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睡眠はホルモンと密接に関係している!分泌を促す効果的な方法とは?

睡眠

睡眠とホルモンの関係って何?「なかなかよく眠れない…」このような悩みを抱いていませんか?慢性的に睡眠不足の状況に陥ると注意力散漫になりがちです。その結果仕事でミスするなど、日常生活に深刻な影響をもたらすかもしれません。

睡眠のメカニズムはいろいろと解明しつつあります。その中でも睡眠はホルモンの分泌と密接に関係しているといわれています。

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睡眠とホルモンの関係は?眠りのメカニズムに迫る


私たちが眠たくなって、眠りに落ちるのに密接に関係しているといわれているのがホルモンです。

ホルモンが分泌されることで私たちは眠ります。

ここでは睡眠とホルモンの分泌との関係について、詳しく見ていきます。

睡眠とホルモン分泌の関係について解説

私たちの体内ではいろいろなホルモンが分泌されていますが、その中には睡眠と密接に関係するホルモンもあります。

まず入眠時には睡眠を促進するホルモンが盛んに分泌されます。

そして朝起きる時に睡眠から目覚めるために、これまた別のホルモンが分泌されます。

これが一定のサイクルで行われるために、一定時間私たちは眠れるわけです。

睡眠とホルモンの種類を紹介

睡眠と密接にかかわっているホルモンは主に3つあります。

その3つのホルモンとは、以下の通りです。

  • メラトニン
  • コルチゾール
  • 成長ホルモン

メラトニンとは、脳の松果体というところから分泌されているホルモンです。

メラトニンとは性腺を抑制し、深部体温を下げる働きがあります。

こうして睡眠に入る準備をするホルモンです。

メラトニンは網膜が受ける光の量をベースに分泌量を決めるといわれています。

朝日差しを浴びて、夜に向かって日が暮れ光の量が少なくなるとメラトニンが分泌されます。

またメラトニンは日光を目に受けてから15時間前後経過しないと分泌されないのも特徴の一つです。

ですから夜メラトニンをしっかり分泌して眠たくなるためには、朝太陽の光をしっかり受け継古都が大事です。

コルチゾールは覚醒準備に関係するホルモンです。

副腎皮質で分泌されていて、睡眠中はあまり分泌されません。

そして午前3時ごろになると徐々に分泌されるようになって、起床30~60分経過したところでその分泌量はマックスに達します。

覚醒直後に大量に分泌されるのは、ストレスに対する準備をさせる意味合いがあるようです。

コルチゾールにはストレスに対処する働きもあります。

もし眠る前にストレスのかかることをあれこれ考えているとコルチゾールが活発に分泌されるので、なかなか寝付けなくなってしまいます。

最後の成長ホルモンはその名の通りで、体を成長させるためのホルモンです。

成長ホルモンは脳にある下垂体から分泌されています。

大人でも成長ホルモンは分泌されていて、傷ついた細胞の修復や肌の張りに密接に関係しているといわれています。

成長ホルモンは深い睡眠に入ると分泌されることがわかっています。

昔から「寝る子は育つ」といわれますが、成長ホルモンが関係しているようです。

逆に眠りが浅く熟睡できない、もしくは眠れない状況が続くと成長ホルモンはあまり分泌されなくなります。

睡眠ホルモンと時間の関係について


睡眠に関わるホルモンの分泌を活発にすることで、ぐっすり眠れたり、朝スッキリ起きられたりします。

そしてホルモンの分泌は、時間と大きく関係しているといわれています。

睡眠ホルモンと時間の関係を正確に理解すれば、どのタイミングで眠ればいいかも見えてきます。

