グローバル社会を生きるためには、世界共通語としての英語の習得が欠かせません。
大人になってからの習いごととして、英会話を始めている方・始めたいと考えている方も多いのではないでしょうか。せっかくならば学んだ英会話を生かして資格を取りたいと考える方向けに、今回は英語に関する資格を5つご紹介します!
観光英語検定
観光英語検定は、旅行や観光の分野で必要な英語力を評価する資格であり、インバウンド需要が高まる中で、注目が集まっている資格でもあります。
この資格に合格するためには、学生時代に習った英語だけでなく、旅行や観光の場面で使用する専門的な用語や言い方などが含まれた英語も習得する必要があります。資格を取ることで、旅行会社やホテルなどの就職に役立ったり、企業内での優遇が受けられたりするため、英語を使った仕事をしたい方には特に役立つ資格です。
試験の内容はリーディングとリスニングがあり、受験級は、1級、2級、3級があります。
3級の合格率は、平均で50パーセント前後です。
TOEIC Speaking & Writing Tests
TOEICにはいくつかの種類がありますが、英会話で身に着けた話す力やコミュニケーション力を生かした資格を取りたい方には、こちらの受験がおすすめです。
受験対象者は、英語学習初心者から中級者までとなっているため、英会話を習い始めてから間もない方でもチャレンジできる資格です。スピーキングテストが約20分間で200点満点、ライティングテストが約60分間で200点満点、合計400点満点でレベルが測られます。
Speaking & Writing Testは、TOEIC総受験者の1.5パーセントではありますが、実際に英語を使いたい場合は「話す力」を身に着けることは欠かせません。
また、ビジネスで役立つ英語力を身に着けたいという方には、TOEIC Listening & Reading Testの受験をおすすめします。
TOEICテストとは一般的にこちらのListening & Reading Testを指し、総受験者の90パーセントを占めています。一定のスコアがビジネスでの昇進の要件として示されたり、高いスコアを保持していると大学受験で有利になったりする、役立つ資格です。
Speaking & Writing TestsとListening & Reading Testの2つを合わせて受験すると、受験のための勉強をしていく中で、話す・聞く・読む・書くのすべての英語力が高まるため、合わせての受験もおすすめです。
実用英語技能検定
実用英語技能検定は、いわゆる英検と呼ばれる認知度の高い資格で、中学初級程度の5級から大学上級程度の1級まで、7つの受験級があります。
小学生から社会人まで幅広い年齢の方が、自分のレベルに合わせた受験級を選択できます。
試験は、リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの4技能のバランスを重視したもので、出題される内容は日常生活に関することから社会的な題材までさまざまです。3級以上は1次試験と2次試験に分かれており、2次試験ではスピーキングの試験が行われるので、3級以上を受験する方は、そちらの対策もしっかりと行いましょう。
年に3回、全国の会場で受験が可能であるため、受験がしやすいこともメリットです。
[ad#ad-1]国連公用語・英語検定
国連公用語・英語検定は、英語を使って国際的に活躍するための資格です。
英会話を始めて時間がたち、かなり実力がついてきたという方におすすめです。
受験資格は特になく、学生からシニアの方まで幅広く受験ができ、受験級はE級から特A級までの6つがあるため、自分のレベルに合わせた受験級を選択できます。
試験問題の特徴としては、国連の活動内容に沿った時事問題が多く出題される傾向があります。
受験当日までにコツコツと英字新聞などを読み、対策をしておきましょう。
翻訳実務検定
翻訳実務検定は、翻訳を仕事にしたいと考える、上級者向けの資格です。
試験期間の5日間という限られた時間の中で、辞書・書籍・ネットなどを活用しながら、答案の訳文を作成します。
実際の案件に対応できる高い翻訳能力が求められ、毎回の合格率は10パーセント未満と難易度の高い資格です。
この資格に合格すると、「翻訳実務士」に認定され、翻訳者養成を行う企業であるサン・フレアに、プロの翻訳者として登録できます。
難易度の高い資格ではありますが、誰でも何度でも挑戦することができるので、翻訳を仕事にしたい人、自分の実力を試したい人におすすめの資格です。
まとめ
今回は、英語に関する資格を5つご紹介しました。
今回紹介した資格を取得するためには、英会話だけでなく、リスニングやリーディングの勉強も必要になります。しっかりと対策を立ててコツコツと勉強することで、資格取得や高スコアの獲得が可能です。
英会話を学んでいる方・これから学びたいと考えている方は、英語に関する資格取得を目指し、さらに自分の世界を広げてみるのはいかがでしょうか。