禁煙をしているとどうしようもないほどの眠気に襲われることがあります。これは禁煙の離脱症状の一つですが、その原因は何でしょうか?そして眠気が襲ってきた時の効果的な対策法もご紹介しています。
禁煙での眠気は、禁煙をはじめると必ずといってもいいほど起きる症状の一つです。。これは喫煙年数によっても変わってきますが、酷い場合になると生活に支障もきたします。そうならないうちに対策をしていきましょう。
なぜ起きる?禁煙での眠気の原因とは?
禁煙による身体的変化や生理的変化は様々ですが、喫煙者が禁煙を始めると多くの人が突然眠気に襲われます。
その禁煙での眠気の原因とは、ニコチンにあります。
タバコを喫煙している状態だと、脳内にニコチンが送り込まれ神経伝達物質であるアセチルコリンが交感神経・副交感神経に作用し、興奮や脳内の覚醒・抑制などが起り脳が常に活発に活動します。
ですが、禁煙をすると今まで脳内に送られていたニコチンが送られなくなり、興奮や脳内の覚醒作用が起きなくなって脳内が活発にならないので突然眠気に襲われたりします。
いわゆる「タバコ脳」のままになっていて、脳にニコチンが不足しているため引き起こされるのがこの眠気です。
ニコチンによる脳の覚醒作用を利用し活動していた人などは、この眠気が起こり特に日中は眠気がひどいです。
ニコチンに頼りきっていた依存状態が断ち切られることによって起こります。この眠気は、タバコからの離脱症状で禁断症状の代表とされています。
またニコチンが原因であることから、喫煙期間が長ければ長いほど脳が覚醒し依存状態にあったはずなので、眠気が強かったりなどします。喫煙期間の長さにより、眠気がひどくなったりするので注意が必要です。
特に車の運転などの際には十分注意してください。
[ad#ad-1]禁煙での眠気はいつまで?
禁煙によって引き起こされる禁断症状である眠気は、3週間程と言われていますが実際は人それぞれです。禁煙による最初の離脱症状が発症するピークは、大体3週間が目安とされています。
禁煙を始めてから3日後に発症する人や2,3週間してから発症する人中にはいるので一概に期間は言えないです。
どれくらいの期間喫煙してきたか、どのくらいの量を吸っていたかにより症状の強さや禁断症状の日数が違います。
禁断症状が無くなったり、少なくなったと感じ始めるのは大体2,3週間程度が多いです。
ですが先程述べたように人それぞれなので、長い人では1年以上に渡り続く場合があります。脳内でニコチンを欲しがっている状態が禁断症状(眠気)に繋がっているので、その状態が落ち着くまでは眠気や他の禁断症状に襲われることになります。
また、目安の3週間過ぎれば症状が改善されると思って禁煙するとなかなか上手くいかないので、「時間が解決する」というふうに気軽に考えないと禁煙が成功せず、再び喫煙してしまう場合があります。
なので眠気が治まる時期は、人それぞれなので目安を意識せず「禁煙できたらラッキー」程度に考えると眠気を意識せず禁煙出来やすくなります。
禁煙での眠気の対策方法とは?
禁煙による眠気の対策方法には、いくつかあります。すぐにできる方法なので試してみる価値ありです。
カフェインを摂取
コーヒーやお茶などに含まれているカフェインを摂取することです。カフェインを摂取して脳内を活性化し眠気を感じさせないようにします。
ですが、カフェインの効果が出るのは摂取後30分からなので摂取のしすぎによる寝不足や寝すぎが起こる場合があるので十分注意が必要です。
寝てしまうのも方法
どうしても眠いときは寝た方が症状が和らぎます。ただ日中はお仕事されている方もいるので、寝る環境にあればの話ですが。
眠気に襲われたときは、長時間睡眠するのではなくおよそ15分から30分程度だけの短時間睡眠をすることで、眠気が覚めスッキリします。
そして日中などに起こる眠気対策としては、食後に15分程度積極的に寝ることが対策となります。
すると眠気が和らぎ、仕事中などに眠気があまり起きないようになってきます。
昼寝や食後に睡眠がとれない人は出来るだけ就寝時間をいつもより早め、十分な睡眠をとるように心がけます。
ガムやニコチンパッチで症状緩和
禁煙グッズを活用することも効果的な方法です。具体的には、ニコチンパッチやガムなどで症状を和らげることが効果的です。
対策方法はたくさんありますが、自分に合った方法を試すようにします。長く症状が続く場合があるので、根気強く対策を続けると症状が改善されてきます。
禁煙での眠気の原因とすぐにできる3つの対策方法とは?のまとめ
禁煙の眠気は本当に辛い症状でもありますが、タバコのことを感がなくても良い時間ともいえますので、もし可能であれば寝てしまう方が、楽に禁煙できるかもしれません。