メラトニンの分泌されるタイミング

眠りに入り、睡眠を維持するために欠かせないホルモンといわれているのがメラトニンです。

メラトニンが眠る前に盛んに分泌されないとなかなか寝付けなくなってしまいます。

メラトニンは朝起きて光が目に入ってきてから、個人差があるものの14~16時間も経過すると分泌されるといわれています。

たとえば朝7時に起きた場合、メラトニンの分泌が高まるのは大体夜の9時から11時にかけてになります。

朝起きて活動し、夜になると眠たくなるのにも納得いくでしょう。

メラトニンの分泌が盛んになると心身ともにリラックスした状態になり、入眠環境が整うわけです。

このようにメラトニンは光をどの程度浴びたかによって、分泌量が変わってきます。

もし夜になっても照明の付いた部屋にいるなど、光を多く浴びる環境にいるとメラトニンがなかなか分泌されません。

すると眠りのリズムがくるってしまって、なかなか寝付けなくて慢性的な睡眠不足の状況に陥ってしまいます。

成長ホルモンの分泌されるタイミング

成長ホルモンが盛んに分泌されれば、美容や健康にプラスの効果が期待できます。

成長ホルモンが盛んに分泌されるタイミングは、睡眠から90分経過した段階です。

私たちは深い睡眠であるノンレム睡眠と浅めの眠りであるレム睡眠を繰り返しているといわれています。

眠りに入った最初はノンレム睡眠、しかも1回の睡眠の中でも最も深い睡眠になるといわれています。

ですから入眠直後、深い睡眠がとれるかどうかに成長ホルモンの分泌は関わっているといえます。

成長ホルモンと密接に関係する話として、「22時から翌日2時にかけてがゴールデンタイム」という話を聞いたことはありませんか?

22時に眠らないと美肌にならないと思っている人もいるかもしれません。

これは22時から2時にかけて、成長ホルモンの分泌がマックスに達するからです。

しかし最近の研究を見てみると、22時から2時にかけて必ずしも成長ホルモンが活発に分泌されているとは限らないことがわかりつつあります。

たとえ毎日22時に眠っていたとしても、最初の眠りが浅ければ成長ホルモンはあまり分泌されていません。

いつ眠るかではなく、寝入りばなにいかに深い眠りにつけるかが成長ホルモンの分泌では重要です。

あまり時間にこだわり続けるのは、やめたほうがいいでしょう。

女性特有の不眠がある!


女性の方で、特定の時期になかなか寝付けずイライラしたことはありませんか?

もし心当たりがあれば、これもホルモンが関係しているかもしれません。

女性は毎月、ホルモンバランスが変化します。

それによっていろいろな症状が現れることもありますが、その一環として睡眠障害があります。

睡眠トラブルと女性ホルモンの関係

睡眠に限らず、女性の体調には女性ホルモンが関係しています。

女性ホルモンには2種類あってエストロゲンとプロゲステロンです。

まずエストロゲンとは卵胞ホルモンのことです。

卵巣内にある卵胞を成熟する働きのあるホルモンで、妊娠の準備のために働くホルモンです。

そのほかにも血管をしなやかにする、肌ツヤをよくする、骨密度の維持など妊娠以外にも重要な役割を果たすホルモンです。

月経が終了してから排卵日にかけて活発に分泌されます。

一方プロゲステロンは黄体ホルモンとも言われ、受精卵が着床しやすいように子宮内膜を整えたり、乳腺を発達させたりする働きがあります。

こうすることで妊娠が成立しやすい環境づくりを進めるホルモンです。

そのほかにも食欲増進や眠気などをもたらすこともあります。

プロゲステロンは排卵日から月経開始前までの期間に分泌量が多くなります。

睡眠とホルモンランスの関係について

女性で「イライラしてなかなか眠れない」と思うのは、生理前ではありませんか?

