職や転職に有利になる資格です。
医療事務管理士技能認定試験
医療事務の仕事をするときに必要になる保険制度に関する知識や、医療費の算定や請求の知識などの基礎知識を得ることができる試験です。
この資格を取得すれば医療事務の即戦力として働くことができると見なされるので難易度が高めに設定されています。筆記試験の他に実技試験も行われます。
診療報酬請求事務能力認定試験
医療事務の仕事の中で最も高いレセプトを作成する業務の能力の有無を確認することができる資格です。
病院事務で作成するレセプトは診療報酬明細書などの作成する仕事です。
医療保険事務資格試験の最難関と言われていますが、この資格を取得しておけば病院での事務業務に役立つので、やりがいを感じながら仕事をすることができます。
医療事務資格はすべて民間資格
ここでご紹介した医療事務は全て民間資格になります。
医療従事者になるための資格は国家資格が多いですが、医療系でも事務の仕事は民間資格が多いからこそ、資格としての全体評価が低くなってしまう傾向があります。
そのため医療事務の資格が意味ないと言われることもありますが、全て意味が無いわけではなくメリットもあることを理解してください。
民間資格でも医療事務の仕事で必要な知識を得ることができるので、就職や転職が有利になります。
だからこそ周りの意見に振り回されずに、民間資格を取得することをゴールとせずに、試験勉強したときに得た知識を活かして仕事をするようにしてください。
まとめ
このように医療系の資格を取得することで色々な職場で働くことができます。病院でなくても介護施設やドラッグストアでも給料アップに繋がる資格があります。
どの資格も取得するまでに時間や労力が必要ですが、それだけやりがいを感じて働くことができるメリットがあります。
だからこそ医療系の仕事に興味がある人は、どの資格がどのくらいの難易度があるかしっかり見極めて、確実に資格が取得できるように検討してみることをおすすめします。