クレジットカードは後払いシステムなので、手元に現金がなくても欲しいものをすぐ購入できるのがメリットです。しかし後日代金を支払わないといけません。
もし期日までに代金が支払えないと滞納扱いになってしまいます。
ここではカード滞納した場合にどのような不都合が待っているのか、延滞しそうになった場合どう対処すべきかについて解説します。
実際に滞納しそうな場合の参考にしてください。
クレジットカード滞納した場合どうなる？
期日までに代金が支払えず、クレジットカード滞納したらどうなるのでしょうか？
以下で詳しく見ていきますが、基本的にデメリットしかないと思ってください。
カードが使えなくなる
まずクレジットカード滞納すると、そのカードが利用できなくなる恐れがあります。
特に公共料金や携帯代金をクレジット決済にしている場合、決済ができなくなってこちらも滞納扱いになってしまいます。
ただしきちんと代金が支払われ、カード会社が確認すればカードは再び利用できるようになるでしょう。
遅延損害金が発生する
通常は自分がショッピングで使った代金だけを支払えばいいのですが、カード滞納すると遅延損害金が上乗せされます。
一種の利息のようなもので、レンタルサービスにおける延滞料金のようなペナルティと考えるといいでしょう。
遅延損害金は代金が支払われるまで利息のようにずっと上乗せされます。
つまり滞納期間が長引けば長引くほど、遅延損害金も膨れ上がっていくわけです。
カード滞納するとブラックリストに載る
信用情報にはクレジットカードやローンの契約状況、申し込み状況のほかに直近の返済履歴が記録されています。
もし滞納すれば、その記録ももちろん残されます。
滞納が複数記録されていれば、期日通りに返済できない信用力に難のある人と思われかねません。
すると今後クレジットカードを新たに作ったり、ローンを組んだりするのに不利に働きかねません。
とくに2～3カ月以上滞納を続けると、悪質な延滞として事故情報が掲載されるかもしれません。
いわゆる「ブラックリストに載った状態」で、こうなってしまうとクレジットカードも持てなくなりますし、ローンもまず組めなくなります。
[ad#ad-1]クレジットカード滞納しそうになった場合の対処法
想定外の出費がかさみ手元にお金がない、しかしクレジットカードの支払期日が近づいている場合、このままいくと滞納は免れません。
そんな時にどう対処すればいいかについて、ここで解説します。
基本的にカード会社に対して誠実な対応を心がけることが大事です。
カード会社にコンタクトを取ること
クレジットカードの代金が支払えなかった、うっかり忘れていて期日を過ぎてしまった、引き落としの場合口座に十分な残高のなかった場合、すぐにカード会社に連絡をとって下さい。
またこのままいくと期日までに支払いができそうにないことが発覚したら、期日前にカード会社に連絡しても構いません。
もしこのままいくとカード滞納しそうな場合、支払方法の見直しを相談してみるといいでしょう。
「いつまでなら支払ができる」、もし全額支払いが難しければ、「月々いくらまでなら都合がつく」などと正直に自分の置かれている状態を話してみるといいでしょう。
悪質なカード滞納は裁判も
カード滞納したことに引け目、後ろめたさを感じて、滞納者の中には逃げ回る人もいるようです。
期日までに入金が確認されなければ、電話がかかってくるはずです。
また督促状が自宅に郵送されます。
電話に出ない、督促状が届いても無視し続けることはもっともやってはいけないことだと思ってください。
カード会社にとって入金されなければ、立て替えた代金がまるまる損失になってしまいます。
どのような手を使っても、支払いを求めてきます。
最終手段として、裁判所に申し立てを行って法的手続きをする可能性が高いです。
場合によってはあなたの財産を差し押さえられることもあり得ます。
財産がなければ、給与を差し押さえることになって、会社に滞納していることがばれる可能性すらあります。
カード会社が泣き寝入りすることはないので、早めにカード会社にコンタクトを取って善後策を相談したほうがいいでしょう。
支払いが難しければ専門家に相談を
もしどうやってもクレジットカードの支払いができそうになければ、弁護士などの専門家に相談することも検討しなければなりません。
クレジットカード滞納など、債務の問題を抱えている人のために債務整理という方法もあります。
債務整理を利用すれば返済可能なレベルに債務を圧縮する、もしくは自己破産で借金をチャラにする方法も取れます。
債務整理専門で受け付けている弁護士もいますので、どうすればいいか専門家のアドバイスを受けましょう。
まとめ
クレジットカード滞納すると、信用情報に傷がつくなどいいことは何もありません。
また支払いができないからといって逃げ回っていると、最終的にカード会社は裁判で法的手続きを取ってくる場合もあります。
滞納したら、速やかにカード会社に連絡することが大事です。
またどうやっても支払いできそうになければ、弁護士に相談して債務整理を視野に入れることも考えないといけません。