これはホルモンバランスの変化が大きく関係している可能性が高いです。

生理前は先ほども紹介したようにプロゲステロンの分泌量が優位になります。

プロゲステロンには眠気を催す働きがあるので、1日中眠気を訴える人が多いです。

しかしその反面、眠れないという症状を訴える女性も結構います。

これは体内時計がずれていることが原因ではないかと指摘する専門家も少なくありません。

体内時計の専門家の中で、月経の前は体内時計が後ろ倒しになる傾向がみられるという人がいます。

つまりいつもよりも眠たくなる時間が変わってくるので、眠るタイミングを逃してしまって眠れなくなってしまうのでしょう。

私たちが眠気を催すのは、深部体温が下がってくるからです。

ところがプロゲステロンには体温を上昇させる働きがあります。

深部体温も低くなりにくく、このことが眠りにくくしているのではないかとみられています。

更年期と睡眠障害の関係

女性にとって避けられないのは、更年期です。

更年期の際にはいろいろな症状があらわれ、人によっては日常生活に支障をきたすほどの重たい症状に悩まされている方もいます。

更年期は女性ホルモンの分泌量が大きく低下し、ホルモンバランスが崩れることで不眠を引き起こす場合もあります。

女性ホルモンの分泌量が低下することで、自律神経が乱れやすくなります。

更年期障害の症状の中でも代表的なものとして、ホットフラッシュがあります。

ホットフラッシュとはほてりやそれに伴う発汗ですが、これは自律神経のコントロールがうまくいかなくなっていることが原因です。

ホットフラッシュが夜間に起きると、ほてって眠りにくくなります。

中には動悸や不安に襲われて、全く眠れなくなる人もいます。

精神的に追い詰められるほどに不眠に悩まされているのであれば、医療機関で診察や治療を受けたほうがいいでしょう。

睡眠とホルモンに関わる薬もある


「なかなか眠れない」という悩みを抱えている人に対して、いろいろな治療法がすでに確立されています。

その中の一つに、睡眠薬が挙げられます。

睡眠薬は多くの人が眠れなかったときの有効な手立てとして、連想するでしょう。

ところでこの睡眠薬、含まれている成分によって睡眠にいざなうメカニズムは若干異なります。

そして睡眠薬の中には、ホルモンに作用して睡眠しやすい環境を作るような作用のあるものも見られます。

今回紹介するロゼレムはそのようなホルモンに作用する睡眠薬の一種です。

ロゼレムには総睡眠量を増加できるといわれているので、不眠で慢性的な睡眠不足に悩まされている人はおすすめです。

ロゼレムが睡眠薬になる理由

ロゼレムはいわゆるメラトニン受容体作動薬の一種です。

睡眠ホルモンの一種といわれているメラトニンの受容体が、私たちの体内にはあります。

ロゼレムはこの受容体に作用する効果があるといわれています。

メラトニンを効率的に受容できる環境を整え、自然に近い形で睡眠にいざなう効果が期待できます。

不眠症の中でもなかなか寝付けないという人も多いでしょう。

このような入眠困難で悩まされている人には、ロゼレムは高い効果が期待できるといえます。

ロゼレムのメカニズムについて解説

もう少し詳しくその仕組みについて解説していくと、メラトニンは脳にある松果体から分泌されています。

メラトニンは通常夜になると多く分泌されるようになり、体温を下げたり体内時計を調整したりすることで睡眠への準備を進めます。

メラトニンが作用するためには、メラトニン受容体に作用しなければなりません。

メラトニン受容体として、MT1受容体やMT2受容体があるのですがロゼレムはこれらの受容体を刺激する作用があるといわれています。

その結果、生理的睡眠といって自然に近い形で眠りに就けるようになるわけです。

入眠困難などの改善効果の認められている薬です。

ロゼレムの副作用は?

入眠しやすくなるロゼレムを睡眠薬として使用したいと思う人もいるでしょう。

しかし薬の一種なので、副作用のリスクについても理解しておく必要があります。

具体的にはめまいや頭痛などの精神神経症状や便秘や吐き気などの消化器症状などが起きるかもしれません。

そのほかには発疹などの皮膚疾患が発症する場合もあります。

もしこのような副作用に思い当たる節があれば、速やかに使用を中止し医者の診察を受けたほうがいいでしょう。

ロゼレムを摂取して蕁麻疹や血管浮腫が起こり、アナフィラキシーショックのような症状も起こりえますは、こちらは非常にレアなケースと思ってください。

睡眠はホルモンと密接に関係している!分泌を促す効果的な方法とは?のまとめ

私たちの体内にはいろいろな種類のホルモンが分泌されていて、心身両面で機能しています。

そして今回紹介したように、睡眠に関係するホルモンもいろいろと分泌されています。

睡眠の質やタイミングによって、ホルモンの分泌量も影響を受けます。

しっかり眠ることでホルモンの分泌を活発にし、健康的な肉体を維持しましょう。

またどうしても眠れない場合には、睡眠薬を使って眠りやすい環境を作るのも一つの方法です。

睡眠薬の中には、睡眠に関係するホルモンに作用することで眠りに入りやすくするような薬も見られます。

このような睡眠薬を不眠で悩まされているのであれば、取り入れてみるのも一考です。

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